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キユーソー流通システム【JP:9369】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
**キユーソー流通システムの事業概要**
キユーソー流通システムは、食品を中心とした総合物流サービスを提供する専門会社です。同社は保管、荷役(入出庫)、運送、情報処理などを一貫して手がけており、特に冷蔵・冷凍食品の物流において強みを持っています。マヨネーズで有名なキユーピーグループの物流部門として発展し、現在では幅広い食品メーカーや小売業者に物流サービスを展開しています。
同社の主要顧客は、その他の関係会社であるキユーピー株式会社をはじめとするキユーピーグループ各社と、一般の食品関連企業です。収益構造としては、キユーピーグループからの安定した受注を基盤としながら、外部顧客向けのサービス拡大により事業規模を拡大しています。これにより、特定企業への依存リスクを軽減しつつ、物流ノウハウを活用した収益の多様化を図っています。
同社の事業は大きく3つのセグメントに分かれています。「共同物流事業」では食品の保管・荷役や全国共同配送、油脂・食酢などの液体原材料の専用車両による輸送を行っています。「専用物流事業」ではコンビニエンスストアなどの物流センター運営を受託し、「関連事業」では車両・物流機器の販売や、中国・インドネシアでの海外物流サービスを提供しています。
経営方針
キユーソー流通システムは、「グループビジョン2036」を掲げ、温度管理物流のパイオニアとして日本からアジアに広がる物流ネットワークを構築する長期戦略を推進しています。同社は2025年度から2028年度の4年間を対象とした第8次中期経営計画において、最終年度の2028年度に営業収益2,100億円、営業利益73億50百万円、営業利益率3.5%、自己資本利益率6%以上という明確な数値目標を設定しています。2026年度の中間目標として営業収益2,050億円、営業利益57億円を見込んでおり、段階的な成長を目指しています。
同社の重点投資戦略は「物流の持続性確保と新たな価値創出」をテーマに、3つの基本方針で展開されています。まず「国内事業の整備」では、物流基盤の拡充と最適化・効率化を進め、利益改善施策の実行と事業セグメントの再編により収益力強化を図っています。4温度帯の全国物流ネットワークという既存の強みを活かしながら、より効率的な運営体制の構築を進めることで差別化を図っています。
新市場開拓においては「新領域の拡充と更なる開拓」を重点方針として、海外における新たな地域への進出を積極的に推進しています。同社は既に中国とインドネシアで海外物流サービスを展開していますが、日本で培った温度管理技術を活かしてアジア全域への事業領域拡大を計画しています。また、新規事業開発体制の整備と新規事業の探索により、従来の枠を超えた事業機会の発掘にも取り組んでいます。
技術革新と経営基盤の強化では、人材の採用強化と成長を促す環境の拡充に力を入れています。物流業界が直面する人手不足という課題に対応するため、働きやすい環境づくりと人材育成に投資を行っています。同時にサステナビリティ経営の推進と、資本政策など企業価値向上に向けた取り組みを通じて、長期的な競争力の維持・向上を図っています。1966年の設立以来培ってきた「創意工夫」の社訓のもと、継続的な技術革新により持続的成長を目指しています。