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ラックランド (9612) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
株式会社ラックランドは、商業施設や店舗、物流施設、食品工場、ホテルなど、あらゆる商業空間の環境づくりを手がける総合サービス企業です。同社はリサーチから企画開発、デザイン、設計、施工、メンテナンスまで一貫したサービスを提供しており、理想的な商業空間の実現をサポートしています。グループ全体で26社を擁し、国内外で事業を展開しています。
同社の主要顧客は、商業施設を運営する企業や小売・飲食チェーン、海外進出を目指す日系企業などです。収益構造は店舗施設制作事業を中心とした単一セグメントで構成されており、設計・施工から保守メンテナンスまで幅広いサービスから安定した収益を確保しています。特に海外展開では、東南アジア諸国や台湾に進出する日系企業の出店支援が重要な収益源となっています。
同社グループの事業は、専門分野ごとに特化した子会社群によって支えられています。設計・デザインを担うケークリエイト、電気設備工事のニイクラ電工や光電機産業、厨房機器開発のマッハ機器、ビルメンテナンスのエースセンター、照明デザインの日本ピー・アイなど、各社が専門性を活かして総合力を発揮する体制を構築しています。これにより、顧客の多様なニーズにワンストップで応えることが可能となっています。
経営方針
ラックランドは2026年12月期から2028年12月期までの3年間を「飛躍のための土台作りフェーズ」と位置づけた中期経営計画を策定し、積極的な成長戦略を展開しています。同社は売上高を2026年12月期の580億円から2028年12月期には620億円まで段階的に拡大する計画で、営業利益も41億76百万円から45億88百万円へと着実な増益を目指しています。営業利益率については7.2%から7.4%へと安定的な改善を図り、ROEは各期8.0%以上の維持を目標としています。
同社の重点投資分野は、DXを軸とした事業変革に集約されます。具体的には「ワンストップ対応力」「機能とデザインの両立」「専門性の高い設備領域をカバー」の3つをコアコンピタンスとして位置づけ、顧客価値の最大化を図っています。人材面では建築士や施工管理技術者などの有資格者の確保・育成に注力し、業務プロセスの標準化・可視化と基幹システムの刷新を通じて生産性向上を実現する戦略です。
新市場開拓については、商空間創造企業としての事業領域拡大と事業ポートフォリオの最適化を進めています。同社は従来の建設業の枠を超えた「サービス業」への転換を掲げており、商業施設、店舗、物流施設、食品工場など多様な商業空間での事業機会を追求しています。持続的な成長に直結する人材・運転資金・設備投資に資金を集中させ、成長の加速化を図る方針です。
技術革新への取り組みでは、DXによる「可視化」と「最適化」を進め、データを有効活用できる状態を実現することで「データで動く経営」への転換を目指しています。これにより経営基盤を確立し、迅速な経営判断を可能にする体制を構築しています。また、社員一人ひとりの成長と働きがいを重視した組織づくりを通じて、社員エンゲージメントの向上と組織力の強化を図り、持続的な企業価値向上を実現する戦略を展開しています。