アゴーラホスピタリティーグループJP:9704

時価総額
¥169億
PER
宿泊事業では「今井荘」や「ホテル アゴーラ」シリーズの運営、その他投資事業では国内不動産賃貸、オーストラリアでの不動産開発、マレーシアの霊園経営、証券投資を展開。

沿革

1948年3月

1949年5月

1953年10月

1963年7月

1971年11月

さくら観光株式会社として資本金400万円をもって創立。宿泊事業を開業。

東京証券取引所市場第一部に上場。

東海観光事業株式会社と合併、商号を東海観光株式会社と変更。

伊豆長岡温泉「南山荘」(創業1907年)を譲受、事業所化。

三井物産株式会社と業務支援協定締結。

1978年1月

1986年1月

1997年6月

1997年9月

伊豆大島近海地震により「今井荘」長期休業。(1986年11月再開)

株式会社西洋環境開発(セゾングループ)と業務提携契約締結。

ファー・イースト・コンソーシアム・インターナショナル社と業務資本提携契約締結。

ファー・イースト・グローバル・アジア・リミテッドに対する第三者割当増資により、同社が親会社となる。

投資持株会社コンセプト・アセット社他2社(全て現・連結子会社)の株式を取得し、海外における住宅等不動産開発事業に着手。

1999年5月

ファー・イースト・グローバル・アジア・リミテッドの持株の売却により、同社が親会社に該当しなくなる。

2007年6月

株式併合実施。3株を1株とする。

ファー・イースト・グローバル・アジア・リミテッドが新株予約権行使により親会社となる。

2007年7月

マレーシアで霊園事業の経営権を有する、ビューティー・スプリング・インターナショナル社(現・連結子会社)の株式を取得。

2007年8月

都内に賃貸マンションを保有するパレロワイヤル原宿合同会社・サンテラス62合同会社・南麻布二十一合同会社(現・連結子会社)の経営権を取得。

2009年9月

マレーシアで霊園事業の経営権を有する、ラヤ・ハジャ社(現・連結子会社)の株式を取得し、「ラワン・メモリアルパーク」を事業所化。

2010年2月

(株)アゴーラ・ホスピタリティーズ(現・連結子会社)と今井荘・南山荘の運営に関する業務委託契約締結。

2010年12月

ファー・イースト・グローバル・アジア株式会社に対する第三者割当増資により、同社がその他の関係会社となる。

2011年1月

オーストラリアで住宅等不動産開発事業の経営権を有する、バタ・インターナショナル社(現・連結子会社)の株式を取得し、「ヒドゥンバレー」を事業所化。

2011年8月

アルファ・コンセプト・インベストメント・リミテッドに対する第三者割当増資を実施し、宿泊事業の拡充に着手。

(株)アゴーラホスピタリティーズの新株予約権付社債を取得、子会社化。

2011年9月

(株)アゴーラホテルマネジメント大阪(現・連結子会社)において、「守口ロイヤルパインズホテル」(現「ホテル アゴーラ 大阪守口」)のホテル事業を譲受、事業所化。

2012年5月

簡易新設分割により(株)アゴーラホテルマネジメント伊豆(現・連結子会社)を設立し、「今井荘」事業および「南山荘」事業を承継。

商号を株式会社アゴーラ・ホスピタリティー・グループと変更。

2012年7月

(株)アゴーラホテルマネジメント東京(現・連結子会社)において、「アゴーラプレイス 東京浅草」の運営を開始。

2012年9月

南麻布二十一合同会社を存続会社、パレロワイヤル原宿合同会社およびサンテラス62合同会社を消滅会社とする吸収合併を実施。

2012年10月

(株)アゴーラホテルマネジメント堺(現・連結子会社)において、「リーガロイヤルホテル堺」(現「ホテル アゴーラ リージェンシー 大阪堺」)のホテル事業を譲受、事業所化。

2013年2月

当社グループで運営するホテル資産(不動産信託受益権)を保有するギャラクシー合同会社、オリオン合同会社、ヴァルゴ合同会社、ジェミニ合同会社(全て現・連結子会社)の支配権を取得。

2017年6月

ファー・イースト・グローバル・アジア・リミテッドが保有する当社自己株式を 27,587,893 株を取得したことにより、ファー・イースト・グローバル・アジア・リミテッドが当社の親会社に該当しないこととなり、その他の関係会社となる。

2019年8月

難波・ホテル・オペレーションズ(株)(現・連結子会社)の全株式を取得し連結子会社とし、「レッドルーフプラス大阪難波」(現「アゴーラプレイス大阪難波」)の事業を継承する。

2019年11月

「アゴーラ 金沢」のホテル事業を開始する。

2020年7月

不動産賃貸事業における「サンテラス赤坂」「アストリア南麻布」の不動産賃貸資産(信託受益権)を譲渡。

2021年4月

「アゴーラ 東京銀座」のホテル事業を開始する。

2021年5月

商号を株式会社アゴーラホスピタリティーグループと変更。

事業内容

アゴーラホスピタリティーグループは、宿泊事業とその他の投資事業を二大柱として展開しています。同社グループは、連結子会社31社及び持分法適用関連会社3社を含む広範なネットワークを有しており、多岐にわたるサービスを提供しています。

宿泊事業では、伊豆今井浜温泉の「今井荘」をはじめ、「ホテル アゴーラ大阪守口」、「ホテル アゴーラ リージェンシー大阪堺」、「アゴーラ プレイス難波」、「アゴーラ プレイス浅草」、「アゴーラ 東京銀座」、「アゴーラ 金沢」といった複数のホテルの運営を行っています。これらの施設は、㈱アゴーラ ホテルマネジメント伊豆、㈱アゴーラ ホテルマネジメント大阪などの関連会社によって管理されています。

その他の投資事業には、国内の不動産賃貸事業、オーストラリアでの住宅等不動産開発事業、マレーシアでの霊園事業「ラワン・メモリアル・パーク」の経営、そして証券投資事業が含まれます。これらの事業は、コンセプト・アセット社、バタ・インターナショナル社、ヒドゥン・バレー・オーストラリア社などの関連会社を通じて展開されています。

アゴーラホスピタリティーグループは、宿泊事業に加え、不動産や証券投資など多角的な事業を展開し、国内外で幅広いサービスを提供していることが特徴です。

経営方針

アゴーラホスピタリティーグループは、新型コロナウイルスの影響を受けながらも、宿泊事業の成長戦略を積極的に推進しています。同社は、2019年以降、ブランド認知度の向上とビジョンの促進を目的に、新しいアーバンブティックホテルのポートフォリオ拡大に注力してきました。これにより、アゴーラ東京銀座、アゴーラ京都烏丸、アゴーラ京都四条など、新たな施設の開業に成功しています。さらに、世界的に有名な建築家、隈研吾氏が監修したONE@Tokyoも開業し、同社の宿泊事業の成長を加速させています。

また、同社は人材育成にも力を入れており、「おもてなし」のコンセプトを再定義し、アゴーラ ホテル アライアンス ベースアップ アカデミーを通じてスキルアップのトレーニングを提供する予定です。これにより、従業員の質と効率の向上を図り、次世代の宿泊事業を担う人材の育成に注力しています。

その他の投資事業においても、リスクをコントロールしながら業績向上に寄与するよう努めており、マレーシアの霊園事業など、国内外で多角的な事業を展開しています。これらの取り組みは、同社が国内外で幅広いサービスを提供し、持続可能な成長を目指していることを示しています。アゴーラホスピタリティーグループは、宿泊事業の拡大と人材育成、多角的な投資事業を通じて、将来に向けた成長戦略を推進しています。