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スバル興業JP:9632
沿革
1946年9月 |
東京都千代田区有楽町に洋画特選劇場として丸の内名画座開館(1966年10月閉館)。 |
1946年12月 |
洋画封切劇場として丸の内オリオン座(1956年9月閉館)及び本邦初の洋画ロードショー劇場として丸の内スバル座(1953年9月閉館)を順次開館して会社の基礎を固める。 |
1946年11月 |
本店を東京都中央区銀座六丁目4番地に移転。 |
1948年2月 |
大阪市北区堂島北町41番地に大阪支社開設。 |
1949年5月 |
東京証券取引所に上場(1963年10月市場第二部へ移行)。 |
1950年2月 |
本店を東京都千代田区有楽町一丁目3番地に移転。 |
1950年7月 |
喫茶、物販事業へ進出。 |
1956年12月 |
東京都武蔵野市吉祥寺に洋画封切劇場として吉祥寺スバル座(1973年12月閉館)を開館(現:吉祥寺スバルビル・1978年6月竣工(5,004.08㎡))。 |
1960年8月 |
大阪支社を大阪市福島区上福島北二丁目42番地に移転。 |
1961年4月 |
外食事業へ進出。 |
1963年12月 |
首都高速道路公団回数通行券販売受託業務の取扱を開始。(2005年1月:回数通行券の販売終了に伴い業務終了) |
1964年6月 |
(旧)株式会社東京ハイウエイを設立し、道路の清掃及びメンテナンス事業に進出。 |
1966年4月 |
東京都千代田区有楽町に洋画ロードショー劇場有楽町スバル座を開館。 |
1968年9月 |
ボウリング部門に進出するため盛岡スバルボウル(1976年7月閉鎖し駐車場に転用、現:盛岡駅前立体駐車場・2005年12月竣工)、大阪スバルボウル(1973年2月閉鎖)、東住吉スバルボウル(1973年11月閉鎖)及び柏スバルボウル(1973年12月閉鎖)を順次開設。 |
1968年11月 |
本店を東京都千代田区有楽町一丁目10番1号(現在地)に移転。 |
1970年5月 |
阪神高速道路公団回数通行券販売受託業務の取扱を開始。(2005年1月:回数通行券の販売終了に伴い業務終了) |
1974年8月 |
(旧)株式会社東京ハイウエイを合併。 |
1974年8月 |
大阪支社を関西支社に名称変更。大阪市北区末広町3番21号に移転。 |
1975年12月 |
東名高速道路の維持管理を主たる業務とする(現)株式会社東京ハイウエイを設立。 |
1980年4月 |
東京都中央区銀座に賃貸ビル銀座スバルビル(259.71㎡)竣工。(2019年3月売却) |
1985年7月 |
東京証券取引所の市場第一部に指定。 |
2005年6月 |
高速道路の維持管理を主たる業務とするハイウエイ開発株式会社の全株式を取得し、連結子会社化。 |
2008年4月 |
東京都江東区の東京夢の島マリーナ、千葉県浦安市の浦安マリーナの運営業務を開始。 |
2009年7月 |
東京都江東区新木場に賃貸用倉庫建物(7,438.16㎡)竣工。 |
2012年4月 |
太陽光発電事業を開始。 |
2017年8月 |
橋梁・土木構造物等の設計業務を主力事業とする株式会社アイ・エス・エスグループ本社の全株式を取得し、同社及びその子会社である株式会社アイ・エス・エス及び株式会社アイ・エス・エス・アールズを連結子会社化。 |
2019年10月 |
有楽町スバル座閉館に伴い映画興行事業終了。 |
2021年2月 |
関西支社を大阪市北区中崎西二丁目4番12号(現在地)に移転。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のスタンダード市場に移行。 |
事業内容
スバル興業は、自身と15の子会社で構成されるグループ企業であり、主に道路関連事業、レジャー事業、不動産事業の三つのセグメントで事業を展開しています。
道路関連事業では、道路の維持管理、土木工事、清掃業務を行っており、これらの業務は高速道路事業者や官公庁からの受注によるものです。スバル興業は、これらの業務の一部を名古屋道路サービス、トーハイクリーン、環境清美などの子会社に委託しています。また、太陽光発電事業も手掛けています。
レジャー事業では、飲食事業とマリーナ事業を展開しています。飲食事業では、東京ハイウエイやハイウエイ開発に売店商品の販売を行い、スバルラインサポートが飲食店の運営管理を担当しています。マリーナ事業では、東京夢の島マリーナや浦安マリーナの管理運営を行っています。
不動産事業では、吉祥寺スバルビルを含む所有不動産の賃貸業務を行っており、ビルメン総業が賃貸ビルの保守管理や清掃業務を担当しています。また、盛岡においては、自社所有の土地やビルメン総業から賃借した土地を利用した駐車場事業も展開しています。
これらの事業を通じて、スバル興業は多岐にわたるサービスを提供し、幅広いニーズに応えています。
経営方針
スバル興業は、社会に奉仕することを企業理念とし、道路関連事業、レジャー事業、不動産事業を柱に事業を展開しています。同社は、2022年3月に策定した中期経営戦略「TRY!2025」を通じて、企業価値の向上を目指しています。この戦略では、サステナブルな社会づくりへの貢献、過去最高の売上高・営業利益の更新、環境に配慮した事業の推進、人材の充実と新しい働き方の推進、実効性の高いガバナンス体制の強化を基本方針として掲げています。
道路関連事業では、受注拡大に向けた体制強化、年間契約案件の確実な受注、大規模更新・修繕等の単発契約案件の受注、環境事業の拡大と新技術開発の推進、新たな業務への参画・拡大を具体的な経営戦略としています。レジャー事業では、飲食事業において安全衛生管理の徹底やフードロス削減、テイクアウト販売の充実化、新規店舗の開店検討、商品提案によるシェア拡大を、マリーナ事業では、施設利用者数の増加や新規マリーナの運営受託を目指しています。不動産事業では、所有物件の計画的な点検・修繕工事の実施や新規不動産の取得を戦略として挙げています。
これらの戦略を背景に、スバル興業は2025年1月期の中期目標として、売上高300億円、営業利益45億円の達成を目指しています。同社は、事業環境や顧客動向を踏まえ、グループ一丸となってこれらの目標達成に取り組んでおり、サステナブルな社会の実現に向けた貢献を目指しています。