中央倉庫JP:9319

時価総額
¥214.5億
PER
14倍
国内物流事業では倉庫業(定温・定湿保管、保税蔵置場、トランクルーム、危険品保管、流通加工、倉庫証券、物流施設賃貸)と運送業(貨物利用運送、貨物自動車運送、保険代理店業)、国際貨物事業では梱包業と通関業、不動産賃貸事業を展開。

沿革

1927年10月

京都市中央卸売市場の開設により、同構内(京都市下京区)に京都中央市場倉庫株式会社を創立

1937年9月

株式会社中央倉庫(現社名)に商号変更

1940年1月

現在地に本店を移転、同所に梅小路営業所(現、京都支店梅小路営業所)を開設、旧所在地の本店を市場営業所に改称(2004年12月、京都市に返還)

1952年12月

中央梱包株式会社(連結子会社)を設立

1958年12月

一般区域貨物自動車運送事業の限定免許を受ける(事業区域:京都市)

1962年11月

福井市に福井出張所(現、北陸支店福井営業所)を開設

1963年6月

京都市伏見区に城南営業所(現、京都支店城南営業所)を開設

1967年12月

京都市中京区に中京営業所(現、京都支店ビジネスサポート京都店)を開設

1969年3月

大阪府茨木市に北大阪営業所(現、大阪支店ビジネスサポート大阪店)を開設

1970年12月

京都証券取引所(2001年3月、大阪証券取引所と合併)に上場

1973年1月

金沢市に金沢営業所(現、北陸支店金沢営業所)を開設

1973年7月

中倉陸運株式会社(連結子会社)を設立

1973年8月

一般区域貨物自動車運送事業の譲渡及び譲受の認可を受け、中倉陸運株式会社へ運送事業の一部(一般区域貨物自動車運送事業)を譲渡、自動車運送取扱事業の登録を受ける

1974年12月

岡山県倉敷市に岡山営業所(現、岡山支店倉敷営業所水島倉庫)を開設

1978年4月

東京都江東区に東京営業所を開設

1979年3月

大阪税関長より通関業の許可を受ける

1980年6月

大阪府茨木市に大阪北流営業所(現、大阪支店大阪営業所)を開設

1980年8月

愛知県小牧市に小牧PDセンター(現、名古屋支店小牧営業所)を開設

1980年10月

京都府久世郡に京都PDセンター(現、京都支店京都PDセンター)を開設

1985年2月

滋賀県栗太郡に滋賀PDセンター(現、滋賀支店滋賀PDセンター)を開設(2001年10月、栗太郡から栗東市に所在地表示が変更)

1985年7月

石川県小松市に小松出張所(現、北陸支店小松営業所)を開設

1985年9月

大阪証券取引所市場第二部に上場

1990年8月

大阪市中央区に大阪国際貨物事務所(現、大阪支店大阪国際貨物営業所)を開設

1992年6月

静岡県浜松市に東名浜松営業所(現、名古屋支店浜松営業所)を開設

1992年8月

岡山県倉敷市に倉敷営業所(現、岡山支店倉敷営業所)を開設

1993年11月

埼玉県桶川市に埼玉営業所(現、東京支店埼玉営業所)を開設(1997年11月、埼玉県加須市に移転)

1994年8月

富山県射水郡に富山営業所(現、北陸支店富山営業所)を開設(2005年11月、射水郡から射水市へ所在地表示が変更)

1996年3月

愛知県江南市に愛岐営業所(現、名古屋支店愛岐営業所)を開設

1997年12月

京滋支店京都PDセンター(現、国際梱包事業部京都PD国際梱包課)において国際品質保証規格ISO9002(現、ISO9001:2015)の認証を取得

1998年9月

滋賀県蒲生郡に京滋支店湖東PDセンター(現、滋賀支店湖東PDセンター)を開設

1999年3月

京滋支店滋賀PDセンター(現、国際梱包事業部滋賀PD梱包事業所)において国際品質保証規格ISO9002(現、ISO9001:2015)の認証を拡大取得

1999年5月

有限会社フクワ商事(2003年4月に商号変更により株式会社へ移行)(非連結子会社)に全額出資

2001年9月

中国上海市に上海駐在員事務所を開設

2005年2月

第二種貨物利用運送事業(外航海運)の認可を受ける

2006年7月

ホームサービス事業部京都店(現、京都支店ビジネスサポート京都店)において情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格であるISO/IEC27001:2005(現、ISO/IEC27001:2013)の認証を取得

