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中部電力JP:9502
沿革
1951年5月 |
電気事業再編成令により,中部配電株式会社及び日本発送電株式会社から設備の出資及び譲渡を受け,設立 |
1951年8月 |
東京・名古屋・大阪の各証券取引所に上場 |
〃 |
中部計器工業㈱(現・連結子会社)を設立 |
1953年6月 |
中電興業㈱(現・連結子会社)を設立 |
1955年3月 |
日本耐火防腐㈱(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化 |
1957年4月 |
永楽不動産㈱(現・連結子会社)を設立 |
1957年10月 |
永楽自動車㈱(現・連結子会社)を設立 |
1960年6月 |
中電ビル㈱を設立 |
1961年11月 |
中部火力工事㈱(現・連結子会社)を設立 |
1962年3月 |
中電工事㈱(現・連結子会社)を設立 |
1978年8月 |
中部環境エンジニアリング㈱(現・連結子会社)を設立 |
〃 |
中電コンピューターサービス㈱を設立 |
1981年7月 |
日本耐火防腐㈱が,㈱ニッタイに商号変更 |
1983年11月 |
中部火力工事㈱が,㈱中部プラントサービスに商号変更 |
1988年4月 |
中部環境エンジニアリング㈱が,㈱中部環境緑化センターを吸収合併,㈱中部環境テックに商号変更 |
1988年7月 |
永楽不動産㈱が,㈱永楽開発に商号変更 |
1989年6月 |
㈱コンピュータ・テクノロジー・インテグレイタ(現・連結子会社)を設立 |
1990年10月 |
㈱中部環境テックが,中部ポートサービス㈱を吸収合併,㈱テクノ中部に商号変更 |
1993年12月 |
中電興業㈱が,中興電機㈱を吸収合併 |
1997年9月 |
中電ビル㈱が,㈱電気文化会館と電気ビル㈱を吸収合併 |
1999年4月 |
中電工事㈱が,㈱シーテックに商号変更 |
1999年7月 |
㈱コンピュータ・テクノロジー・インテグレイタが,㈱シーティーアイに商号変更 |
2001年4月 |
㈱シーエナジー(現・連結子会社)を設立 |
2001年10月 |
中部計器工業㈱が,中部精機㈱を吸収合併,中部精機㈱に商号変更 |
2002年10月 |
中電ビル㈱が,㈱アスパックを吸収合併 |
2003年10月 |
㈱シーティーアイが,中電コンピューターサービス㈱を吸収合併,㈱中電シーティーアイに商号変更 |
〃 |
㈱シーテック,㈱ニッタイ他1社が,中電静岡工営㈱及び中電長野工営㈱の業務の一部を吸収分割により承継。㈱永楽開発が,それ以外の業務を承継し,中電静岡工営㈱及び中電長野工営㈱を吸収合併 |
2006年10月 |
㈱永楽開発が,㈱中部グリーナリ及び中電ビル㈱を吸収合併,中電不動産㈱に商号変更 |
〃 |
㈱ニッタイが,㈱永楽開発の業務の一部を吸収分割により承継,中電配電サポート㈱に商号変更 |
2007年3月 |
㈱トーエネック(現・連結子会社)株式に対する公開買付けにより,同社を子会社化。これにより,同社の連結子会社である㈱トーエネックサービス(現・連結子会社)はじめ6社を子会社化 |
2008年10月 |
永楽自動車㈱が,㈱トーエネックサービスの業務の一部を吸収分割により承継,㈱中電オートリースに商号変更 |
2012年4月 |
㈱シーエナジーが,㈱エル・エヌ・ジー中部を吸収合併 |
2013年10月 |
ダイヤモンドパワー㈱(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化 |
2015年4月 |
㈱JERA(現・持分法適用関連会社)を設立 |
2015年10月 |
㈱JERAが,当社の燃料輸送事業及び燃料トレーディング事業を吸収分割により承継 |
2016年2月 |
㈱トーエネックが,旭シンクロテック㈱(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化 |
2016年7月 |
㈱JERAが,当社の既存燃料事業(上流・調達),既存海外発電・エネルギーインフラ事業及び株式会社常陸那珂ジェネレーションの実施する火力発電所のリプレース・新設事業を吸収分割により承継 |
