ビジネスブレイン太田昭和JP:9658

時価総額
¥456.8億
PER
16.2倍
コンサルティング・システム開発事業では、経営会計コンサルティングやIFRS対応支援、製品・ソリューション事業では会計パッケージのACT-Potentiaやエンタープライズ・ソリューションのmcframe7を提供。

事業内容

ビジネスブレイン太田昭和は、コンサルティングとシステム開発を主な事業セグメントとして展開しています。同社は経営会計コンサルティングを提供し、IFRS対応や新収益認識基準への対応、IPO支援、内部統制対応などを行っています。また、業務改革支援や決算業務支援、人事・組織コンサルティングも手がけています。

同社は、システムコンサルティングやデジタルトランスフォーメーション(DX)関連のサービスも提供しています。具体的には、DX業務調査サービスやDXシステム診断サービス、バックオフィス業務診断サービスなどがあります。また、RPA・BA(デジタルコンサルティング)やM&A関連のサービスも展開しています。

製品・ソリューションとしては、会計パッケージやエンタープライズ・ソリューション、DX関連のソリューションを提供しています。具体的な製品には、ACT-Potentia、ACT-NetPro、ACT-V、STRAVIS、DivaSystem、Biz∫、multibookなどがあります。エンジニアリング分野や証券・金融系システム、医療・福祉関連の経営改善支援も行っています。

さらに、ビジネスブレイン太田昭和は、マネージメントサービス(BPO)も提供しています。High Value BPOサービスや領域別BPOサービスを展開し、経理・財務BPO、人事・総務BPO、人事給与総合サービス、バックオフィス複合BPOなどを提供しています。これにより、企業の業務効率化を支援しています。

経営方針

ビジネスブレイン太田昭和は、持続的な成長を目指し、2030年度までに売上高1,000億円を達成することを目標としています。この目標に向けて、同社は「BBSサイクル」と呼ばれる独自のビジネスモデルを活用し、コンサルティング、システム開発、BPOサービスをシームレスに提供しています。これにより、顧客の業務効率化と価値向上を実現し、競合他社との差別化を図っています。

同社の中期経営計画「BBS2026」では、成長戦略としてSaaS市場への積極的な参入を掲げています。自社開発の「次世代基盤」を基にした新サービスを投入し、SaaSビジネスの拡大を図ります。また、BPOサービスにおいては、BPaaSを活用した短期間でのサービス提供を推進し、経理や人事分野での市場シェア拡大を目指しています。

資本・財務戦略においては、資本コストと株価を意識した経営を推進し、ROEを12%まで回復させることを目標としています。M&Aや自社株買いを通じて成長投資と株主還元のバランスを保ちつつ、資本効率の向上を図ります。また、研究開発投資を強化し、新たなシステム基盤の開発を進めています。

同社は、イノベーションとBBSサイクルの強化を重点項目とし、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。データドリブン経営を実現し、リアルタイムな意思決定を支援することで、顧客に対する価値提供を高めています。これにより、持続可能な企業基盤の構築を目指しています。