ワイヤレスゲートJP:9419

時価総額
¥26億
PER
ワイヤレス・ブロードバンド関連事業を展開、公衆無線LANや通信網を用いた無線通信サービス「ワイヤレスゲートWi-Fi」、スマホ保険付きWi-Fiサービス、リモートライフサポートサービス等を提供。

沿革

2004年1月

ワイヤレス・ブロードバンドサービスの提供を目的として、株式会社トリプレットゲートを東京都品川区に設立

2004年10月

公衆無線LANサービス「ワイヤレスゲート」の提供開始

2005年10月

ワイヤレス・ブロードバンドサービスの基盤プラットフォームを活用した「ワイヤレス・プラットフォームサービス」の提供開始

2009年7月

「ワイヤレスゲートWi-Fi+WiMAX」の提供開始

2010年10月

本社を現在地に移転

2011年3月

商号を株式会社ワイヤレスゲートへ変更

2012年7月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2012年11月

株式会社ワイヤレステクノロジー・ラボ及び株式会社ワイヤレスマーケティング・ラボを設立

2012年12月

「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE」の提供開始

2013年10月

「ワイヤレスゲートWi-Fi+WiMAXツープラス」の提供開始

2014年1月

Wi-Fiインフラ事業を開始

2014年7月

株式会社ワイヤレステクノロジー・ラボを吸収合併

2014年9月

「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE SIMカード」の提供開始

2016年3月

東京証券取引所市場第一部へ市場変更

2016年9月

株式会社closip(旧・株式会社LTE-X)を設立(現・関連会社)

2021年11月

「ワイヤレスゲートWiMAX+5G」の提供開始

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行

2023年1月

株式会社ワイヤレスマーケティング・ラボを吸収合併

2023年10月

東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場へ移行

事業内容

ワイヤレスゲートは、ワイヤレス・ブロードバンド関連事業を展開している企業です。同社は、公衆無線LAN事業者のWi-Fiスポットや通信事業者の通信網を活用し、消費者のニーズに応じた無線通信サービスを提供しています。これらのサービスは、家電量販店や携帯電話販売店、自社のECサイトを通じて販売されています。

ワイヤレスゲートの主要な事業セグメントには、「ワイヤレス・リモートサービス事業」があります。この事業では、ワイヤレスゲートWi-Fiサービス、ワイヤレスゲートWiMAX+5G、ワイヤレスゲートWi-Fi WiMAX2+、ワイヤレスゲートWi-Fi、ワイヤレスゲートWi-Fi+スマホ保険付き/PC保険付き、ワイヤレスゲートレンタルWi-Fiなど、様々な通信サービスと周辺サービスを提供しています。これらのサービスは、高速インターネット接続やスマホ・PCの保険、レンタルWi-Fiなど、顧客の多様なニーズに応えるものです。

また、同社は「リモートライフサポートサービス」も手がけており、法人顧客のリモートワークやリモートサービスに関する課題解決をサポートしています。このセグメントでは、多拠点通信一元管理ソリューション、施設内通信スマホ化ソリューション、通信回線集約ソリューションなど、企業の運営効率化やセキュリティ強化に貢献するソリューションを提供しています。

ワイヤレスゲートは、これらの事業を通じて、個人顧客から法人顧客まで幅広い層に対して、高品質な通信サービスとサポートを提供しています。

経営方針

ワイヤレスゲートは、2023年1月に創業20周年を迎え、新たな企業理念として「パーパス」と「ビジョン」を制定しました。同社は、「イマジネーションとつなげる力で社会に、そして未来に『あって良かった』を届ける」というパーパスのもと、社会インフラとして不可欠なワイヤレス・ブロードバンドサービスを基点に、新たな付加価値の創造を目指しています。また、社員に感動を、社会に笑顔を届けることをビジョンに掲げ、社員の感動と社会の笑顔が循環する未来を目指しています。

同社は、ブロードバンド市場の競争激化に直面しながらも、販売チャネルの拡充や新サービスブランドの投入、デジタルマーケティング事業の立ち上げを通じて、新たなマーケットの開拓と収益源の確保に努めています。2024年から2026年にかけての中期経営計画では、通信事業の再構築による「稼ぐ力」の維持、デジタルマーケティング事業への投資、顧客基盤の活用と拡大を通じて、成長軌道への回帰を目指しています。

具体的な戦略としては、カメラのキタムラやヨドバシカメラとの提携強化、WiMAXを補完する新商品の投入、インバウンド向けのe-SIMを軸にしたデジタル商材のクロスセルや新EC事業の展開などが挙げられます。これらの取り組みを通じて、2026年12月期には売上高100億円以上、営業利益5億円以上を目標に掲げています。

ワイヤレスゲートは、これらの成長戦略を推進することで、持続可能な成長と企業価値の向上を目指しています。同社の取り組みは、顧客ニーズに応える高品質な通信サービスの提供はもちろん、社会全体にポジティブな影響を与えることを目指しており、その実現に向けた努力が注目されています。