乃村工藝社JP:9716

時価総額
¥1017.9億
PER
30.2倍
乃村工藝社グループは、物販店、飲食店、百貨店、量販店、ショッピングセンター、企業PR施設、博物館、美術館、テーマパーク、ホテル、リゾート施設、博覧会、文化イベント等の集客環境づくりに関わる調査、コンサルティング、企画、デザイン、設計、制作施工、運営管理を展開。

沿革

年 月

事  項

1942年12月

・資本金75千円で東京都本所区(現 墨田区)に設立(商号 日本軍事工藝株式会社)

1943年1月

・大阪市南区に大阪出張所開設(1948年6月支店登記)

1945年12月

・株式会社乃村工藝社に商号変更

1946年9月

・百貨店の店内装飾、催事および新聞社、電鉄会社主催の展覧会業務を受注

1951年4月

・カラチ国際見本市、ハノーバー国際建築博覧会の海外展示プロジェクトを受注

1954年1月

・第1回日本国際見本市、第1回全日本自動車ショー(現 東京モーターショー)を受注

1961年10月

・奈良ドリームセンター、後楽園ゲームセンター、向ヶ丘遊園フラワーショー等大型余暇施設受注

1963年4月

・日本交通科学館、東芝科学館、東京科学技術館等の科学系博物館展示施設を受注

1966年10月

・本社を港区芝浦に移転

1970年3月

・日本万国博覧会(EXPO '70)において、テーマ館、政府館ほか主要パビリオンを受注

1971年3月

・札幌営業所開設(現 北海道支店)

1973年3月

・岡山営業所開設(2021年2月閉鎖)

1974年6月

・福岡営業所開設(現 九州支店)

1975年3月

・沖縄国際海洋博覧会において、海洋文化館、水族館、アメリカ館ほか主要パビリオンを受注

1978年3月

・北日本事業部開設(現 東北支店)

1984年9月

・新木場スタジオ新設

1984年1月

・㈱技研工芸社(1995年5月 ㈱ノムラ技研に商号変更)を株式取得により完全子会社化

1985年3月

・広島営業所開設(現 中四国支店)

・つくば科学博覧会(EXPO '85)において、テーマ館、アメリカ館ほか主要パビリオンを受注

・㈱乃村工藝社ピーオーピー広告事業部(2000年7月 ㈱ノムラコムスに商号変更)を設立

1986年3月

・名古屋営業所開設(現 中部支店)

1989年8月

・社団法人日本証券業協会に株式を店頭登録

1990年3月

・国際花と緑の博覧会(EXPO '90)において、政府苑ほか主要パビリオンを受注

8月

・大阪事業所社屋を大阪市住之江区に移転

1991年11月

・東京証券取引所市場第二部に株式を上場

1992年1月

・㈱ノードを設立(2021年2月清算)

1992年3月

・創業100周年

1992年4月

・セビリア万国博覧会(EXPO '92)において、日本館の展示を受注

1993年2月

・東京都江戸東京博物館の展示制作をJVの代表幹事会社として運営

8月

・大田世界博覧会(EXPO '93)において、日本館の展示を受注

1994年2月

・㈱ノムラサービス(現 ㈱シーズ・スリー)を設立(現 連結子会社)

1995年3月

・㈱文化環境研究所を設立

1998年2月

・㈱ノムラデュオイースト(2006年2月 ㈱ノムラデュオに商号変更)を設立

・㈱ノムラデベロップメントを設立

5月

・リスボン国際博覧会(EXPO '98)において、日本館の展示を受注

2000年2月

・文化施設における展示スペースの設計および施工分野における“ISO9001”の認証を取得

2001年6月

・ノムラテクノ㈱を株式取得により完全子会社化

2004年11月

・乃村工藝建築装飾(北京)有限公司を設立(現 連結子会社)

2005年2月

・東京証券取引所市場第一部に株式を上場

3月

・2005年日本国際博覧会(EXPO 2005:愛知万博)において、政府館ほか主要パビリオンを受注

2006年8月

・個人情報の保護に関する「プライバシーマーク」の認定を取得

9月

・“ISO14001”の全社認証を取得

12月

・㈱テスコを公開買付けによる株式取得により子会社化

2008年1月

・本社を港区台場に移転

2月

・沖縄営業所開設

7月

・“ISO9001”の全社認証を取得

11月

・NOMURA DESIGN & ENGINEERING SINGAPORE PTE. LTD.を設立(現 連結子会社)

