燦ホールディングスJP:9628

時価総額
¥309.4億
PER
7.8倍
葬儀請負を中心に、葬祭サービスや終活関連WEBプラットフォーム、介護サービス、不動産賃貸などを展開する企業。

事業内容

燦ホールディングスは、葬儀請負と関連商品・サービスを提供する葬儀事業を主な事業としています。同社は、連結子会社9社と持分法適用関連会社1社で構成されており、葬儀に関する幅広いサービスを展開しています。

公益社グループは、関西圏と首都圏で葬祭サービスを提供しています。エクセル・サポート・サービスは、葬祭関連商品の販売や介護サービスを提供し、ライフフォワードは終活関連のウェブプラットフォームを運営しています。

葬仙グループは、鳥取県と島根県を中心に葬儀サービスを提供しています。タルイグループは、兵庫県明石市を拠点に葬儀を行っています。これらのグループは地域に根ざしたサービスを展開しています。

きずなグループは、家族葬のファミーユ、花駒、備前屋を傘下に持ち、全国各地で葬儀サービスを提供しています。これにより、燦ホールディングスは全国的なネットワークを強化しています。

持株会社グループは、葬儀会館の不動産賃貸や経営指導を行っています。また、グランセレモ東京は東京都で葬儀サービスを提供し、地域に密着した事業を展開しています。

経営方針

燦ホールディングスは、葬儀事業を中心にライフエンディングのトータルサポート企業として成長を目指しています。2019年に改定した経営理念では、ミッションとして「人生に潤いと豊かさを。よりよく生きる喜びを。」を掲げ、葬儀事業から新たな価値創造に挑戦しています。

同社は、2032年の創業100年に向けた「10年ビジョン」を策定し、全国規模での出店拡大とライフエンディングサポート事業の拡大を重点方針としています。具体的には、2031年度までに葬儀会館を550会館に増やし、ライフエンディングサポート事業で売上100億円を目指しています。

2024年度には、㈱きずなホールディングスの連結子会社化により、葬儀会館数を267会館に増やし、計画を前倒しで達成しました。これを基に、さらなる成長を目指し、葬儀会館数を550会館に引き上げる新たな目標を設定しています。

燦ホールディングスは、2025年度からの中期経営計画で「成長」「品質」「変革」「持続可能性」の4つの重点テーマに取り組みます。全国主要都市への出店やM&Aを通じた成長、サービス品質の向上、経営効率の改善、持続可能な企業価値向上を目指しています。

同社は、ROEを資本収益性指標として採用し、8%以上を目指すとともに、EBITDAを重要指標に追加します。これにより、効率改善とキャッシュ創出力の強化を図り、持続的な企業価値向上を実現する方針です。