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協和コンサルタンツ【JP:9647】株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
協和コンサルタンツは、都市、港湾、空港などの建設事業における計画立案から設計、測量、施工管理まで幅広く手がける建設コンサルタント会社です。同社は土木・建築に関する調査・設計業務を主力サービスとし、国内外のインフラ整備プロジェクトに参画しています。建設コンサルタント事業を中核としながら、情報処理事業や不動産賃貸・管理事業も展開する多角経営を行っています。
同社グループは親会社である協和コンサルタンツと連結子会社3社で構成されており、それぞれが異なる収益源を担っています。建設コンサルタント事業では国内・海外の両市場で土木建築関連の専門サービスを提供し、グループの主要な収益基盤となっています。顧客は主に官公庁や民間企業で、公共インフラ事業から民間開発案件まで幅広く対応しています。
事業セグメントは大きく3つに分かれており、建設コンサルタント事業が中核を占めています。情報処理事業では子会社のケー・デー・シーが情報処理サービス、人材派遣、ソフトウェア開発・販売を手がけ、建設業界向けのIT支援も行っています。不動産賃貸・管理事業ではケーイーシー商事が安定的な賃貸収入を生み出し、グループ全体の収益安定化に寄与しています。
経営方針
協和コンサルタンツは、2028年11月期に向けて野心的な成長戦略を展開しています。同社は連結売上高88億円、連結営業利益11.5億円、連結経常利益11.4億円、親会社株主に帰属する当期純利益7.4億円という明確な数値目標を掲げており、中期的な持続成長を目指しています。この目標達成のため、主力の建設コンサルタント事業を中心に、受注量の確保から収益力向上まで包括的な戦略を推進する方針です。
同社の重点投資分野は、防災・減災や国土強靱化関連事業に加えて、防衛省の基地整備関連案件となっています。特に防衛施設整備関連では需要が拡大しており、防衛省の過去最高額の予算要求を背景に安定した受注環境が期待されています。差別化戦略として、従来の営業手法に加えて技術部門と営業部門の連携による技術提案営業を強化し、受注の量と質の両面で競合他社との差別化を図っています。
新市場開拓と事業拡大については、社会ニーズの変化に柔軟に対応し、新たな技術領域の案件にも積極的に挑戦する戦略を取っています。同社は官公庁を主要顧客とする安定したビジネス基盤を活かしながら、技術力と品質の向上を通じて業務実績を着実に積み上げることで市場シェアの拡大を目指しています。また、経験豊富な技術者の確保に加えて若手技術者の積極採用により、受注・生産キャパシティの強化と次世代を担う人材開発を同時に進めています。
技術革新への取り組みでは、生成AI等の最新ツールを積極的に活用して生産性向上と外注費を中心とした生産原価の低減を実現する計画です。さらに、ICTを積極活用して人的ミスの未然防止を図りながら、ISO9001の確実な運用により本社の生産管理室を中心とした品質管理体制を徹底しています。技術部門の横連携により部門間の業務量を平準化し、全社的な効率性向上も同時に推進する方針です。