スマサポJP:9342株価

時価総額
¥30.5億
PER
19.7倍
不動産管理会社向けソリューション提供事業の新興企業。入居者アプリ「totono」、鍵管理の内覧サービス、スマサポサンキューコールを展開。350項目以上のQ&A搭載。2016年設立、2019年に親会社から独立で日本国内中心に展開。

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事業内容

株式会社スマサポは、不動産管理会社と入居者のコミュニケーションをデジタル化して、業務効率化と入居者満足度の向上を図る事業を行っています。同社は新生活サポートの電話代行「スマサポサンキューコール」、入居者向けアプリ「totono」、鍵管理の「スマサポ内覧サービス」、家賃保証の「sumai保証」などを主力に展開しています。

主要な顧客は不動産管理会社で、同社は管理会社からの初期導入料や月額利用料を収受するほか、外部事業者への取次ぎで紹介手数料や取次手数料を得ています。現状は新規入居者向けの電話代行サービスが売上の大半を占めており、将来的には入居者アプリを核とした収益拡大を目指しています。

各サービスの内訳は、スマサポサンキューコールが入居時の挨拶や満足度調査を代行し、新電力や回線などへの取次ぎで手数料を稼ぐモデルです。totonoは申請や問い合わせをデジタル化して管理会社から利用料を得るとともに、チャット代行やデータ分析で業務改善を支援しています。内覧サービスはアプリ連動のキーボックスで鍵管理を効率化し機器代と月額料を得る仕組みで、sumai保証は連帯保証人代行として保証料を収益源としています。

経営方針

同社は現状、新生活サポートの電話代行「スマサポサンキューコール」が収益の柱になっている一方で、入居者向けアプリ「totono」を主軸とした成長にシフトすることを目指しています。具体的にはスマサポサンキューコールのコンタクト数は2025年9月末で285,404件、単価は7,147円であり、2026年9月末の目標をコンタクト数285,481件、単価7,378円としています。入居者アプリについては2025年9月時点で64,687ユーザー、ARPU(1ユーザーあたり単価)103円で、2026年9月末までにユーザー数を201,785ユーザー、ARPUを113円へ引き上げる計画を掲げており、これらの数値目標を軸に中期的な収益拡大を図っています。

同社は不動産管理会社特有の業務を理解した上で複数のソリューションを組み合わせて提供することにより差別化を図っています。認知拡大と導入促進のために展示会出展やセミナー開催を積極的に行い、営業人員の増強と導入後のアフターフォロー体制を強化することで導入率を高める方針です。また、開発人員を増やして機能を充実させることで、単なるツール提供にとどまらず管理会社の業務効率化や収益改善に直結する提案ができる点を強みとしています。

同社はアプリ利用者の拡大に伴う新たな収益機会の創出にも注力しています。入居者の生活に密着した外部事業者との提携を進め、家具のサブスクリプションや自転車保険などのサービス連携で提携先からの紹介手数料や取次手数料を得る仕組みを整備しています。加えて、入居者から管理会社へのチャット問い合わせに対する運営受託を有料で引き受けるなど、利用料以外の収益を積み上げることで長期的な収益基盤の多様化を図っています。

技術面では蓄積される入居者データを経営資源と位置づけ、ビッグデータ解析とAI開発へ積極投資を行う計画です。具体的には2026年9月期におけるAI投資額を2025年9月期比で150%に拡大することを目標とし、解析結果を活用した自動応答や業務自動化で外部委託コスト(BPO)の削減を目指しています。同社はまた個人情報を多く扱う事業特性を踏まえ、システムの安全性強化や内部統制・コンプライアンス徹底を重要施策として人材採用や組織体制の整備を進めています。