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エージーピーJP:9377
沿革
1965年12月 |
日本空港動力㈱を設立。資本金5千万円 |
1967年8月 |
大阪事業所開設、大阪国際空港(以下伊丹空港という)において営業開始 |
1968年9月 |
福岡事業所開設、福岡空港にて営業開始 |
1972年1月 |
千歳事業所開設、千歳空港(現新千歳空港、以下新千歳空港という)にて営業開始 |
7月 |
成田事業所開設、新東京国際空港(以下成田空港という)およびその周辺地域において施設整備部門営業開始 |
1975年2月 |
沖縄地区におけるホテルの総合管理業務を行う目的で、那覇市内に「那覇総合ビルサービス㈱」(現連結子会社)を設立 |
1978年5月 |
成田空港において動力部門営業開始 |
1983年3月 |
羽田事業所開設、東京国際空港(以下羽田空港という)において営業開始 |
1984年11月 |
那覇空港内において沖縄駐在開始 |
1986年12月 |
本社を大田区羽田空港へ移転 |
12月 |
原木事業所開設(成田事業所より独立) |
1989年9月 |
成田支社開設 |
1991年4月 |
関東地区において動力事業および整備事業の業務を委託する目的で、成田市内に「㈱エージーピー開発」を設立 |
1992年7月 |
新千歳空港ターミナル供用開始にあわせ営業開始 |
12月 |
成田空港Ⅱ期ターミナル供用開始にあわせ営業開始 |
1993年4月 |
関西地区における動力事業および整備事業の業務を委託する目的で、泉佐野市内に「㈱エージーピー関西」を設立 |
9月 |
羽田空港西側ターミナル供用開始にあわせ営業開始 |
10月 |
羽田支社と関西空港支店を開設 |
1994年9月 |
関西国際空港(以下関西空港という)供用開始にあわせ営業開始 |
1999年2月 |
北海道地区と九州地区において動力事業および整備事業の業務を委託する目的で、千歳市内に「㈱エージーピー北海道」を、福岡市内に「㈱エージーピー九州」を設立 |
4月 |
那覇空港内に沖縄空港所開設 |
6月 |
那覇空港ターミナル供用開始にあわせ沖縄空港所営業開始 |
2000年9月 |
「株式会社エージーピー」に商号変更 |
10月 |
ISO9001品質保証規格を全社、全事業にて認証取得 |
2001年12月 |
当社株式を日本証券業協会に店頭登録 |
2002年9月 |
ISO14001環境保証規格を羽田サイトにて認証取得 |
2003年1月 |
福岡空港支店 広島空港出張所を開設 |
3月 |
広島空港において動力事業を開始 |
10月 |
原木支店閉鎖 |
2004年9月 |
ISO14001環境保証規格の認証取得(拡張:成田、関西、千歳、大阪、広島、福岡、沖縄) |
10月 |
中部空港支店を開設 |
12月 |
中部地区における動力事業および整備事業の業務を委託する目的で、常滑市内に「㈱エージーピー中部」(現連結子会社)を設立 |
12月 |
日本証券業協会における当社株式の店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に当社株式を上場 |
2005年12月 |
福岡空港支店 鹿児島空港出張所を開設 |
2006年2月 |
大阪空港支店 神戸空港出張所を開設 |
3月 |
鹿児島空港において動力事業を開始 |
2007年8月 |
ISO14001環境保証規格の認証取得(拡張:中部) |
11月 |
親会社および主要株主の異動 |
12月 |
福岡空港支店 熊本空港出張所を開設 |
2008年2月 |
熊本空港において動力事業を開始 |
9月 |
沖縄空港所を沖縄空港支店に昇格 |
2009年2月 |
福岡空港支店 長崎空港出張所を開設 |
2月 4月 2010年4月 |
長崎空港において動力事業を開始 |
10月 |
大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場および同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2011年8月 |
ISO9001認証取得(拡張:中部空港支店) |
2012年10月 |
福岡空港支店 鹿児島空港出張所閉鎖 |
2013年1月 |
福岡空港支店 熊本空港出張所閉鎖 |
福岡空港支店 長崎空港出張所閉鎖 |
