テレビ朝日ホールディングスJP:9409

時価総額
¥3592.3億
PER
11.9倍
テレビ番組制作・放送、インターネット広告動画配信、テレビ通販、音楽出版やイベント事業など多岐にわたる事業を展開。

事業内容

テレビ朝日ホールディングスは、テレビ放送事業を中心に多岐にわたる事業を展開しています。テレビ番組の制作と放送を主な業務とし、子会社のテレビ朝日、BS朝日、シーエス・ワンテン、テレビ朝日映像などがこの分野で活動しています。

インターネット事業では、広告付き動画配信や動画コンテンツの制作、権利許諾を行っています。テレビ朝日、テレビ朝日メディアプレックス、シンエイ動画などがこの分野での主要なプレイヤーです。

ショッピング事業は、テレビ通販番組やECサイトを通じた通信販売を手がけています。ロッピングライフやイッティといった子会社がこの分野で活動し、消費者に多様な商品を提供しています。

その他の事業としては、音楽出版、イベント、機器販売・リース、出資映画などがあります。これらの事業は、テレビ朝日ミュージックやテレビ朝日サービスなどの子会社が担当し、幅広いエンターテインメントを提供しています。

経営方針

テレビ朝日ホールディングスは、急速に変化するメディア環境に対応するため、「新しい時代のテレビ局」への進化を目指しています。2023年度からの中期経営計画「BREAKOUT STATION!新しい時代のテレビ朝日 経営計画2023-2025」を推進し、コンテンツを基盤にした「360°戦略」を展開しています。この戦略は、視聴者や広告主のニーズに応える多様なコンテンツ制作と、メディア全体での展開を通じて収益の最大化を図るものです。

具体的な戦略目標として、地上波戦略では、最強のコンテンツ編成を目指し、2025年度までに視聴率三冠を達成することを掲げています。インターネット戦略では、ABEMAやTELASAなどを通じたコンテンツのインターネット展開を拡大し、収益増を図ります。また、ショッピング戦略では、販路拡大とヒット商品の創出を通じて事業規模の拡大を目指しています。

さらに、メディアシティ戦略では、東京ドリームパークなどでのリアルイベントを通じて増収を図り、新領域開拓では、アニメやゲーム、メタバース事業など新たなビジネス領域に挑戦しています。これにより、IPビジネスの開発を進め、持続可能な成長を目指しています。

テレビ朝日ホールディングスは、サステナビリティ宣言に基づき、気候変動対応や人的資本に関する情報開示を行い、持続可能な社会の実現に貢献しています。戦略投資枠を500億円と設定し、東京ドリームパークへの投資やM&Aを通じて成長の好循環を生み出すことを目指しています。

経営計画では、2025年度までに連結売上高3,300億円、営業利益200億円、経常利益250億円、純利益200億円を目標としています。これに対し、積極的な取り組みの結果、2025年度にはこれらの目標を上回る見込みです。テレビ朝日ホールディングスは、良質なコンテンツ提供を通じて企業価値の向上を図り、ステークホルダーの期待に応え続けます。