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広島ガスJP:9535
沿革
1909年10月 |
広島市材木町に資本金1,500千円をもって広島瓦斯㈱を設立 |
1910年10月 |
尾道瓦斯㈱と合併 |
1913年12月 |
呉瓦斯㈱と合併 |
1917年8月 |
広島電気軌道㈱と合併し、商号を広島瓦斯電軌㈱に変更 |
1921年6月 |
阿賀工場操業開始(2001年12月操業停止) |
1942年4月 |
電鉄部門を広島電鉄㈱として分離、商号を広島瓦斯㈱に変更 |
1949年6月 |
広島証券取引所に上場 |
1958年11月 |
海田工場操業開始(2001年5月操業停止) |
1960年7月 |
広島瓦斯燃料㈱(1959年7月設立)を吸収合併し、プロパン部門を広島瓦斯㈱直営兼業方式に切り換え |
1962年1月 |
中国プロパン瓦斯㈱(1954年9月設立)を吸収合併 |
1969年3月 |
プロパン部門を広島ガスプロパン㈱として分離(現・連結子会社) |
1970年3月 |
広島瓦斯㈱から広島ガス㈱に商号変更 |
1972年4月 |
需要家の消費機器保安調査等を事業目的として広島ガスサービス㈱を設立(現行商号広島ガステクノ・サービス㈱) |
1975年4月 |
集金・検針業務を事業目的として広島ガス集金㈱を設立(現行商号広島ガスメイト㈱) |
1982年4月 |
尾道工場操業開始(2002年4月操業停止) |
1995年6月 |
天然ガス転換開始 |
1996年3月 |
廿日市工場(LNG受入基地)操業開始、LNGの導入を開始 |
1997年4月 |
お客さま戸数40万戸突破 |
1998年6月 |
機械装置及びエネルギー関連設備の設計・施工等を事業目的として広島ガステクノ㈱を設立(現行商号広島ガステクノ・サービス㈱) |
1999年4月 |
備後工場操業開始 |
1999年10月 |
広島ガス集金㈱と広島ガス興産㈱(1978年4月設立)が合併し、商号を広島ガスメイト㈱に変更(現・連結子会社) |
2000年3月 |
広島証券取引所が東京証券取引所に合併されたことに伴い、東京証券取引所市場第二部に上場 |
2001年6月 |
高齢者向けサービス事業を目的として㈱ビー・スマイルを設立(現・連結子会社) |
2002年4月 |
天然ガス転換完了 |
2003年5月 |
福山瓦斯㈱と共同で瀬戸内パイプライン㈱を設立(現・連結子会社) |
2003年12月 |
連結子会社であった広島ガス不動産㈱(1970年4月設立)を吸収合併 |
2005年2月 |
LNG船の所有を事業目的として㈱商船三井と共同でMAPLE LNG TRANSPORT INC.を設立 |
2006年10月 |
東広島製造所操業開始 |
2011年7月 |
連結子会社であった広島ガスリビング㈱(1975年5月設立)を吸収合併 |
2012年2月 |
供給ガスの標準熱量を1m3当たり46.04655メガジュールから45メガジュールに変更 |
2012年7月 |
広島ガステクノ㈱と広島ガスサービス㈱が合併し、商号を広島ガステクノ・サービス㈱に変更(現・連結子会社) |
2015年3月 |
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 |
2016年2月 |
廿日市工場桟橋機能を拡大し、標準LNG船の受入開始 |
2016年10月 |
連結子会社であった広島ガス開発㈱清算結了(1970年4月設立・2010年8月解散) |
2017年2月 |
シンガポール駐在員事務所開設(現・シンガポール事務所) |
2017年10月 |
バイオマス混焼発電による電力の販売を目的として中国電力㈱と共同で海田バイオマスパワー㈱を設立(現・持分法適用関連会社) |
2018年5月 |
供給保安機能を集約した広島ガス防災センタービルの運用開始 |
2018年6月 |
お客さま接点業務の強化を目的として広島ガスライフ㈱を設立(現・連結子会社) |
2020年3月 |
米国のガス火力発電事業への共同出資参画を目的としてTSH Birdsboro LLCを設立 (現・持分法適用関連会社) |
連結子会社であった㈱ラネット清算結了(2000年10月設立・2019年9月解散) |
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2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 |
カーボンニュートラル都市ガスの供給開始 |
事業内容
広島ガスは、主にガス事業とLPG事業を展開しています。ガス事業では、広島県内の複数の市をカバーする地域で都市ガスの製造、供給、販売を行っており、他のガス事業者への卸供給も手掛けています。この事業の一環として、天然ガスの輸入やガス器具の販売、ガス設備工事の受付から施工までを行っています。また、保安点検業務や検針、料金回収、電話受付業務も提供しています。
LPG事業では、都市ガスの未供給区域においてLPGの販売を行っており、LPG器具の販売やLPG配管工事の施工も手掛けています。さらに、広島市を中心とした供給区域外の団地におけるLPGの供給と販売、LPGの充填業務も展開しています。
その他の事業として、高圧ガス設備の開放検査やエンジニアリング事業、建設工事、機械器具設置工事を行う広島ガステクノ・サービスや、高齢者介護サービスを提供するビー・スマイルなどがあります。これらの事業を通じて、広島ガスは多岐にわたるサービスを提供し、地域社会のニーズに応えています。
経営方針
広島ガスは、エネルギー供給の安定化と環境負荷低減を目指し、中期経営計画として「2030年ビジョン」と「2050年カーボンニュートラルへの取り組み」を推進しています。同社は、地域社会に欠かせないエネルギー供給者として、安心安全なエネルギーの提供を最優先課題と捉え、LNG調達の多様化や原料調達の安定化に努めています。また、環境負荷低減や社会貢献、ガバナンス強化を目的とした「SDGs実行宣言」を策定し、ESG関連の取り組みや省エネ・省CO2に資する活動を一本化して進めています。
2050年に向けたカーボンニュートラル実現には、ガス体エネルギーの積極的・効率的利用によるCO2低減と、事業基盤の改革・強化を通じた地域社会との共同発展を掲げています。具体的な戦略としては、「都市ガス・LPG事業の深化」、「イノベーションの創出」、「経営基盤の強化」の3点に力を入れています。これらの取り組みを通じて、経営効率化の推進や収益性の向上、財務体質の強化を図り、経営指標として設定されたROEやROAの向上を目指しています。
広島ガスは、脱炭素社会の実現に向けた再生可能エネルギーの開発やグリーン電力の供給、森林保全活動を通じたCO2排出量の低減と吸収に貢献する事業展開を着実に実行しています。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを推進し、組織機能の最適化や業務の高度化・効率化を進めることで、新たな価値創造と業務効率化を目指しています。これらの戦略を基に、地域社会からの信頼を得ながら、強靭な企業グループの構築と持続的な発展を目指しています。