2017年4月 |
㈱シーエナジーが,CEPO半田バイオマス発電㈱(現・連結子会社)を設立 |
2019年4月 |
㈱JERAが,当社の燃料受入・貯蔵・送ガス事業及び既存火力発電事業等を吸収分割により承継 |
〃 |
中部電力送配電事業分割準備㈱(現・連結子会社「中部電力パワーグリッド㈱(2020年4月商号変更)」)及び中部電力小売電気事業分割準備㈱(現・連結子会社「中部電力ミライズ㈱(2020年4月商号変更)」)を設立 |
2020年4月 〃 |
中部電力パワーグリッド㈱が,当社の一般送配電事業等を承継 中部電力ミライズ㈱が,当社の小売電気事業等を承継 |
2021年4月 |
㈱日本エスコン(現・連結子会社)の第三者割当増資を引き受け,同社を子会社化。これにより,同社の子会社10社を子会社化 |
2021年10月 |
㈱日本エスコンが,㈱ピカソ(現・連結子会社)及びグループ7社の株式を取得し子会社化 |
2022年4月 |
中電興業㈱が,中電クラビス㈱に商号変更 |
事業内容
中部電力は、電気やガスの供給を主軸とするエネルギー事業を中心に、国内外で多岐にわたる事業を展開しています。同社グループは、中部電力を含む子会社62社及び関連会社72社で構成され、エネルギー事業の他にも、電気事業に関連する設備の建設や保全、資機材の製造、不動産事業、さらには医療・健康といった生活関連事業にも手を広げています。
2019年4月1日、中部電力は燃料受入・貯蔵・送ガス事業や既存火力発電事業等を㈱JERAに承継させ、2020年4月1日には小売電気事業等を中部電力ミライズ㈱に、一般送配電事業等を中部電力パワーグリッド㈱にそれぞれ承継させました。これにより、中部電力グループは「ミライズ」「パワーグリッド」「JERA」の3つの報告セグメントを持つ体制を確立しています。
「ミライズ」は電力・ガスの販売と各種サービスの提供を、「パワーグリッド」は電力ネットワークサービスの提供を、「JERA」は燃料上流・調達から発電、電力・ガスの販売までを手がけています。これらのセグメントを通じて、中部電力グループはエネルギー供給の安定化と、新たな価値の創出に努めています。
経営方針
中部電力は、エネルギー供給の安定化と新たな価値の創出を目指し、多岐にわたる事業展開を行っています。同社グループは、「中部電力グループ 経営ビジョン2.0」を掲げ、2050年のカーボンニュートラル実現に向けたグリーントランスフォーメーション(GX)を基本方針としています。このビジョンの下、新型コロナウイルス感染拡大やデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展など、社会構造の変化を新たなビジネスチャンスと捉え、持続的な成長を目指しています。
中部電力は、2030年に向けて「連結経常利益2,500億円以上」と「国内エネルギー事業と新しい成長分野や海外事業などの事業ポートフォリオの比率1:1」を目標に掲げています。これを達成するため、まちづくりへの貢献や資源循環などの地域インフラ事業による脱炭素・循環型社会の構築、医療・健康といった生活関連事業の拡大を通じて、新しいコミュニティの形の提供を加速しています。
また、中部電力グループは、脱炭素社会への貢献や社会課題の解決、大規模災害時の事業継続、コンプライアンス経営の徹底など、ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点を踏まえた事業経営を深化させ、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献しています。これらの取り組みを通じて、持続的な成長と企業価値の向上に努めています。
さらに、中部電力は、2025年度に「連結経常利益1,800億円以上、ROIC3.0%以上」を中期経営目標として設定し、グループ一丸となって様々な取り組みを進めています。これらの戦略的取り組みにより、中部電力グループは、変化する社会環境の中で新たな価値を創出し、エネルギー供給の安定化と社会の発展に貢献していく所存です。