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日本コンセプトJP:9386
沿革
年 月 |
概 要 |
1994年1月 |
東京都中央区新川にISO標準規格のタンクコンテナを使用した国際複合一貫輸送サービスの提供を目的として、日本コンセプト株式会社(資本金10,000千円)を設立。 |
1994年5月 |
本社を東京都中央区新川から、東京都中央区八丁堀に移転。 |
1996年7月 |
東京都江東区青海に東京支店、兵庫県神戸市に神戸支店を開設、タンクコンテナの洗浄業務を開始。 |
1997年1月 |
株式会社オリエント・ティナーズ・ジャパンと合併。 |
1998年6月 |
新潟県豊栄市(現新潟市北区)に新潟支店を開設。 |
1998年9月 |
米国ニュージャージー州に駐在員事務所を開設。 |
1998年11月 |
山口県下松市に徳山支店を開設。 |
1998年12月 |
欧州地域における営業拠点として、オランダに完全子会社であるNICHICON EUROPE B.V.(連結子会社)を設立。 |
1999年10月 |
米国ニュージャージー州の駐在員事務所を閉鎖し米国市場から撤退。 |
2001年3月 |
東南アジア地域における営業拠点として、シンガポールに完全子会社であるNIPPON CONCEPT SINGAPORE PTE.LTD.(連結子会社)を設立。 |
2002年6月 |
NICHICON EUROPE B.V.の完全子会社として、英国の営業拠点であるNICHICON UK LIMITED.(連結子会社)を設立。 |
2002年9月 |
NICHICON EUROPE B.V.の社名をEURO-CONCEPT B.V.に改称し、新たにその完全子会社としてNICHICON EUROPE B.V.(連結子会社)を設立し営業譲渡。 |
2002年12月 |
NIPPON CONCEPT SINGAPORE PTE.LTD.の完全子会社として、マレーシアにタンクコンテナの洗浄及びメンテナンス拠点であるNIPPON CONCEPT MALAYSIA SDN.BHD.(連結子会社)を設立。 |
2005年9月 |
東京都江東区青海の東京支店の規模を拡張するため神奈川県川崎市川崎区に移転、京浜支店に改称。 |
2005年11月 |
タンクコンテナの調達及び資産管理を目的とするニチコンアセットマネジメント株式会社(元連結子会社)を設立。 |
2006年1月 |
ニチコンホールディングス株式会社を設立し、株式移転により日本コンセプト株式会社及びニチコンアセットマネジメント株式会社の持株会社とする。 |
2006年10月 |
事業規模の小さい新潟支店を新潟出張所に名称変更。 |
2007年1月 |
日本コンセプト株式会社を存続会社として、ニチコンホールディングス株式会社を吸収合併し、ニチコンアセットマネジメント株式会社を完全子会社化。 |
2008年7月 |
日本コンセプト株式会社を存続会社として、ニチコンアセットマネジメント株式会社を吸収合併。 |
2008年10月 |
タンクコンテナの洗浄及びメンテナンス能力の大幅な拡充をするため、NIPPON CONCEPT MALAYSIA SDN.BHD.を移転。 |
2010年2月 |
名古屋市中区に名古屋営業所、徳山支店内に徳山営業所を開設。 |
2010年3月 |
大阪市中央区に大阪営業所を開設。 |
2011年8月 |
本社を東京都中央区八丁掘から、現在の所在地である東京都千代田区内幸町に移転。 |
2011年9月 |
名古屋営業所を閉鎖。 |
2012年2月 |
米国における営業拠点として、米国テキサス州に完全子会社であるNIPPON CONCEPT AMERICA,LLC.(連結子会社)を設立。 |
2012年10月 |
大阪証券取引所 JASDAQ(スタンダード)市場(現 東京証券取引所 JASDAQ(スタンダード)市場)に株式を上場。 |
2013年2月 |
三重県四日市市に中部支店及び中部営業所を開設。 |
2013年9月 |
神戸支店の規模を拡張するため、敷地を拡張。 |
2015年8月 |
岡山県倉敷市に水島支店及び水島営業所を開設。 |
2016年2月 |
神戸支店内に神戸営業所を開設し、営業所機能を吸収して大阪営業所を廃止。 |
2016年9月 |
東京証券取引所 市場第二部(東証二部)へ市場変更。 |
