ジャパニアスJP:9558

時価総額
¥100億
PER
16.2倍
IT・通信業界とものづくり業界向けに、オンサイト型開発支援、受託開発を提供する会社。ソフトウェア、インフラ、メカトロニクス、エレクトロニクス分野で活動し、AI、IoT、クラウド技術にも注力。

沿革

1999年12月

IT・通信業界及びものづくり業界へのオンサイト型開発支援を目的として神奈川県横浜市神奈川区に当社設立(資本金1,000万円)

2001年4月

神奈川県横浜市西区に本社を移転

2005年3月

現在地に本社を移転

2007年1月

資本金を2,000万円に増資

2007年8月

関西地区への事業拡大を目的として、大阪営業所(現 大阪事業所)を開設

2008年1月

受託開発業務の事業拡大を目的として、横浜開発センター(受託開発拠点)を開設

2013年6月

プライバシーマーク(※2)取得(第21000766 号)

2013年8月

エンジニアのスキル育成を目的としてテクノカレッジ(現在はJ-collegeと統合)を開設

2015年7月

北関東地区における車載関連業務の事業拡大を目的として、宇都宮営業所(現 宇都宮事業所)を開設

2016年6月

九州地区への事業拡大を目的として、福岡営業所(現 福岡事業所)を開設

2016年9月

ISMS(※3)認証取得(ISO27001 / IS653164)

2017年3月

関東地区における車載関連業務の事業拡大を目的として、大宮営業所(現 大宮事業所)を開設

2018年1月

東北地区及び関西地区への事業拡大を目的として、仙台営業所(現 仙台事業所)、京都オフィス(現在は大阪事業所と統合)を開設

2018年2月

東海地区における車載関連業務の事業拡大を目的として、名古屋営業所(現 名古屋事業所)を開設

2018年9月

関東地区におけるシステムインテグレーション及びネットワークインテグレーション業務の事業拡大を目的として、東京支社/新宿営業所(現 首都圏第一、首都圏第二、首都圏第三事業所)、AiPcollege(現在はJ-collegeと統合)を開設

2019年4月

関西地区への事業拡大を目的として、神戸オフィスを開設

2020年3月

一般社団法人日本ディープラーニング協会(※4)(※5) 賛助会員 入会

2020年5月

先端テクノロジー領域の事業拡大を目的として、品川開発センター(現在は横浜開発センターと統合)(受託開発拠点)を開設

2022年4月

関東地区における事業拡大を目的として、渋谷オフィス(現在は首都圏第二事業所と統合)を開設

2022年9月

東京証券取引所グロース市場に上場

2023年7月

エンジニアに対する教育体制を拡充することを目的として、研修センター「J-college」を開設

事業内容

ジャパニアスは、IT・通信業界およびものづくり業界に特化したサービスを提供する企業です。同社は、ソフトウェア、インフラ、メカトロニクス、エレクトロニクスの4つの主要分野を軸に、大手メーカーを中心に多数のプロジェクトに参画しています。2020年からは、AI、IoT、クラウドなどの先端テクノロジー領域への参入を進め、市場の開拓と拡大に努めています。

ジャパニアスは、オンサイト型開発支援と受託開発の2つの主要なサービス形態を提供しています。オンサイト型開発支援では、エンジニアの約9割が顧客企業に常駐し、設計・開発プロジェクトに参加しています。このサービスは、派遣契約を主体としながらも、請負契約や準委任契約にも対応しており、顧客のニーズに応じた柔軟なサービス提供が可能です。受託開発では、横浜開発センターを拠点に、ソフトウェアからハードウェアまでのワンストップサービスを提供しており、顧客の開発プロセスをスピードアップさせることができます。

事業領域としては、Webシステムやアプリケーションの開発、ネットワークやサーバーの設計・構築、自動車や車載機器の設計、CRMシステムの導入支援、クラウド環境の設計・構築など、幅広い技術サービスを提供しています。また、化学やバイオの分野での検査・分析サービス、自然言語処理や画像処理による研究・分析サービスも手がけており、多様な顧客ニーズに応える体制を整えています。

ジャパニアスは、全国主要都市に11拠点を構え、地域ごとに注力すべき分野を明確化することで、生産性の向上に努めています。また、日本ディープラーニング協会への加盟を通じ、AI分野でのさらなる事業拡大を目指しています。

経営方針

ジャパニアスは、「先端テクノロジーで日本の明日に新たな価値を提供する」という経営理念のもと、AI、IoT、クラウドなどの先端技術を活用したサービス提供に力を入れています。同社は、オンサイト型開発支援を中心に、多様化かつ高度化する顧客ニーズに柔軟に対応することを目指しており、エンジニアの増強と技術力向上を中期経営計画の柱として掲げています。

事業領域の拡大にも注力しており、ソフトウェア、インフラ、機械・電気関連の既存領域に加え、CRMやクラウドなどの新規領域への進出を進めています。これにより、顧客から選ばれる企業を目指し、取引の拡大を図っています。また、人材の確保にも力を入れており、専門性の高い技術を有する人材の確保に取り組んでいます。

ジャパニアスは、全国に11の拠点を設置し、地域ごとのニーズに応じたサービス提供を行っています。また、企業としての内部管理体制の強化や、持続可能な成長を目指すための社会課題への取り組みにも注力しており、SDGsの達成に貢献する活動を行っています。

財務基盤の安定も重視しており、内部留保や営業活動によるキャッシュフローで資金を賄い、負債を抱えていない健全な経営を続けています。これらの戦略を通じて、ジャパニアスは技術力の向上と事業領域の拡大を図り、持続的な成長を目指しています。