アサガミJP:9311

時価総額
¥84.2億
PER
8.9倍
物流、不動産、印刷、建築工事等、多岐にわたる事業を展開、倉庫保管、貨物運送、物流施設賃貸、一般印刷サービスなどを提供。

沿革

1948年11月

東京都中央区小田原町に、資本金600万円をもって京浜港における港湾運送業を目的として双栄運輸株式会社設立。

1951年1月

商号を東京航運株式会社と改称。

1953年3月

川崎製鉄株式会社(現JFEスチール株式会社)千葉製鉄所新設に伴い営業所開設(現千葉支店)、同社の原材料、製品の回漕、船内荷役、海上運送等の特命業者となる。

1953年8月

資本金を増資し1,200万円とする。

1954年12月

浅上倉庫株式会社を吸収合併。商号を浅上航運倉庫株式会社と改称し、資本金2,200万円とする。

1955年11月

本社を東京都江東区深川塩崎町に移転する。

1957年9月

資本金を増資し6,600万円とする。

1959年12月

旭硝子株式会社(現AGC株式会社)千葉工場新設に伴い営業所開設(現市原支店)、同社の製品の陸上輸送の特命業者となる。資本金を増資し1億3,200万円とする。

1960年12月

広島県坂町横浜地区に本船接岸荷役設備を備えた倉庫を完成。川崎製鉄広島サービスセンターとして営業開始。(現広島営業所)

1961年9月

資本金を増資し2億6,400万円とする。

1961年10月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

1962年7月

東京支店に8階建倉庫を新設する。(現東京倉庫支店)

1963年12月

資本金を増資し3億9,600万円とする。

1969年7月

有限会社児玉組を吸収合併し、資本金4億600万円とする。

1970年4月

浅上重機作業株式会社を設立。(現連結子会社)

1973年3月

東京お台場公団埠頭完成に伴い、同所に営業所開設。(現東京海運支店)

1975年12月

資本金を6億900万円とする。

1977年12月

千葉港葛南地区に埠頭倉庫を完成し、京葉埠頭倉庫として営業開始。(現京葉支店)

1982年9月

本社を東京都中央区日本橋本町に移転する。

1984年5月

東京都江東区塩浜に7階建倉庫(41,000㎡)深川物流センターを新設する。

1985年6月

株式会社エイ・ディー・エス(現アサガミ・キャリア・クリエイト株式会社)を設立。(現連結子会社)

1988年1月

東京都江東区塩浜に深川プレスセンターを新設する。

1989年4月

商号をアサガミ株式会社と改称。

1989年10月

資本金を増資し21億8,900万円とする。

1991年7月

東京お台場公団埠頭に6階建倉庫(33,000㎡)お台場国際物流センターを新設する。

1994年7月

東京お台場公団埠頭に5階建倉庫お台場国際物流センターB号を新設する。

1995年1月

株式会社エアロ航空(現連結子会社)の株式を取得。

1996年3月

東京都江東区塩浜に深川プレスセンターB号を新設する。

広島県坂町亀石地区に広島物流センターを新設する。

1999年12月

オーテック株式会社を吸収合併する。その結果港運輸工業株式会社(現連結子会社)およびホワイト・トランスポート株式会社(現連結子会社)が子会社となる。

2000年9月

本社を東京都千代田区大手町に移転する。

2001年1月

広島県坂町亀石地区に大型商業施設(23,000㎡)広島ベイサイドフォートを新設する。

2001年10月

アサガミプレスセンター株式会社(現連結子会社)の株式を取得。

2002年4月

広島県坂町横浜地区に広島物流センターB号を新設する。

2003年3月

東京都江東区塩浜に深川プレスセンターC号を新設する。

2004年3月

アサガミプレスいばらき株式会社を設立。(現連結子会社)

2004年11月

愛知県豊明市に豊明デリバリーセンターを新設する。

2005年5月

アサガミプレスいばらき株式会社の工場を新設する。

2007年9月

岡山県倉敷市に岡山物流センターを新設する。
株式会社マイプリント(現マイプリント株式会社)(現連結子会社)の株式を取得。

2009年8月

アサガミ物流株式会社を設立。(現連結子会社)

2012年10月

本社を東京都千代田区丸の内に移転する。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。

事業内容

アサガミは、物流事業、不動産事業、印刷事業、およびその他の事業を展開している多角的な企業グループです。物流事業では、倉庫部門を通じて貨物の保管や入出庫業務、港湾フォワーディング部門での海上・航空運送の手続きや貨物の積み込み、運輸部門での貨物自動車による運送、そして3PL部門での物流作業の一括請負を行っています。これらのサービスは、アサガミ自身や㈱エアロ航空、浅上重機作業㈱、港運輸工業㈱、アサガミ物流㈱、ホワイト・トランスポート㈱などの関連会社と連携して提供されています。

不動産事業では、大型物流施設や商業施設の賃貸・管理を主な業務としており、㈱オーエーコーポレーションから一部施設を賃借しています。印刷事業においては、婚礼や年賀状の一般印刷、新聞の受託印刷、発送業務などをアサガミプレスセンター㈱、アサガミプレスいばらき㈱、マイプリント㈱といった関連会社を通じて展開しています。

その他の事業としては、自動倉庫工事の建築工事やグループ内の業務請負事業をアサガミ・キャリア・クリエイト㈱と共に手掛けています。これらの事業を通じて、アサガミは幅広いニーズに対応するサービスを提供し、多様な顧客基盤を持つ企業グループとしての地位を確立しています。

経営方針

アサガミは、物流、印刷、不動産、その他の事業を展開する多角的な企業グループです。同社は「顧客に対する最高のサービス」、「適正利潤の追求」、「真に働きがいのある会社」を経営理念に掲げ、顧客第一の姿勢で事業を推進しています。企業規模の拡大、高収益体質の確立、磐石な安全性の確立を経営方針としており、これらを実現するために、物流業界のドライバー不足や印刷業界の印刷物発行数の減少といった課題に対応しています。

同社は、顧客満足度と品質の向上に注力し、安全性を最優先に事故撲滅に努めています。事業規模の拡大に向けては、既存顧客との関係強化やサービス範囲の拡大に取り組んでおり、業務効率化を進めることで、労働力の減少や技術革新に対応しています。また、人材の育成と確保にも力を入れ、資格取得支援やOJT教育、定期的な面談を実施しています。新型コロナウイルス感染症拡大に対しては、マスク着用やテレワーク実施などの感染症対策を行い、事業の継続性を確保しています。

これらの取り組みを通じて、アサガミは持続的な成長を目指し、顧客から常に「選ばれる企業」としての地位を確立しようとしています。安定的かつ継続的な配当を株主還元の基本方針とし、安定的な企業活動の継続を重視しています。