アゴーラホスピタリティーグループ (9704) 株価

時価総額
¥76.1億
PER
28.7倍
ホテル運営・不動産投資の有力企業。大阪・東京・京都でアゴーラブランドホテルを展開。宿泊事業に加え、オーストラリアでの住宅開発、マレーシアでの霊園事業も手掛ける。ファー・イースト・グローバル・アジアが筆頭株主として40.1%を保有。日本・オーストラリア・マレーシアで事業展開。

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事業内容

アゴーラホスピタリティーグループは、主にホテル運営を中心とした宿泊事業と、海外不動産開発や証券投資などを手掛けるその他投資事業を展開する企業です。同社は連結子会社34社と持分法適用関連会社3社から構成され、多角的な事業ポートフォリオを構築しています。

宿泊事業では、一般の宿泊客や企業の出張・会議利用者を主要顧客として、直営ホテルの経営と受託運営の両方から収益を得ています。同社は「ホテル アゴーラ大阪守口」「アゴーラ 東京銀座」など5つの直営ホテルを運営し、さらに「アゴーラ京都烏丸」「アゴーラ京都四条」など3つのホテルで運営受託業務を行っています。

事業セグメントは宿泊事業とその他投資事業の2つに分かれており、投資事業では4つの分野で収益を追求しています。国内不動産賃貸事業に加えて、オーストラリアでの住宅等不動産開発事業、マレーシアでの霊園事業「ラワン・メモリアル・パーク」の経営、そして株式や債券への証券投資事業を展開し、多様な収益源を確保しています。

経営方針

アゴーラホスピタリティーグループは、持続的な企業価値向上を目指して「5年で30ホテル」という意欲的な数値目標を掲げています。同社は2026年2月の「アゴーラプレイス 京都二条城」開業を皮切りに、運営受託案件を中心とした複数の宿泊施設の運営拡大を計画しています。この成長戦略の核となるのが「アセットライト戦略」で、運営委託型ホテルの比率を高めることで資本効率を重視した強固なネットワーク構築を進めています。

同社の差別化戦略は「人的資本経営」の推進にあります。人材を最大の経営資源と位置づけ、SNS採用やリファラル採用の拡充により多様な人材を獲得する一方で、メンター制度や階層別研修を通じた成長支援を強化しています。従業員一人ひとりが「おもてなし」を体現し、プロフェッショナルとして自律的に行動できる組織文化の醸成により、サービス品質の向上と高い定着率の実現を目指しています。

新市場開拓では、地域連携を通じた独自の宿泊価値創造に注力しています。ホテル所在地の歴史や文化を宿泊体験に組み込み、地場産業や伝統文化と融合した付加価値の提供により地域経済活性化にも貢献する方針です。また、集客面では特定の国や地域に依存しないプロモーションを徹底し、地政学リスクを分散することで外部環境の変化に左右されない安定した経営基盤の確立を進めています。

技術革新への取り組みとして、DXの活用による業務効率化を推進し、創出された時間をより高度な接客サービスへと振り向けていく戦略を採用しています。同時に、コロナ禍で発生した債務問題の解消を受けて財務基盤の強化を継続し、マレーシアの霊園事業など海外投資事業においてもリスクコントロールを徹底しながら業績向上に寄与する取り組みを進めています。

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