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7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2014年4月 |
植物工場事業を展開する目的で、千葉県山武郡横芝光町に「㈱エージーピーアグリテック」を設立 |
2015年1月 |
機能性野菜のフランチャイズ運営、販売の目的で、東京都大田区に「ドクターベジタブルジャパン㈱」を設立 |
2016年4月 |
連結子会社「㈱エージーピーアグリテック」を吸収合併 |
2017年6月 |
空港及び空港関連企業を対象とする人材派遣の目的で「㈱Aリリーフ」(現持分法適用関連会社)を設立 |
2018年6月 |
当社既存事業の海外での事業展開及び技術人材の育成の目的で、「Airport Ground Power (Thailand) Co.,Ltd.」(現連結子会社)を設立 |
10月 |
中部国際空港(以下中部空港という)において、動力事業を開始 |
2019年2月 |
連結子会社「ドクターベジタブルジャパン㈱」を清算 |
7月 |
ISO9001、ISO14001認証を返上 |
11月 |
親会社および主要株主の異動 |
2020年3月 |
子会社5社事業停止(グループ会社再編) (㈱エージーピー北海道、㈱エージーピー開発、㈱エージーピー中部、㈱エージーピー関西、㈱エージーピー九州) |
9月 |
工場野菜生産・販売事業 事業譲渡 |
9月 |
APU-OFFサービスを国内空港に展開するための合弁会社「Smart Airport Systems JAPAN㈱」(持分法適用関連会社)を設立 |
12月 |
子会社4社清算結了(㈱エージーピー中部は休眠会社) |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQからスタンダード市場へ移行 |
事業内容
エージーピーグループは、航空業界に特化した多様な事業を展開しています。主要な事業セグメントは、動力供給事業、エンジニアリング事業、そして商品販売事業の三つです。
動力供給事業では、国内10空港において、駐機中の航空機に必要な電力、冷暖房、圧搾空気を供給しています。このサービスは、固定式および移動式の設備を通じて提供されます。
エンジニアリング事業は、空港内外の特殊設備や建物、セキュリティ機器の保守管理を主軸に据えています。具体的には、旅客搭乗橋や手荷物搬送設備の保守管理、ビジネスジェットの格納庫駐機や機体クリーニングなどの支援サービス、さらには空港外の特殊設備の保守管理業務も手がけています。
商品販売事業では、機内食システムをはじめとするフードシステムの販売、電力販売、航空機地上支援機材(GSE)の輸入販売及び特殊車両の製作販売を行っています。これらの製品やサービスは、航空業界のニーズに応じて提供されており、アフターサービスも充実しています。
エージーピーグループは、これらの事業を通じて、航空業界における幅広いニーズに対応し、特に空港での運用支援において重要な役割を果たしています。
経営方針
エージーピーは、航空業界に特化した事業を展開する企業グループであり、その成長戦略は技術力の極致と環境社会への貢献を核としています。同社は、経済的価値と環境・社会的価値の創出を目指し、企業活動を通じてステークホルダーからの信頼を基に、企業価値の向上を図っています。
中期経営計画(2022-2025年度)では、情報開示の充実化と透明性・公正性の向上、コーポレートガバナンスへの積極的な取り組みを推進しています。経営指標としては、2025年3月末までに売上高200億円、売上150億円以上、営業利益率10%以上、ROE10%以上を目標に掲げています。また、空港外の売上比率20%以上、空港におけるCO2排出量の削減目標を年間33.5万トン以上としています。
経営戦略においては、「選択と集中」、「事業基盤のシフト」、「経営基盤の強化」の三つの柱を設定。これにより、安定した利益の確保、低採算事業の見直し、新たな成長事業への経営資源の再配分、事業運営管理の適正化、組織体制の整備などを進めています。特に、空港外や海外、地方に対するサービス提供の拡大や、新規産業への参入、新商材の拡充を通じて、事業基盤のシフトを図っています。
エージーピーは、これらの戦略を通じて、空港の安全を守る技術を利活用し、空港外や海外、地方空港に対してもサービスを提供することで、さらなる社会貢献と企業成長を目指しています。