セントラル警備保障JP:9740

時価総額
¥439.3億
PER
14.3倍
警備請負サービスを中心としたセキュリティ事業と、清掃業務や電気設備の保安業務を含む建物総合管理サービス及び不動産賃貸業を展開。

事業内容

セントラル警備保障は、主に2つの事業セグメントを展開しています。1つ目はセキュリティ事業で、常駐警備、機械警備、運輸警備などの警備請負サービスを提供しています。また、防犯機器の設置工事や販売も行っています。この事業には、関西シーエスピー、新安全警備保障、エスシーエスピーなどの子会社が関与しています。

2つ目の事業セグメントはビル管理・不動産事業です。ここでは、清掃業務や電気設備の保安業務を中心とした建物総合管理サービスを提供しています。また、不動産賃貸業も手がけています。建物総合管理には、CSPビルアンドサービスや関西シーエスピーなどの子会社が関与しています。

セントラル警備保障のセキュリティ事業の主要な契約先には、東日本旅客鉄道が含まれています。このように、同社は多様なサービスを通じて、幅広い顧客ニーズに応えています。

経営方針

セントラル警備保障は、成長戦略として「想い2030 ~連携して実現する~」という中期経営計画を掲げています。この計画のもと、同社は「Creative Security Partner」として、安全で快適な社会基盤の提供を目指しています。具体的には、セキュリティ事業を中心に事業拡大を図り、業務の効率化と合理化を推進することで、収益力の向上を目指しています。

同社の中期経営計画では、2026年から2030年までの期間を対象とし、最終年度には売上高900億円、営業利益54億円、営業利益率6.0%を目標としています。この計画の実現に向けて、セントラル警備保障は顧客やパートナー企業、社員、株主と連携し、持続的な成長を追求しています。

また、セントラル警備保障は、次世代警備サービスの提供を通じて、都市再開発プロジェクトにも積極的に参画しています。TAKANAWA GATEWAY CITYでは、警備員と技術を融合させた高度な警備サービスを提供し、街全体の安全を守る取り組みを進めています。さらに、地域の機械警備事業を強化するため、日本連合警備を連結子会社化しました。

環境面でも、セントラル警備保障はサステナビリティ活動の一環として、再生可能エネルギーの導入を進めています。2023年から一部事業所で再生可能エネルギーを使用し、2025年には東京研修センターでCO₂排出量実質ゼロを達成しました。今後も再生可能エネルギーの導入拡大を目指し、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。