タナベコンサルティンググループJP:9644

時価総額
¥177.5億
PER
25.2倍
ビジネス戦略策定、DX実装、HR戦略、M&A支援、ブランディング、プロモーション商品提供など、経営コンサルティングを多角的に展開。

沿革

1957年10月

当社創業者田辺昇一が、企業の経営コンサルティングを主事業として、京都市において田辺経営相談所を個人経営にて創業。

1963年4月

経営相談及び経営に関する講座、出版、その他用具の販売、並びに付帯業務を目的として、株式会社田辺経営相談所を設立。

1967年1月

商号を株式会社田辺経営相談所から株式会社田辺経営に変更。

1971年6月

大阪市東区(現 大阪市中央区)に本社を移転。

1980年9月

業務の拡大に伴い、本社を大阪府吹田市江の木町に移転。

1986年3月

商号を株式会社田辺経営から株式会社タナベ経営に変更。

1993年10月

日本証券業協会に株式を店頭登録。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2008年9月

業務の拡大に伴い、本社を大阪市淀川区に移転。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

2016年3月

東京証券取引所市場第二部へ市場変更。

2016年9月

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。

2017年4月

本社機能の一部を東京にも設置し、大阪本社と東京本社の2本社制に移行。

2019年10月

株式会社リーディング・ソリューションと資本業務提携を行ない、株式の過半数を取得して子会社化。

2021年1月

グローウィン・パートナーズ株式会社と資本業務提携を行ない、株式の過半数を取得して子会社化。

2021年12月

株式会社ジェイスリーと資本業務提携を行ない、株式の過半数を取得して子会社化。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、プライム市場に移行。

2022年4月

会社分割による純粋持株会社へ移行のため、吸収分割承継会社として株式会社タナベコンサルティングを設立。

2022年10月

純粋持株会社体制へ移行し、株式会社タナベ経営を株式会社タナベコンサルティンググループに商号変更。

2023年2月

株式会社カーツメディアワークスと資本業務提携を行ない、株式の過半数を取得して子会社化。

事業内容

タナベコンサルティンググループ(TCG)は、純粋持株会社を中心に、株式会社タナベコンサルティング、株式会社リーディング・ソリューション、グローウィン・パートナーズ株式会社、株式会社ジェイスリー、株式会社カーツメディアワークスの6社から成る経営コンサルティンググループです。同社は66年にわたり、全国の顧客基盤に対してサービスを提供してきました。

同社グループは、経営コンサルティング事業を単一セグメントとして展開しており、そのサービス内容は多岐にわたります。具体的には、「ストラテジー&ドメイン」では業種別ビジネス戦略やビジョンの策定、サステナビリティ経営に必要なイノベーションやSDGs、新規事業の提案などを行っています。「デジタル・DX」では、DX戦略ビジョンの策定からビジネスモデル、マーケティング、HR(人的資本)、マネジメントの4つのDX領域における具体的な実装・実行までを支援しています。

また、「HR」では、HRビジョンに基づく人材ポートフォリオの定義や戦略人事システムの構築を、「ファイナンス・M&A」では、事業承継、グループ経営、クロスボーダーM&Aの一気通貫の提供を行っています。「ブランディング&マーケティング」では、パーパスや経営戦略に基づくコミュニケーション戦略の立案から実行支援、クリエイティブまでを提供しており、「プロモーション商品」では、ブルーダイアリー(手帳)やセールスプロモーションツールを活用した企業のプロモーション活動支援を行っています。これらのサービスを通じて、同社グループは顧客企業の経営課題解決に貢献しています。

経営方針

タナベコンサルティンググループ(TCG)は、経営コンサルティングを核とした多角的なサービスを提供することで、企業や公共機関の持続的成長を支援しています。同社は、経営理念に「企業を愛し、企業とともに歩み、企業繁栄に奉仕する」を掲げ、1957年の創業以来、全国の大企業から中堅企業、行政・公共の経営者・リーダーの決断を支えてきました。その経営方針のもと、社会に高付加価値を提供し、持続的成長を実現する企業の創造を目指しています。

同社グループは、経営環境の変化に適応し、企業等の多様化・専門化する経営ニーズに応えるため、経営コンサルティング領域の多角化を推進しています。具体的には、デジタル・DX、M&A、ブランディング、CXデザインなど、幅広い分野でのサービス提供を強化しており、これらを通じて企業等の成功と従業員・家族の豊かさの実現を目指しています。

中期経営計画「TCG Future Vision 2030」では、「One&Only 世界で唯一無二の新しい経営コンサルティンググループの創造」をスローガンに掲げ、2026年3月期の売上高150億円、営業利益18億円、ROE10%、ROA15%、従業員数800名を目標としています。この計画の下、プロフェッショナルDXサービスの拡大、成長M&A投資の実施、顧客体験価値の重視、コンサルティングチームの拡大、人的資本価値の拡大など、5つの成長モデルを設定し、推進しています。

また、グループ経営の強化として、純粋持株会社体制への移行を完了し、グループ全体の成長戦略や資本戦略をリードしています。これにより、経営コンサルティング領域の多角化戦略のもと、M&Aによる事業会社の迅速な増加と、グループ横断での経営資源の最適配分・効率的活用を実施しています。これらの取り組みを通じて、同社グループは企業価値の最大化を目指しています。