- 日本企業
- 広島ガス
広島ガスJP:9535
事業内容
広島ガスは、ガス事業とLPG事業を主な事業セグメントとして展開しています。ガス事業では、広島県内の広島市、廿日市市、東広島市、呉市、尾道市、三原市、福山市を中心に都市ガスの製造、供給、販売を行っています。また、他のガス事業者への卸供給も行い、瀬戸内パイプラインにガスの加工を委託しています。
都市ガスの主原料である天然ガスは、主に海外からLNG船で輸入し、HG LNG SHIPPING CORPORATIONに運航管理を委託しています。ガス器具の販売は広島ガスライフを通じて行われ、ガス設備工事は広島ガスライフと広島ガステクノ・サービスが担当しています。広島ガスメイトは、検針や料金回収、電話受付業務を行っています。
LPG事業では、都市ガスの未供給区域で広島ガス北部販売などがLPガスの販売を行っています。広島ガスプロパンは、広島市を中心に供給区域外の団地でLPガスの供給と販売を行い、充填業務はファミリーガス広島などに委託しています。広島ガスプロパン工業がこれを担当しています。
その他の事業として、広島ガステクノ・サービスは高圧ガス設備の開放検査やエンジニアリング関連事業を行っています。また、ビー・スマイルは高齢者介護などの高齢者サービス事業を展開しています。これらの事業を通じて、広島ガスは地域社会に貢献しています。
経営方針
広島ガスは、地域社会に欠かせないエネルギー供給者として、安定的かつ安全なエネルギーの提供を使命としています。LNGの調達では、多様な調達先や輸送手段を活用し、安定供給を実現しています。中長期的には、原料調達の安定化を図り、地域社会の信頼を得ることを目指しています。
同社は「広島ガスグループ2030年ビジョン」と「2050年カーボンニュートラルへの取り組み」を掲げ、持続可能な未来を目指しています。2025年度の中期経営計画では、ガス体エネルギーの効率的利用によるCO2削減を推進し、地域社会と共に発展する企業を目指しています。
経営指標としては、ROEの向上を目指し、収益性と財務体質の強化を図っています。2030年ビジョンでは、連結経常利益70億円規模の企業グループへの成長を目標に掲げ、ROAやEBITDAなどの指標も設定しています。
2025年度の中期経営計画では、「都市ガス・LPG事業の深化」、「イノベーションの創出」、「経営基盤の強化」の3つの重点領域に注力しています。これにより、持続的な成長と地域社会への貢献を実現しようとしています。
広島ガスは、デジタルトランスフォーメーションを推進し、業務の効率化と組織機能の最適化を図っています。また、人的資本の確保と育成を通じて、グループ全体の総合力を高めることを目指しています。これにより、地域社会と共に発展する企業グループを築いています。