2011年2月

・㈱ノムラコムスが、㈱ノムラ技研を吸収合併し、㈱ノムラプロダクツに商号変更

2014年7月

・㈱六耀社を株式取得により完全子会社化(現 連結子会社)

年 月

事  項

2015年1月

・㈱六耀社が、㈱文化環境研究所を吸収合併

2016年3月

・㈱スクエアを株式取得により完全子会社化

8月

・第20回「ブリュッセル・フラワーカーペット」においてデザインを担当

11月

・儂得空間設計咨詢(上海)有限公司を設立(2020年11月清算)

2017年4月

・京都営業所開設

5月

・㈱TNPを設立

9月

・㈱テスコの全株式を株式交換により譲渡

10月

・大阪事業所を大阪市浪速区難波に移転

2018年6月

・国際的スポーツ大会のオフィシャルサポーター契約を締結

2021年7月

・国際的スポーツ大会において、競技会場(幕張メッセ、国立代々木競技場)の仮設施設整備を受注

2022年3月

・㈱ノムラプロダクツが、㈱TNPおよび㈱スクエアを吸収合併し、㈱ノムラアークスに商号変更(現 連結子会社)

・ノムラテクノ㈱が、㈱ノムラデュオおよび㈱ノムラデベロップメントを吸収合併し、㈱ノムラメディアスに商号変更(現 連結子会社)

4月

・東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場に移行

5月

・監査等委員会設置会社へ移行

事業内容

乃村工藝社グループは、ディスプレイ事業を中心に、集客環境の調査・コンサルティング、企画・デザイン、設計、制作施工、施設・イベントの活性化と運営管理など幅広いサービスを提供しています。同社グループは、乃村工藝社と連結子会社6社で構成され、関連する事業活動も展開しています。

事業セグメントは、専門店市場(物販店、飲食店など)、百貨店・量販店市場、複合商業施設市場(ショッピングセンター等)、広報・販売促進市場(企業PR施設、ショールーム等)、博物館・美術館市場、余暇施設市場(テーマパーク、ホテル・リゾート施設等)、博覧会・イベント市場、その他市場(オフィス、ブライダル施設等)に分かれています。

専門店市場、百貨店・量販店市場、複合商業施設市場では、乃村工藝社を中心に、子会社のノムラアークスが事業展開を行っています。広報・販売促進市場、博物館・美術館市場、余暇施設市場、博覧会・イベント市場では、乃村工藝社と子会社のノムラメディアス、六耀社が主に事業を展開しています。その他市場では、乃村工藝社および各子会社が事業を行い、子会社のシーズ・スリーは、各種事務代行業務を行っています。

国内では、北海道支店、東北支店、中四国支店、九州支店、沖縄営業所が地域開発を担当し、国内全域を網羅しています。海外では、アジア市場の開拓を目指し、中国北京市に乃村工藝建築装飾有限公司、シンガポールにNOMURA DESIGN & ENGINEERING SINGAPORE PTE. LTD.を設けています。

乃村工藝社グループは、これらの市場を通じて、社会環境・都市環境の最適化と社会への貢献を目指しています。

経営方針

乃村工藝社グループは、プランニング力、デザイン力、演出技術力を駆使し、集客と感動の環境を創出することで顧客のビジネス繁栄に貢献することを基本方針としています。同社は、グループ各社の専門性を高め、企画段階から運営まで幅広い領域で顧客ニーズに適合したサービスを提供し、企業ブランドの向上とグループの企業価値の高めることで継続的な成長を目指しています。

中長期的な経営戦略として、空間創造による「歓びと感動」の提供をミッションに掲げ、一人ひとりのクリエイティビティを起点に空間の可能性を切り拓くビジョンを追求しています。事業価値向上のため、既存事業の高度化、新たな事業領域への挑戦、社会が必要とする価値の提供を目指し、これらを通じて企業価値の向上を図ります。また、社会価値の向上にも注力し、サステナビリティ方針のもと、社会課題解決に向けた活動を推進しています。

クリエイティビティの醸成を図るため、個の力を発揮する働き方の挑戦、クリエイティビティに費やす時間的余力の創出、創造力と実行力を発揮する人財の育成、新たな提供価値創造のための研究開発を実行することをテーマに掲げています。これらの取り組みを通じ、乃村工藝社グループは将来にわたる継続的な成長を目指しています。

さらに、同社は3年間で70億円の成長投資を行い、2025年度には連結売上高1,300億円以上、連結営業利益78億円以上を目標としています。これらの経営指標の達成を通じて、企業価値のさらなる向上を図る計画です。