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アルファポリスJP:9467
沿革
2000年8月 |
渋谷区恵比寿において資本金1,000万円で株式会社アルファポリスを設立 |
2000年9月 |
書籍出版化支援サービス「ドリームブッククラブ」の開始 |
2004年3月 |
渋谷区恵比寿に株式会社レーヴック(100%子会社)を設立 |
2007年10月 |
当社名を冠した「アルファポリス文庫」を創刊 |
2008年1月 |
読者からの投票結果に加え、作家からの出版申請をもとにした出版制度を開始 |
2008年2月 |
第1回「Webコンテンツ大賞」を開催 |
2008年7月 |
設立からの新刊書籍発行点数累計が100点を突破 |
2009年9月 |
大人の女性のための恋愛小説レーベル「エタニティブックス」を創刊 |
2010年7月 |
書籍出版化支援サービス「ドリームブッククラブ」の募集終了 |
2010年11月 |
新感覚ファンタジー小説レーベル「レジーナブックス」を創刊 |
2012年10月 |
「第7回ニッポン新事業創出大賞」アントレプレナー部門にて最優秀賞を受賞 |
2013年1月 |
株式会社レーヴックを吸収合併 |
2014年2月 |
甘く危険なラブロマンスレーベル「ノーチェブックス」を創刊 |
2014年10月 |
東京証券取引所マザーズに株式を上場 |
2014年11月 |
設立からの新刊書籍発行点数累計が1,000点を突破 |
2015年1月 |
投稿作品の人気度に応じ、作家に報酬を支払うサービス「投稿インセンティブ」を開始 |
2015年5月 |
自社開発によるゲーム事業を開始 |
2015年5月 |
経済産業省及び東京証券取引所が創出した「攻めのIT経営銘柄」に選定 |
2016年4月 |
当社Webサイトにて課金サービスを開始 |
2017年2月 |
当社コンテンツ閲覧アプリ内において、これまで書籍化に伴い非公開処理又はダイジェスト化していた作品を一定期間に限り閲覧することが出来る「レンタル」サービスを開始 |
2017年10月 |
東宝株式会社と業務提携 |
2017年12月 |
絵本投稿サイト「絵本ひろば」をリリース |
2018年1月 |
ゲーム事業を関連会社である株式会社アルファゲームスに譲渡 |
2019年8月 |
絵本投稿サイト「絵本ひろば」のスマートフォン向けアプリをリリース |
2021年3月 |
ファンタジックなボーイズラブレーベル「アンダルシュノベルズ」を創刊 |
2021年7月 |
海外向けの新漫画アプリ「Alpha Manga」をリリース |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場に移行 |
2023年3月 |
設立からの新刊書籍発行点数累計が5,000点を突破 |
事業内容
アルファポリスは、インターネット時代の新しいエンターテインメントを創造することを目的として、ウェブサイトやアプリ上で運営する小説・漫画等の投稿サイトからコンテンツを書籍化する事業を展開しています。同社は、インターネット上でユーザー評価を参考に、書籍化すべきコンテンツを選定し、品質向上を図った後に出版することで収益を上げています。このビジネスモデルは、インターネット上からのコンテンツ調達と、ユーザー評価に基づく選定方法が特徴です。
アルファポリスは、ライトノベル、漫画、文庫、その他(一般文芸書、ビジネス書、絵本等)の4つのジャンルに分けられる書籍を取り扱っています。ライトノベルは、特に男性向けの作品が主力であり、漫画ジャンルでは、ライトノベルの人気作品の漫画化に加え、オリジナル漫画の育成にも力を入れています。また、漫画は電子書籍との親和性が高く、売上の大部分を占めています。文庫ジャンルでは、特定のジャンルに依存しない幅広い書籍刊行を推進しています。
さらに、アルファポリスは、作品の他メディア展開も積極的に行っており、テレビドラマ化、映画化、ゲーム化など、多岐にわたるメディアでの成功例があります。これにより、作品の知名度向上とともに、新たな収益源を確保しています。
投稿サイトでは、作家とユーザー双方に魅力的なサービスを提供し、新規コンテンツの確保に努めています。例えば、「Webコンテンツ大賞」や「出版申請制度」、「投稿インセンティブ」などがあり、これらは作家にとって魅力的なサービスやイベントとなっています。また、海外向けの漫画アプリ「Alpha Manga」の配信により、グローバル展開も進めています。
アルファポリスは、インターネットを活用した新しい出版の形を追求し、多様なコンテンツを提供することで、エンターテインメント業界における独自の地位を築いています。
経営方針
アルファポリスは、インターネットを中心に新しいエンターテインメントを創出し、提供することを目指す企業です。同社は、従来のやり方に囚われず、求められる良質なコンテンツの追求を経営方針としています。中長期的な戦略として、出版事業の拡大と、出版を通じて蓄積した自社IPを映像、キャラクター、ゲーム事業などに展開する多角的な事業展開を目指しています。
経営上の目標としては、売上高の伸び率と営業利益、当期純利益の向上を重視しており、これらを経営指標としています。出版業界の環境は、紙と電子の合算でマイナス成長を記録しているものの、電子出版市場の拡大が続いており、アルファポリスはこの電子書籍市場への対応を重要視しています。
同社は、優秀な人材の確保・育成、作家・ユーザー数の拡大、取扱書籍のジャンル拡大、電子書籍市場への対応、新たな販路の確保・拡大、自社IPを活かした事業拡大、内部管理体制の強化という7つの重点領域に注力しています。これらを通じて、出版事業の増強とエンターテインメント企業としての他事業展開を目指しています。
アルファポリスは、インターネット上でのコンテンツ調達とユーザー評価に基づく選定方法を特徴とするビジネスモデルを持ち、ライトノベル、漫画、文庫など幅広いジャンルの書籍を取り扱っています。また、作品の他メディア展開や海外向け漫画アプリ「Alpha Manga」の配信など、グローバル展開にも力を入れています。これらの戦略を通じて、アルファポリスはエンターテインメント業界における独自の地位を築いています。