2006年10月

京都府久世郡に京都南支店久御山営業所(現、久御山倉庫)を開設

2007年4月

中央梱包株式会社を吸収合併

2007年7月

トランクルームサービス事業部東京店(現、東京支店ビジネスサポート東京店)において情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格であるISO/IEC27001:2005(現、ISO/IEC27001:2013)の拡大認証を登録

2008年6月

大阪支店トランクルームサービス大阪店(現、大阪支店ビジネスサポート大阪店)において情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格であるISO/IEC27001:2005(現、ISO/IEC27001:2013)の拡大認証を登録

2009年6月

名古屋支店浜松南出張所(現、名古屋支店ビジネスサポート浜松出張所)において情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格であるISO/IEC27001:2005(現、ISO/IEC27001:2013)の拡大認証を登録

2009年10月

茨城県猿島郡に東京支店茨城営業所を開設

2009年11月

京都支店梅小路営業所においてAEO倉庫業者(特定保税承認者)を取得

2012年8月

滋賀支店滋賀PDセンターにおいてAEO倉庫業者(特定保税承認者)を追加取得

2012年12月

大阪証券取引所市場第一部に上場

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場

2015年1月

東京証券取引所貸借銘柄に選定

2016年10月

中央倉庫ワークス株式会社(連結子会社)を設立

2017年8月

滋賀県栗東市に国際梱包事業部滋賀PD梱包事業所を開設

2017年10月

フクワ商事株式会社を吸収合併

2018年6月

大阪税関長よりAEO通関業者制度における「認定通関業者」の認定を受ける

2020年3月

国際梱包事業部滋賀PD梱包事業所をAEO倉庫業者(特定保税承認者)の届出蔵置場に追加届出

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2023年1月

株式会社テスパックを子会社化

事業内容

中央倉庫は、国内物流事業、国際貨物事業、不動産賃貸事業の3つの主要セグメントを展開しています。国内物流事業では、倉庫業と運送業を中心に事業を行っており、倉庫業では貨物の保管や入出庫作業、定温・定湿保管、保税蔵置場、トランクルーム、危険品保管、流通加工、倉庫証券の発行、物流施設の賃貸など多岐にわたるサービスを提供しています。運送業では、貨物利用運送事業、貨物自動車運送事業、保険代理店業を営んでおり、荷主のニーズに応じた運送サービスを提供しています。

国際貨物事業では、梱包業と通関業を主軸に事業を展開しています。梱包業では、精密機械類の輸出梱包を中心に、梱包資材の販売も行っており、通関業では、輸出入手続きの代行や国際複合一貫輸送事業を提供しています。

不動産賃貸事業では、物流施設以外の不動産(建物や土地)の賃貸業を行っており、多様な顧客ニーズに対応する不動産ソリューションを提供しています。

これらの事業を通じて、中央倉庫は物流から不動産まで幅広い分野でサービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えています。主な関係会社には、中央倉庫ワークス株式会社、株式会社文祥流通センター、ユーシーエス株式会社、中倉陸運株式会社、株式会社テスパック、安田中倉国際貨運代理(上海)有限公司などがあります。

経営方針

中央倉庫は、総合物流業を核とし、国内物流事業、国際貨物事業、不動産賃貸事業を展開しています。同社は、経済活動に不可欠な公共性の高い事業を通じて、社会と経済の発展に貢献することを基本方針としています。そのため、安定的な経営基盤の拡充を目指し、株主、顧客、従業員の満足度向上を目標に掲げています。

中期経営計画「Let’s TRY ! 2024」では、2024年度までの3年間で営業収益29,000百万円、営業利益2,440百万円、経常利益2,720百万円、営業利益率8.4%、ROIC5.0%を目標としています。この計画のもと、自ら能動的に行動する「自身に TRY !」、挑戦する風土を創って分かち合う「組織で TRY !」、社会に応える「社会へ TRY !」の3つのTRYを推進しています。

同社は、新分野への挑戦、無形資産・人的資産への投資を通じたイノベーションの育成、多様な価値観の尊重、デジタル技術の活用、サステナビリティの推進、健全経営の継続、プライム市場企業としての期待に応えるガバナンスの充実など、具体的な戦略基本方針に基づき取り組みを進めています。

また、資本効率の向上、サステナビリティ経営、人的資本の活用など、経営環境と優先的に対処すべき課題にも注力しています。具体的には、大津営業所の軌道に乗せること、豊通ペットリサイクルシステムズ株式会社の本格稼働に伴う関連業務の拡大、国際貨物部門の強みの発揮、不動産賃貸事業の展開など、中期経営計画達成に向けた成長戦略を実行しています。