西部ガスホールディングスJP:9536

時価総額
¥725.9億
PER
9.2倍
ガス製造・供給、LPG・ガス機器販売、電力・再生可能エネルギー発電、不動産分譲・賃貸、投資事業、情報処理サービス、飲食店経営、化成品製造・販売、遊園地・ゴルフ場経営、即席めん製造・販売、省エネ設備製造・販売を手がける。

沿革

1930年12月

東邦瓦斯株式会社から福岡、熊本、佐世保、長崎各市の供給区域を分離して、本社を福岡市にお

き、資本金1千万円をもって西部瓦斯株式会社を設立。

1943年7月

九州瓦斯株式会社(供給区域小倉、門司、八幡、若松、戸畑及び島原の各市)を吸収合併。

1947年1月

旧熊本工場(現萩原供給所)が操業を開始。

1949年6月

福岡証券取引所に株式を上場。

1949年7月

西部瓦斯副産株式会社(現西部ガスエネルギー株式会社)を設立。

1950年4月

大阪証券取引所(現東京証券取引所)に株式を上場。

1951年10月

旧福北工場が操業を開始。

1964年4月

供給ガスの熱量変更。(1㎥当たり15.06978メガジュール(3,600キロカロリー)から18.837225

メガジュール(4,500キロカロリー)へ)

1971年9月

旧長崎工場が操業を開始。

1971年10月

株式会社シティーサービス(現西部ガス都市開発株式会社)を設立。

1974年1月

東京証券取引所に株式を上場。

1977年10月

旧北九州工場が操業を開始。

1984年4月

西部ガスリビング販売株式会社(現西部ガスリビング株式会社)を設立。

1986年7月

旧北九州工場に原料としてLNGの導入を開始。

1988年8月

福岡市博多区千代に本社を移転。

1989年3月

北九州地区から天然ガス転換を開始。(1㎥当たり18.837225メガジュール(4,500キロカロリー)から46.04655メガジュール(11,000キロカロリー)へ)

1993年10月

旧福北工場にLNG基地を新設し、マレーシアからLNGの導入を開始。

1994年10月

ガスお客さま数が、100万戸を突破。

2000年4月

熊本第2製造所(現熊本工場)が操業を開始。

2001年10月

旧熊本工場(現萩原供給所)で九州ガス圧送株式会社から製品ガスの受入れを開始。

2003年3月

長崎新工場(現長崎工場)が操業を開始。

2005年7月

2011年10月

2014年11月

2021年4月

2022年4月

長崎地区を最後に全社で天然ガス転換作業を完了。

供給ガスの熱量変更。

(福岡地区・北九州地区は、1㎥当たり46.04655メガジュール(11,000キロカロリー)から45メガジュール(10,750キロカロリー)へ。熊本地区・長崎地区・佐世保地区・島原地区は、1㎥当たり46.04655メガジュール(11,000キロカロリー)から46メガジュール(10,990キロカロリー)へ)

ひびきLNG基地が運用を開始。

西部瓦斯株式会社から西部ガスホールディングス株式会社に商号変更するとともに、西部瓦斯株式会社、西部瓦斯熊本株式会社、西部瓦斯長崎株式会社、西部瓦斯佐世保株式会社に会社分割し、事業を承継。

ひびき発電合同会社を設立。

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行。

事業内容

西部ガスホールディングスとそのグループ企業は、ガス、LPG、電力・その他エネルギー、不動産など幅広い事業を展開しています。ガス事業では、西部瓦斯㈱を中心に、ガスの製造、供給、販売を行っており、内管工事やガス機器の販売も手掛けています。また、LPG事業では、西部ガスエネルギー㈱がLPG及びLPG用ガス機器の販売や工事施工を行っています。

電力・その他エネルギー事業では、西部ガステクノソリューション㈱が熱供給事業を展開し、エネ・シード㈱やその関連会社が再生可能エネルギーによる発電事業を手掛けています。不動産事業においては、㈱エストラストや西部ガス都市開発㈱などが不動産分譲や賃貸、住宅建築などを行っています。

その他の事業としては、投資事業、情報処理サービス、飲食店経営、炭素材や塗料の製造販売など多岐にわたります。これらの事業を通じて、西部ガスホールディングスグループはエネルギー供給から生活関連サービスまで、幅広いニーズに応える事業展開を行っています。

経営方針

西部ガスホールディングスは、急速に変化する事業環境に対応するため、「西部ガスグループビジョン2030」を策定し、その具体化を目指す新中期経営計画「Next2024」を推進しています。この計画では、中核であるガスエネルギー事業の競争力強化とともに、電力・その他エネルギー事業や不動産事業の成長を目指しています。2030年度には、ガスエネルギー事業とそれ以外の事業の構成比を同程度にすることを目標に掲げています。

同社は、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みとして、天然ガスシフトの推進に力を入れています。これには、低炭素化に貢献する天然ガスやLPGへの燃料転換の推進、エネルギーサービスの充実、カーボンニュートラルLNGなどの環境に優しいエネルギーの提供が含まれます。

また、ひびきLNG基地の戦略的活用を通じて、天然ガス取扱量の拡大やガスエネルギー事業と電力小売事業の競争力強化を図っています。さらに、お客さまの安全・安心と安定供給体制の強化、再生可能エネルギー事業の強化、不動産事業の拡大など、多角的な成長戦略を展開しています。

これらの取り組みを通じて、西部ガスホールディングスは、エネルギーとくらしの総合サービス企業グループとして、社会や暮らしの多様なニーズに応えるサービスの拡充や創出に努めています。また、カーボンニュートラルの実現に向けた挑戦や経営基盤の強化にも取り組んでおり、デジタル化の推進、人財の育成、コスト改革の実行などを進めています。