2017年2月 |
千葉県富津市に京葉臨海支店を開設。 |
2017年7月 |
東京証券取引所 市場第一部(東証一部)銘柄に指定。 |
2018年1月 |
兵庫県神戸市に阪神支店を開設。 |
2018年2月 |
株式会社商船三井と資本業務提携契約を締結。 |
2018年3月 |
株式会社商船三井を割当先とする第三者割当増資を実施。 |
2021年6月 2022年4月 |
海外代理店業務の統括を目的として、株式会社商船三井及び商船三井ロジスティクス株式会社との合弁会社であるMOLロジスティクス・タンクコンテナ株式会社(持分法適用関連会社)を設立。 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 |
事業内容
日本コンセプト株式会社とそのグループ会社は、国際複合一貫輸送と附帯業務を提供する単一事業を展開しています。このグループは、日本コンセプト株式会社を含む8社で構成され、NIPPON CONCEPT SINGAPORE PTE.LTD.、NIPPON CONCEPT MALAYSIA SDN.BHD.、EURO-CONCEPT B.V.、NICHICON EUROPE B.V.、NICHICON UK LIMITED.、NIPPON CONCEPT AMERICA,LLC.、および持分法適用会社のMOLロジスティクス・タンクコンテナ株式会社が含まれます。
日本コンセプト株式会社は、日本及び周辺地域での輸出入貨物取扱業とグループ会社及び韓国代理店の統括を行っています。NIPPON CONCEPT SINGAPORE PTE.LTD.は、東南アジア(マレーシアを除く)、中国、インド、中東、オセアニア地域での輸出入貨物取扱業と地域統括を担当。NIPPON CONCEPT MALAYSIA SDN.BHD.は、東南アジア地域でのタンクコンテナの洗浄・メンテナンスとマレーシアでの輸出入貨物取扱業を行います。EURO-CONCEPT B.V.は、持株会社として欧州地域の統括を、NICHICON EUROPE B.V.は欧州(英国を除く)での輸出入貨物取扱業を、NICHICON UK LIMITED.は英国での輸出入貨物取扱業を、NIPPON CONCEPT AMERICA,LLC.は米州での輸出入貨物取扱業をそれぞれ担当しています。MOLロジスティクス・タンクコンテナ株式会社は、商船三井ロジスティクス株式会社の海外現地法人統括業務を引き受けています。
日本コンセプトグループの事業内容は、ISO標準規格のタンクコンテナを使用した液体貨物及び各種ガスの輸送、加温や保管、他の容器への移し替え、フロンガスの回収・再生・無害化などの一連の附帯サービスの提供です。これらのサービスは、化学品メーカーや商社、食品会社など国内外の主要取引先に対して提供されています。グループの強みは、片道運賃での輸送サービス提供、物流洗浄拠点の保有、フロンガスの一貫処理能力にあり、これらを通じてグローバルネットワークの拡充と環境保全に貢献しています。
経営方針
日本コンセプト株式会社は、環境保全を核とした成長戦略を推進しています。同社は、地球の環境破壊を防ぐことを企業理念の一つとし、反復利用可能な輸送容器を活用した国際総合物流サービスを通じて、持続可能な社会の維持に貢献しています。具体的には、タンクコンテナを用いた化学品の輸送、フロンガスの回収・再生・無害化などのビジネスモデルをグローバルに展開し、環境保全に努めています。
中長期的な経営戦略として、同社は以下の四つの重点領域に注力しています。第一に、タンクコンテナを用いた物流サービスの世界的な展開を図り、ビジネスの拡大を目指します。第二に、フロンガス関連ビジネスの拡大を通じて、環境保護に貢献します。第三に、独自のグローバルネットワークを活かし、さらなるビジネスの取り込みを目指します。第四に、資本業務提携をしている商船三井との協業を深め、新たな販路をグローバルに展開します。
これらの戦略を支えるため、同社は安全と環境問題への取り組みを最優先事項としています。また、お客様の啓蒙とトータルソリューションの提供、タンクコンテナの取扱能力の拡大、ITを活用した省力化、資金調達と投資行動、財務力の充実、そして人材の育成にも力を入れています。
日本コンセプト株式会社は、これらの戦略を通じて、環境に配慮した持続可能なビジネスモデルの構築と、グローバルな事業展開を目指しています。