キユーソー流通システムJP:9369

時価総額
¥293.6億
PER
食品の保管・荷役、全国共同配送、コンビニエンスストア向け物流オペレーション、車両・物流機器販売、アジア地域での倉庫・輸配送サービス提供。

沿革

1966年2月

キユーピー株式会社の倉庫部門を母体に、倉庫事業の独立をはかることを目的として、東京都調布市仙川町二丁目5番地の7に資本金1千万円をもって、キユーピー倉庫株式会社を設立

1966年8月

倉庫業の営業許可取得

1968年12月

自動車運送取扱事業を登録(現・第一種貨物利用運送事業(自動車)登録)

1972年4月

三鷹倉庫運輸株式会社を設立(現・株式会社サンエー物流)

1974年11月

トス・キユーソー株式会社を設立(現・株式会社キユーソーエルプラン)

1976年7月

キユーピー倉庫運輸株式会社に商号変更

車両用燃料販売開始

1976年10月

キユーソーサービス株式会社を設立

1976年11月

コロモ・キユーソー株式会社を設立(現・株式会社キユーソーエルプラン)

1977年4月

ゴカ・キユーソー株式会社を設立(現・株式会社キユーソーエルプラン)

1982年3月

2室式冷凍車導入による冷凍・チルド食品の共同配送事業を開始

1983年3月

産業車両の一括購入方式による車両販売業務を開始

1986年4月

方丈運輸株式会社の営業権譲受により大阪サンヱー物流株式会社として業務を開始(現・アクシアロジ株式会社)

1989年11月

共同配送便を「キユーソー便」に名称統一

1989年12月

株式会社キユーピー流通システムに商号変更

1992年4月

関東キユーソー株式会社を設立(現・株式会社キユーソーエルプラン)

1993年10月

本社を東京都調布市小島町一丁目32番地2に移転

1995年9月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

1995年10月

神戸合同キユーソー株式会社を設立(現・株式会社キユーソーエルプラン)

1997年10月

ヤマモトキユーソー株式会社(現・キユーソーティス株式会社)およびミズシマキユーソー株式会社の増資引受けによる子会社化

求貨求車情報システム(QTIS)稼動

2000年4月

キユーソー便全国小口輸配送システム(キユーソースルー便)のサービス開始

株式会社キユーソー流通システムに商号変更

株式会社キユーピー流通システムを設立

2002年10月

株式会社エスワイプロモーションの株式取得による子会社化

2003年4月

キユーソー荷役株式会社を設立(現・株式会社キユーソーエルプラン)

2003年5月

エム物流株式会社を設立

2003年8月

株式会社サンファミリーを設立

2003年10月

ヤマモトキユーソー株式会社(ワイエムキユーソー株式会社に商号変更 現・キユーソーティス株式会社)がミズシマキユーソー株式会社を吸収合併

2004年6月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場

2004年12月

ワイシステム株式会社(現・キユーソーアレスト株式会社)の株式取得による子会社化

2005年3月

ケイ物流株式会社を設立(現・キユーソーアレスト株式会社)

2006年9月

上海丘寿儲運有限公司(中国上海市)を設立

2009年11月

フードクオリティーロジスティクス株式会社を設立

2010年5月

フレキシブル車両「FCD3+1」の開発導入

2010年12月

競争激化や経営環境の変化に対応するため、株式会社キユーソーエルプランを吸収合併

2012年4月

ワイエムキユーソー株式会社(現・キユーソーティス株式会社)の株式追加取得による完全子会社化

2012年6月

株式会社エルプラン関東(現・株式会社キユーソーエルプラン)が株式会社エルプラン東海を吸収合併

株式会社エルプラン西日本(現・株式会社キユーソーエルプラン)が株式会社エルプラン九州を吸収合併

2014年12月

2016年9月

2016年10月

2016年12月

2017年2月

2020年6月

2020年11月

株式会社キユーソーエルプラン中日本(現・株式会社キユーソーエルプラン)が株式会社キユーソーエルプラン東日本および株式会社キユーソーエルプラン西日本を吸収合併

ケイ物流株式会社(現・キユーソーアレスト株式会社)の株式追加取得による完全子会社化

株式会社フレッシュデリカネットワークを設立

本社を東京都調布市調布ケ丘三丁目50番地1に移転

株式会社久松運輸(現・キユーソー四国株式会社)の株式取得による子会社化

株式会社サンファミリーがエム物流株式会社を吸収合併

株式会社キユーピー流通システムを吸収合併

インドネシアの低温物流会社であるPT Kiat Ananda Cold Storage、 PT Ananda Solusindo、 PT Manggala Kiat Anandaおよび PT Trans Kontainer Solusindo4社の増資引受による子会社化

2021年12月

株式分割を実施し、普通株式1株を2株に分割

キユーソーアレスト株式会社がキユーソーロジック株式会社を吸収合併

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行

2023年12月

吸収分割を実施し、キユーソー四国株式会社に四国における物流事業を移管

事業内容

キユーソー流通システムとそのグループ企業は、食品を中心とした総合的な物流サービスを提供しています。同社グループは、キユーソー流通システムをはじめ、連結子会社16社、非連結子会社3社、関連会社2社、その他の関係会社1社で構成されており、その他の関係会社であるキユーピー株式会社は、マヨネーズやドレッシング、缶詰、卵製品、冷凍食品などを製造販売しています。

同社グループの事業は大きく分けて3つのセグメントに分類されます。第一に「共同物流事業」では、食品の保管や荷役、全国共同配送、原材料のローリー輸送などを手がけています。このセグメントには、キユーソー流通システムやキユーソーティス株式会社、株式会社エスワイプロモーション、株式会社キユーソーエルプランなどが含まれます。

第二に「専用物流事業」では、コンビニエンスストアなどの物流センターでのオペレーション業務を提供しており、株式会社サンファミリーやアクシアロジ株式会社などがこのセグメントに属しています。

第三の「関連事業」では、車両や物流機器、燃料の販売、中国およびインドネシアでの倉庫・輸配送、フォワーディングなどを行っています。このセグメントには、キユーソーサービス株式会社やPT Kiat Ananda Cold Storageなどが含まれます。

これらの事業を通じて、キユーソー流通システムグループは、食品業界を中心に、幅広い物流ニーズに対応する総合的なサービスを提供しています。

経営方針

キユーソー流通システムは、食品を中心とした総合的な物流サービスを提供する企業グループです。同社は、ステークホルダーの信頼を高める誠実な企業活動を通じて、持続的な企業価値の向上を目指しています。2022年度から2024年度を対象とした第7次中期経営計画では、「徹底力で体質強化」をテーマに掲げ、機能の強化、環境変化への対応、海外展開の基盤拡充、新領域への参入の4つを基本方針としています。

具体的には、既存資源の最大活用による利益率向上、働きやすい環境の構築、社会・環境への取り組み、ガバナンスの強化を目指しています。また、ASEANへの展開に向けた基盤強化や、温度管理技術を用いた物流をベースとする新しい取り組みにも注力しています。

これらの戦略を通じて、キユーソー流通システムは、魅力ある人と技術でベストパートナーとなり、環境と人にやさしい企業を目指しています。同社グループは、事業環境の変化に注視しながら、企業価値の向上に取り組んでいます。