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セゾン情報システムズJP:9640
沿革
1970年9月 |
西武流通グループ(当時)の情報処理機能の統合と新しい情報サービス業の創造を目的として、東京都豊島区南池袋に資本金5千万円をもって株式会社西武情報センターを設立。情報処理サービス事業、ソフトウェア開発事業を開始。 |
1973年7月 |
大阪市南区(現在は大阪市西区)に大阪営業所(現西日本事業所)を開設し、関西地域における情報処理サービス事業を開始。 |
1981年3月 |
信販業務システムを中心とする情報サービス拡大強化のため、株式会社緑屋計算センターを吸収合併。 |
1992年4月 |
株式会社セゾン情報システムズに商号変更。 |
1993年1月 |
通信ミドルウェア「HULFT」の提供を開始し、現在のパッケージ販売事業の源となる。 |
1993年11月 |
当社株式を店頭売買有価証券として日本証券業協会に登録。 |
1995年3月 |
特定システムオペレーション企業として通商産業省(現経済産業省)から認定。 |
1995年10月 |
東京都から電気通信工事業、電気工事業の許可取得。 |
1998年3月 |
メール運用サービス会社、株式会社三協サービス(株式会社流通情報ソリューションズ(2005年4月に当社と合併))を取得。 |
1999年4月 |
情報処理オペレーションサービス会社、株式会社ファシリティエキスパートサービスズ(株式会社フェス)を設立。 |
1999年12月 |
財団法人日本情報処理開発協会(現一般財団法人日本情報経済社会推進協会)からプライバシーマーク付与認定を取得。 |
2000年4月 |
名古屋市中村区に名古屋営業所(現中部事業所)を開設。 |
2001年6月 |
東京都豊島区東池袋にサンシャイン事業所を開設。 |
2003年3月 |
財団法人日本品質保証機構(現一般財団法人日本品質保証機構)から情報セキュリティ管理の認証基準ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)適合性評価制度の認証を取得。 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2005年4月 |
人材派遣会社、株式会社HRプロデュース(株式会社フェス)を設立。 株式会社流通情報ソリューションズを吸収合併。 |
2005年7月 |
本店所在地を東京都豊島区池袋から東京都豊島区東池袋に変更。 |
2005年11月 |
世存信息技術(上海)有限公司を設立。 |
2009年2月 |
東京都江東区に深川センターを設置し、ITアウトソーシングへの需要増加に対応。 |
2010年4月 |
クラウド型ホスティングサービス「SAISOS」提供開始。 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場。 |
2010年10月 |
大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。 |
2012年10月 |
株式会社フェスは株式会社HRプロデュースを吸収合併。 |
2013年3月 |
データ連携ソリューション強化のため、株式会社アプレッソの株式を取得。 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 |
2014年12月 |
クラウド&グローバル時代に求められる多様な連携ニーズに対応した「HULFT8」提供開始。 |
2015年4月 |
HULFT事業のASEAN地域への本格展開を目的に設立したHULFT Pte.Ltd.の営業を開始。 |
2016年2月 |
BPO事業を会社分割(新設分割)により新設会社に継承し、当該新設会社の全株式を株式会社ビジネスブレイン太田昭和(本社:東京都港区)に譲渡。 |
2016年4月 |
「HULFT」を北米地域に展開するためのグローバル拠点として、米国にHULFT,Inc.を設立。 |
2016年9月 |
製造業のIoTビジネスの革新を支援するデータ連携基盤「HULFT IoT」提供開始。 |
2017年7月 |
英国にEMEA事務所を開設。 |
2017年11月 |
本社所在地を東京都豊島区池袋から東京都港区赤坂に移転。 |
2018年1月 |
株式会社フェスの全株式を株式会社インフォメーション・ディベロプメント(現株式会社IDホールディングス、本社:東京都千代田区)に譲渡。 |
2018年6月 |
登記上の本店を東京都港区赤坂一丁目8番1号へ移転。 |
2019年4月 |
株式会社アプレッソを吸収合併。 |
2020年12月 |
散在したデータの収集・整理・カタログ化によりひらめきを生み出すメタデータマネジメントプラットフォーム「HULFT DataCatalog」提供開始。 |
2021年10月 |
株式会社メルコホールディングスと資本業務提携契約を締結。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に上場。 |
2023年2月 |
iPaaS(Integration Platform as a Service)「HULFT Square」を提供開始。 |
事業内容
セゾン情報システムズとそのグループ会社は、複数の事業セグメントを展開しています。主要なセグメントには、HULFT事業、データプラットフォーム事業、流通ITサービス事業、フィナンシャルITサービス事業があります。
HULFT事業では、国内データ連携ソフトウェアのスタンダードとされる「HULFT」製品群と「DataSpider」製品群の販売とサポートサービスを提供しています。これらの製品は、企業のデータ連携ニーズに応えるためのものです。
データプラットフォーム事業は、企業内外のシステムやデータを有力なSaaSサービスと連携させることで、業務の効率化や経営情報の可視化を支援するサービスを展開しています。このセグメントは、HULFTとDataSpiderを活用したプラットフォームビジネスの拡大を目指しています。
流通ITサービス事業では、流通小売業を中心に、システム開発から運用までをサポートし、DX化を推進しています。このセグメントは、流通小売業や航空業界など幅広い分野に対応しています。
フィナンシャルITサービス事業は、金融業界に特化し、クレジットカード会社などのシステム開発から運用までを手がけています。このセグメントでは、金融業界のDX化を支援しています。
これらの事業セグメントを通じて、セゾン情報システムズは、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援し、効率的なビジネス運営と経営刷新に貢献しています。
経営方針
セゾン情報システムズは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を核とした成長戦略を推進しています。同社は、世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を目指すという新たなミッションを掲げ、顧客中心主義、積極的な行動、相互尊重の価値観を基盤に事業を展開しています。
経営指標としては、ROE20%以上の恒常的達成と株主総利回り(TSR)の向上を目標に掲げており、これを達成するために中長期的な企業価値の向上を追求しています。特に、DX推進を支える「つなぐ価値とテクノロジー」の提供に注力し、iPaaSプラットフォーム「HULFT Square」を中心にデータ連携ビジネスの強化を図っています。
組織体制の変革も進めており、CTO、CFO、CHROを設置し、事業別組織から機能別組織への改組を行いました。これにより、データ連携ビジネスをより機能的に展開し、企業価値の向上を目指しています。
さらに、事業構造の変革を進めるため、「4つのシフト」を実施しています。これには、データ連携ビジネスへの全社的な注力、次世代データエンジニアの育成、機能型組織への再編、リスキリングとエンジニアリングの強化が含まれます。これらの取り組みを通じて、セゾン情報システムズは、データを活用した社会の実現に向けて、事業の成長と企業価値の向上を目指しています。