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京都ホテルJP:9723
沿革
明治21年 |
(1888) |
前田又吉、京都ホテルの前身「京都常盤」を創業。 |
明治23年 |
(1890) |
4月、京都ホテル(当時通称 常盤ホテル)を開業。 |
明治24年 |
(1891) |
5月、ロシア皇太子ニコライ殿下(後の皇帝ニコライ2世)投宿。大津事件後、お見舞いのため明治天皇の行幸を受く。 |
明治28年 |
(1895) |
3月、常盤ホテルを改装し、正式名称を「京都ホテル」として新装開業。 |
昭和2年 |
(1927) |
6月7日、「株式会社京都ホテル」(資本金125万円)を設立。 |
昭和3年 |
(1928) |
2月25日、旧館跡地にルネッサンス様式の鉄筋コンクリート7階建洋館を新築し、営業を開始。 |
昭和12年 |
(1937) |
1月1日、長野県より「志賀高原温泉ホテル」の経営を受託。 |
昭和35年 |
(1960) |
6月30日、「志賀高原温泉ホテル」を分離独立させ、「㈱志賀高原ホテル」と改称。 |
昭和41年 |
(1966) |
5月10日、「洛陽食品㈱(京都商事㈱)」を設立。 |
昭和44年 |
(1969) |
3月1日、北館増築(客室数合計517室)。 |
10月1日、京都証券取引所に上場。 |
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昭和51年 |
(1976) |
1月14日、「京都ホテル実業㈱(粟田山荘)」設立。 |
8月3日、同社開業。 |
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昭和58年 |
(1983) |
11月1日、「からすま京都ホテル」開業(客室数258室、改装等により現在は231室)。 |
昭和63年 |
(1988) |
創業100周年を迎える。 |
5月12日、高槻ホテル実業㈱(たかつき京都ホテル)設立。 |
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平成2年 |
(1990) |
12月23日、「たかつき京都ホテル」開業(客室数115室)。 |
平成3年 |
(1991) |
1月1日、「京都ホテル」全面建替え計画のため休業に入る。 |
平成4年 |
(1992) |
5月29日、「京都商事㈱」を「京都ホテルサービス㈱」へ商号変更。 |
7月19日、「いばらき京都ホテル」開業(業務運営指導)。 |
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平成6年 |
(1994) |
7月10日、「京都ホテル」開業(客室数322室、改装等により現在は321室)。 |
平成12年 |
(2000) |
3月9日、「京都ホテル」土地及び建物等を日冷商事㈱に譲渡し、同社より賃借。 |
6月30日、「高槻ホテル実業㈱」清算。 |
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12月21日、「㈱志賀高原ホテル」清算。 |
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平成13年 |
(2001) |
3月1日、大阪証券取引所市場第二部に上場(京都証券取引所合併に伴う)。 |
11月22日、㈱ホテルオークラと業務提携契約締結。 |
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平成14年 |
(2002) |
2月1日、「京都ホテル(おいけ本館)」のホテル名称を「京都ホテルオークラ」と改称。 |
平成16年 |
(2004) |
7月1日、「有限責任中間法人おいけインベストメント」への基金拠出、及び「㈲おいけプロパティ(特別目的会社)」へ匿名組合出資を行う。 |
平成20年 |
(2008) |
4月1日、「京都ホテルサービス㈱」を当社に吸収合併。 |
平成21年 |
(2009) |
4月1日、「京都ホテル実業㈱(粟田山荘)」を当社に吸収合併。 |
平成23年 |
(2011) |
6月1日、「㈲おいけプロパティ」を当社に吸収合併。 |
7月16日、「一般社団法人おいけインベストメント」清算。 |
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8月22日、京都府立医科大学附属病院内に「レストランオリゾンテ」を開業。 |
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平成25年 |
(2013) |
7月2日、京都市左京区に大型レストラン「ザ・ガーデン岡崎」を開業。 |
7月16日、東京証券取引所市場第二部に上場(大阪証券取引所との市場統合に伴う)。 |
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平成26年 |
(2014) |
7月11日、京都市中京区に町家ラウンジ「京都ホテルオークラ新町1888」を開業。 |
平成28年 |
(2016) |
不採算店舗の整理により4館外店舗の閉店。2月京都ホテルオークラ1888(髙島屋京都店内)、7月新町1888、8月レストランオリゾンテ(京都府立医大病院店)、9月ザ・ガーデン岡崎。 |
平成30年 |
(2018) |
創業130周年を迎える。 |
令和3年 |
(2021) |
6月30日、粟田山荘を閉店(同年7月売却)。 |
令和4年 |
(2022) |
1月20日、「京都ホテルオークラ」の名称を「ホテルオークラ京都」と改称。 |
4月4日、東京証券取引所スタンダード市場へ移行(市場区分の見直しによる)。 |
事業内容
京都ホテルは、ホテル経営及びホテル付随業務を主軸とする事業を展開しています。この企業集団は、京都ホテル自体とその他の関係会社1社から構成されており、事業内容は単一セグメントに集約されています。つまり、京都ホテルの事業活動は、宿泊サービスの提供を核としつつ、それに付随する様々なサービスや施設の運営にも及んでいます。
具体的には、京都ホテルでは、顧客に対して高品質な宿泊体験を提供することに注力しています。これに加えて、ホテル内での飲食サービス、イベントの開催、会議室の提供など、ビジネス客や観光客のニーズに応じた多様なサービスを展開していると考えられます。また、ホテル付随業務としては、スパやフィットネスセンターの運営など、宿泊客の快適さを高めるための施設も充実している可能性があります。
京都ホテルの事業構造は、顧客に対して一貫した高品質なサービスを提供することにより、宿泊業界内での競争力を維持し、さらなる成長を目指していることを示しています。このように、京都ホテルは、宿泊サービスを中心に、顧客の満足度を高めるための幅広いサービスを提供している企業であると言えるでしょう。
経営方針
京都ホテルは、顧客満足を最優先とする経営方針のもと、ホテル業を通じて社会・経済の発展に貢献し、ステークホルダーに対する責任を果たすことを目指しています。同社は、宿泊サービスを核に、飲食サービスやイベント開催、会議室提供など多様なサービスを展開し、顧客に高品質な宿泊体験を提供することに注力しています。
経営環境においては、新型コロナウイルス感染症の影響から徐々に回復しつつあるものの、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化やエネルギー・原材料価格の高騰など、事業環境の不確実性は残る状況です。これに対応するため、同社は財務戦略の最適化、施設競争力の維持・強化、人員不足への対応を最重要課題として取り組んでいます。
具体的な成長戦略として、同社は全国旅行支援や水際対策の緩和を背景に、宿泊・レストラン売上の拡大を図っています。また、宴会部門では、感染対策の緩和による需要増を見込んでいます。2023年には創業135周年を迎え、様々な企画やイベントを実施することで、さらなる顧客獲得を目指しています。さらに、エネルギー・原材料価格の高騰に対応するため、販売価格の見直しも行っています。
このように、京都ホテルは、顧客満足度の向上と事業の多角化を通じて、厳しい経営環境の中でも持続的な成長を目指しています。同社の戦略は、顧客ニーズへの応答性と事業の柔軟性を重視することで、将来にわたる競争力の維持と強化を図ることにあります。