ディーエムエスJP:9782

時価総額
¥232.4億
PER
ダイレクトメール事業、物流事業、セールスプロモーション事業、イベント事業、賃貸事業を展開し、各種サービスを提供。

事業内容

ディーエムエスは、ダイレクトメールを中心としたメーリングサービス業務を主な事業として展開しています。具体的には、ダイレクトメールの企画・制作から発送、アフターフォローまでをトータルサポートしています。顧客企業から預かった宛名データを基に、封入・封緘作業を行い、郵便・宅配事業者を通じて発送します。

物流事業では、通販商品の出荷代行やキャンペーン景品の配送、販促品の保管管理発送などを行っています。ディーエムエスは自社内の物流センターで、入荷検品や流通加工、バーコード管理、出庫、仕分け、梱包作業を一括して行い、効率的な物流サービスを提供しています。

セールスプロモーション事業では、企業の販売促進活動をサポートしています。具体的には、SP助成物の企画・制作、情報誌編集、キャンペーン企画、グッズ・ノベルティの開発、マーケティングリサーチ、テレマーケティング、ウェブマーケティングなど、多岐にわたるサービスを提供しています。

イベント事業では、スポーツ、ビジネス、文化など多様なイベントの企画から実施、アフターフォローまでをサポートしています。ディーエムエスは、消費者と企業の双方のニーズに応じたイベント運営を行い、参加者に満足度の高い体験を提供しています。

賃貸事業では、ディーエムエスが所有する不動産を賃貸しています。この事業は、他の事業と異なり、安定した収益源としての役割を果たしています。ディーエムエスは、これらの多様な事業を通じて、顧客企業のニーズに応えるサービスを提供しています。

経営方針

ディーエムエスは、成長戦略として「総合情報ソリューション企業」への進化を掲げています。デジタル技術の進展に伴い、ダイレクトメールを中心とした既存事業に加え、デジタル分野での新たなビジネスモデルの創出を目指しています。これにより、顧客企業と生活者の良好な関係構築をトータルサポートし、企業価値の向上を追求しています。

同社は、物流とセールスプロモーション・イベント事業をダイレクトメールに次ぐ「第2・第3の事業の柱」と位置づけています。物流事業では、EC市場の拡大を捉えた効率化を進め、セールスプロモーション事業では、企画設計ノウハウやイベント事業との複合サービスを展開し、収益性の向上を図っています。

ディーエムエスは、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定し、売上高280億円、営業利益13億円、当期純利益9億円を目指しています。また、株主資本コストを8%と認識し、資本収益性の確保を目指し、最終年度の目標ROEを5.6%と設定しています。

同社は、デジタルトランスフォーメーションの推進を基盤戦略とし、デジタルとリアルの融合を図っています。これにより、事業の付加価値と生産性の向上を目指し、次世代人材の育成や組織変革の機会を創出しています。また、サステナビリティやSDGsへの取り組みも積極的に進めています。

ディーエムエスは、健康経営の推進にも注力しています。働く人々の健康増進を通じて、生産性の向上と組織の活性化を実現するため、企業全体で健康づくりに取り組んでいます。具体的な活動として、運動や食生活の改善を支援しています。