北陸瓦斯JP:9537

時価総額
¥173.3億
PER
31.5倍
都市ガスの製造・供給・販売、ガス器具販売、LPG及びLPG機器販売、ガス設備の保全・設計施工、住宅設備機器の販売施工、土木・管工事、太陽光発電、ビル賃貸・管理、リース事業、不動産仲介。

沿革

1913年6月

資本金50万円の「合同瓦斯株式会社」として新潟市に設立。

1917年10月

商号を「新潟瓦斯株式会社」と改称。

1943年12月

新潟瓦斯株式会社・長岡瓦斯株式会社(1918年12月設立)・三条瓦斯株式会社(1928年6月設立)三社合併成立。資本金205万円となる。

1944年4月

商号を「北陸瓦斯株式会社」と改称。

1947年6月

新潟工場天然ガス1号井自噴以後、新潟地区の天然ガス自家採取を開始。天然ガスベースに移行。

1949年7月

新潟証券取引所に上場。

1949年9月

「蒲原瓦斯株式会社」巻町(現新潟市西蒲区)に設立。

1955年10月

天然ガス採取部門を独立。「北陸天然瓦斯興業株式会社」を新潟市に設立。

1959年9月

通産大臣のガス採取規制勧告により、ガス井15坑休止。

1961年1月

蒲原瓦斯株式会社に資本参加。

工事部門を独立。「北陸瓦斯水道工業株式会社」を新潟市に設立。

1962年10月

亀田町(現新潟市江南区)へ供給開始。

1963年7月

「北陸瓦斯水道工業株式会社」より商号を「北栄建設株式会社」と改称。

1964年6月

新潟地震により、新潟地区甚大な被害をこうむる。

1969年7月

都市ガスお客さま数10万件突破。

1972年5月

熱量変更事業に着手。(1㎥当たり17.58141メガジュール(4,200キロカロリー)から39.767475メガジュール(9,500キロカロリー)に転換)1975年8月完了。

1972年8月

豊栄市(現新潟市北区)へ供給開始。

1979年12月

県産天然ガス需給逼迫のため、SNGプラント(大形工場)を新設。

1980年2月

ガス設備の保全、設計施工等を目的として、「北陸ガス保安サービス株式会社」を新潟市に設立。

1980年2月

住宅設備機器の販売施工等を目的として、「北陸ガスリビングサービス株式会社」を新潟市に設立。

1980年12月

都市ガスお客さま数20万件突破。

1982年6月

田上町へ供給開始。

1982年8月

第二次熱量変更事業に着手。(1㎥当たり39.767475メガジュール(9,500キロカロリー)から41.8605メガジュール(10,000キロカロリー)に転換)1983年9月完了。

1983年12月

日本海エル・エヌ・ジー株式会社よりインドネシア産LNGを導入。

1988年5月

「北陸ガス保安サービス株式会社」より商号を「北陸ガスエンジニアリング株式会社」と改称。

1997年11月

都市ガスお客さま数30万件突破。

2000年3月

新潟証券取引所閉場に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。

2003年4月

新潟市より新潟市黒埼地区のガス事業を譲受け、同地区へ供給開始。

2005年1月

東港工場稼動。

2005年3月

東港工場の稼動に伴い、大形工場のSNGプラントを廃止。

2008年1月

12Aガスから13Aガスへの熱量変更事業に着手。2011年1月完了。

2009年10月

2014年4月

2018年4月

2020年4月

2022年4月

長岡市より長岡市越路地区、三島・与板地区、栃尾地区のガス事業を譲受け、同地区へ供給開始。

長岡市より長岡市川口地区のガス事業を譲受け、同地区へ供給開始。

柏崎市よりガス事業を譲受け、供給開始。

都市ガスお客さま数40万件突破。

見附市よりガス事業を譲受け、供給開始。

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場に移行。

事業内容

北陸瓦斯㈱とそのグループ企業(子会社9社、関連会社5社)は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業としては、都市ガスの製造、供給、販売、ガス関連の受注工事、ガス器具の販売が挙げられます。北陸瓦斯㈱は、これらのサービスを直接提供する一方で、蒲原瓦斯㈱(連結子会社)も都市ガスの供給や販売、関連工事を手掛けています。また、妙高グリーンエナジー㈱(持分法適用関連会社)は、妙高市からガス事業を引き継ぎ、上下水道事業も担っています。

LPG事業では、北陸天然瓦斯興業㈱及び蒲原瓦斯㈱がLPG及びLPG機器の販売、配管工事を行っており、北陸天然瓦斯興業㈱は蒲原瓦斯㈱へのLPGの卸販売もしています。

ガス設備の保全や設計施工に関しては、北陸ガスエンジニアリング㈱(連結子会社)がこれを担当し、北陸瓦斯㈱は同社に保安点検等を委託しています。住宅設備機器の販売施工は、北陸ガスリビングサービス㈱が行い、北陸瓦斯㈱は検針業務を委託しています。

土木・管工事については、北栄建設㈱(連結子会社)がガス工事や土木工事を手掛け、北陸瓦斯㈱は一部のガス工事を発注しています。また、北陸瓦斯㈱自身もメガソーラーによる発電事業を展開しています。

その他、北陸不動産㈱(持分法適用関連会社)はビルの賃貸や管理を、北陸リース㈱(非連結子会社)は事務機器や車両のリースを提供しており、北陸瓦斯㈱は北陸土地開発㈱(非連結子会社)から不動産売買の仲介サービスを受けています。さらに、敦井産業㈱からは工事資材の仕入れやガス工事の発注も行っています。これらの事業展開により、北陸瓦斯㈱グループはエネルギー供給から住宅設備、不動産管理まで、幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。

経営方針

北陸瓦斯㈱とそのグループ企業は、都市ガスの製造・供給・販売を中心に、多岐にわたる事業を展開しています。同社は、地域社会の発展に貢献し、お客様や株主から信頼される企業を目指しています。そのために、「安定供給、安全の確保、天然ガスの普及拡大」を使命とし、地域密着の体制を築きながら、サービスの向上やエネルギー利用の創出に努めています。

経営環境の変化に対応するため、同社は複数の重点領域に取り組んでいます。第一に、2050年カーボンニュートラルを目指し、低炭素化を進めるためのガスシステムの提案強化や、カーボンニュートラル都市ガスの普及促進に注力しています。第二に、強靭な事業基盤の構築を目指し、耐震性の向上やスマート保安の導入、情報セキュリティ対策の強化などに取り組んでいます。第三に、地域社会との共存共栄を図り、自治体や地元企業との連携強化や、サステナビリティに関する取り組みを通じて、地域の付加価値向上や課題解決に貢献しています。

これらの取り組みを通じて、北陸瓦斯㈱グループは、お客様のニーズや環境変化に応じた付加価値の高いサービスを提供し、地域のお客様に信頼され、選択され続ける企業グループを目指しています。同社は、新型コロナウイルス感染症の拡大にも対応しながら、事業運営において重要な影響を及ぼさないよう、感染症予防の啓発や感染予防備品の備蓄及び活用、従業員の健康状況の把握・管理の徹底などの対策を実施しています。