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学研ホールディングス【JP:9470】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
学研ホールディングスは、学習塾や出版、保育用品の製作販売、介護施設や子育て支援施設の運営など、教育と暮らしに関わる幅広い事業を展開する持株会社です。グループ全体の戦略策定や経営管理を行い、国内外の子会社・関連会社を通じてサービスを提供しています。
同社の主要な顧客は、児童・生徒とその保護者、学校・保育施設、医療・介護を必要とする高齢者やその家族、企業の研修担当など多岐にわたります。収益は学習塾の授業料、出版物や教材の販売、保育用品や設備の販売、介護施設の入居・利用料、企業向け研修サービスなど複数の柱で構成されています。
事業は大きく教育分野、医療福祉分野、その他に分かれており、教育分野では幼児から高校生向けの教室運営や教科書・デジタル教材の企画・販売、体験型英語施設やオンライン英会話などのサービスを手がけています。医療福祉分野ではサービス付き高齢者向け住宅や認知症グループホーム、保育園・こども園などの開発・運営を行い、物流やグループ向けの専門サービスも補完的に提供しています。
経営方針
同社は中期経営計画「Gakken2027」を通じて企業価値の最大化を図っており、短期的な数値目標として2026年9月期に売上高2,050億円、EBITDA135億円、営業利益85億円、親会社株主に帰属する当期純利益40億円を目指しています。前連結会計年度の売上高は199,119百万円(約1,991億円)で、これを基盤に2030年に向けたポートフォリオの実現を掲げています。また、資本効率の改善によりROE8%、株主資本配当率(DOE)2.5%を目標とし、株主還元と財務健全性の両立を志向しています。
同社は重点投資分野としてグローバル事業、リカレント・リスキリング領域、メディカル/ウェルネス事業に資源を集中させています。具体的には、幼児から社会人までをつなぐ教材や講座の高付加価値化、企業向け研修の拡充、介護・健康関連サービスの拡大により収益性を高める方針です。差別化戦略としては、長年培った教材コンテンツや教室運営ノウハウを活用して、単なる教材販売ではなくサービス化・会員化を進めLTV(顧客生涯価値)の最大化を図るとしています。
新市場開拓や事業拡大では、海外市場への展開と企業向け・社会人向けの学び直し需要取り込みを重視しています。地方自治体や企業との連携で保育・教育支援や地域向け学習サービスを拡大するほか、介護施設や子育て支援施設の開発・運営を積極展開して利用者基盤を広げる計画です。加えて、政策保有株式の圧縮や余剰資産売却でキャッシュを創出し、成長投資や債務削減に充てることで事業ポートフォリオの入れ替えを進めています。
技術革新への取り組みとしては、デジタル教材やオンライン英会話などのサービス強化に加え、学習データの活用による個別最適化や業務効率化に向けたIT投資を進めています。具体的には、教材のデジタル化を進めて学習履歴を蓄積・分析し、学習プランの自動生成や講師支援を行うことでサービスの質と効率を両立させる方針です。また、ガバナンス強化と意思決定の迅速化を図ることで、技術投資やM&Aの実行スピードを高める取り組みも進めています。