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エアークローゼットJP:9557
沿革
2014年7月 |
東京都中央区新川に株式会社ノイエジーク(資本金200万円)をファッションレンタルサービス事業の提供を目的に設立 |
2015年2月 |
ファッションレンタルサービス「airCloset」事業を開始 |
2015年6月 |
株式会社エアークローゼットに社名変更 |
2015年6月 |
東京都港区六本木七丁目に本社移転 |
2016年5月 |
東京都港区虎ノ門四丁目に本社移転 |
2017年10月 |
パーソナルスタイリングECプラットフォーム「pickss(現airCloset Fitting事業)」をリリース |
2018年1月 |
東京都港区南青山三丁目に本社移転 |
2020年4月 |
メーカー公認月額制レンタルモール「airCloset Mall」をリリース |
2022年7月 |
東京証券取引所グロース市場に株式を上場 |
事業内容
エアークローゼットは、国内在住の女性を対象に、スタイリストが顧客の好みに合わせた洋服を選定し、レンタルするサービス「airCloset」を提供しています。このサービスは2015年2月にリリースされ、シェアリングエコノミーの要素とサブスクリプション型のビジネスモデルを採用していることが特徴です。エアークローゼットは、アパレル事業者と顧客を結びつけるプラットフォーム機能を持ち、レンタル中の洋服を購入することも可能です。さらに、スタイリスト指名オプションやダブルレンタルオプションなど、顧客のニーズに応える様々な機能を追加しています。
エアークローゼットの事業構造は、洋服を仕入れ、パーソナルスタイリングによって付加価値を高めて提供することで、レンタル利用料および販売売上によって収益化を目指しています。また、同社は「airCloset」で蓄積したノウハウやデータを活用し、新たな事業も展開しています。ただし、「airCloset Fitting」は2023年6月末にサービス提供を停止し、「airCloset」に新品アイテムの購入機能を追加することで、同様の体験を提供し続ける予定です。
エアークローゼットのサービスは、顧客の好みやサイズを登録するだけで、プロのスタイリストが選定した洋服が届き、日常生活で楽しむことができます。利用後は返却するだけで、次の洋服が届くシステムです。このサービスは特に、時間がなく自身の洋服選びに悩む女性に利用されています。主な収益構造は、月額会費収入、レンタル中の商品の販売収入、エコセール、企業広告のサンプリングや梱包資材へのデザイン広告からの広告収入などがあります。
経営方針
エアークローゼットは、ファッションレンタルプラットフォームを通じて、ユーザーに新しい体験を提供することを目指しています。同社は、「“ワクワク”が空気のようにあたりまえになる世界へ」というビジョンのもと、ファッションテック企業として、生活に溶け込むサービスを提供し、社会に根付かせることを目標としています。そのために、ユーザー体験を重視し、感動と出会いを提供することに注力しています。
成長戦略として、エアークローゼットは、顧客基盤の拡大とサービスの多様化に力を入れています。具体的には、女性への認知度拡大、事業領域の拡大(セグメント展開・物流プラットフォーム展開)、そしてアジア展開を中期的な経営戦略の柱としています。これらの戦略を通じて、パーソナライズ市場の国内シェアNo.1を獲得し、アジア市場への進出を目指しています。
事業領域の拡大では、メンズやキッズなどの新たなセグメントへの展開や、物流プラットフォームの高速化・高品質化・低コスト化を推進しています。これにより、ファッションEC物流市場をターゲットにした新たな事業の柱を構築し、他社ブランドへの物流基盤提供も視野に入れています。
また、エアークローゼットは、サービスの認知度向上、システム及び物流機能の強化、プラットフォームサービスの強化など、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題にも取り組んでいます。これらの戦略と取り組みを通じて、エアークローゼットは持続可能な成長を目指しています。