澁澤倉庫JP:9304

時価総額
¥707.3億
PER
12倍
物流事業では倉庫業務や港湾運送、陸上運送、国際輸送を展開し、不動産事業ではオフィスビルや物流施設の開発・賃貸・管理を行う。

事業内容

澁澤倉庫は、物流事業と不動産事業を中核に事業を展開しています。物流事業では、倉庫業務、港湾運送業務、陸上運送業務、国際輸送業務を手がけています。これらの業務は、澁澤倉庫自身や関連会社が担当し、効率的な物流サービスを提供しています。

倉庫業務では、貨物の保管や入出庫、流通加工を行い、大宮通運株式会社などが実施しています。港湾運送業務では、船内荷役や沿岸荷役を行い、門司港運株式会社が関与しています。陸上運送業務は、貨物自動車運送や引越サービスを提供し、澁澤陸運株式会社が実施しています。

国際輸送業務では、国際一貫輸送や国際航空貨物運送を行い、澁澤(香港)有限公司やShibusawa Logistics Vietnam Co., Ltd.などが担当しています。その他の物流業務として、物流施設の賃貸や通運業務を行っています。

不動産事業では、オフィスビルや物流施設の開発、賃貸、管理を行っています。澁澤ファシリティーズ株式会社が施設の設備管理や各種工事請負を担当し、質の高い不動産サービスを提供しています。

経営方針

澁澤倉庫は、物流を超えた新たな価値創造を目指し、持続可能な社会の実現を支えることをミッションとしています。「Shibusawa 2030 ビジョン」に基づき、顧客の事業活動に新たな価値を提供する「Value Partner」としての地位を確立することを目指しています。

同社は、物流サービスの競争力強化とサービス領域の拡大を図り、ESG経営の確立に取り組んでいます。創業者の精神である「正しい道理で追求した利益だけが永続し、社会を豊かにできる」を体現する企業であり続けることを重視しています。

具体的な施策として、カテゴリーNO.1の物流サービスの確立、物流を超えたアウトソーシングサービスの育成、スマートな不動産ポートフォリオの確立を掲げています。また、ステークホルダーとの共存共栄、多様な人材が働き甲斐を感じる環境の整備、実効性のあるコーポレートガバナンスの確立にも注力しています。

中期経営計画「澁澤倉庫グループ中期経営計画 2026」では、物流事業の収益力強化、国内外の物流ネットワークの拡充、物流を超えた業域の拡大、不動産ポートフォリオの拡充、ESGへの取り組み強化を重点課題としています。

さらに、同社は地球温暖化の防止、循環経済への転換、安全・安心の実現、イノベーションの活用、人権の尊重、共存共栄の追求をマテリアリティとして掲げ、持続可能な成長を目指しています。これにより、企業価値の向上を図り、社会全体の持続可能な成長に貢献することを目指しています。