札幌臨床検査センターJP:9776

時価総額
¥83.1億
PER
12.2倍
臨床検査の受託業務、調剤薬局の運営、医療機器の販売・保守、ソフトウェアの開発・販売を手がける。

事業内容

札幌臨床検査センターは、複数の子会社と共に事業を展開しています。主な事業セグメントは臨床検査事業、調剤薬局事業、医療機器販売・保守事業、その他の事業です。これらの事業を通じて、医療機関や患者に多様なサービスを提供しています。

臨床検査事業では、札幌臨床検査センター、帯広臨床検査センター、札幌ミライラボラトリーが病院などの診療に必要な臨床検査を受託しています。また、札幌メディ・キャリーは検体の集荷と結果報告を担当しています。

調剤薬局事業では、札幌臨床検査センターが49店舗の調剤薬局を運営し、医薬品の卸売販売も行っています。これにより、地域の医療ニーズに応えています。

医療機器販売・保守事業は、アクテック株式会社が担当しています。高度医療機器から福祉用具まで幅広く取り扱い、修理や保守も行っています。札幌臨床検査センターは、アクテックから機器を購入し、保守契約を結んでいます。

その他の事業として、札幌臨床検査センターは臨床検査システムなどのソフトウェアの開発、販売、保守を行っています。これにより、医療機関の効率化を支援しています。

経営方針

札幌臨床検査センターは、医療業界における信頼性を基盤に、持続的な成長を目指しています。同社は、臨床検査事業と調剤薬局事業を中心に、地域社会に貢献しつつ企業価値の向上を図っています。特に、品質管理と安全管理を重視し、病院や患者からの信頼を得ることを経営の原点としています。

同社の成長戦略は、業務の拡大と効率化を通じて企業競争力を高めることにあります。新規顧客の獲得や既存顧客との関係強化、新規店舗の出店、M&Aによる事業拡大を推進しています。また、医薬品や機材の販売拡大、開業支援のトータルプランニングを通じて、各事業の相互拡大を図っています。

さらに、札幌臨床検査センターは、集合型研修の見直しやキャリア別の教育・研修制度の導入により、人材育成にも力を入れています。これにより、企業全体のスキルアップを図り、持続的な成長を支える人材基盤を強化しています。

同社は、売上高経常利益率5.0%、自己資本利益率(ROE)8.0%を目標に掲げ、業務改革や経費削減に取り組んでいます。これにより、安定した財務状況の維持と持続的な成長を目指しています。