ブックオフグループホールディングスJP:9278

時価総額
¥333.7億
PER
11.5倍
中古書籍の「BOOKOFF」を中心に、家電、アパレル、スポーツ用品等のリユース店舗運営、オンライン販売、フランチャイズ事業を展開。

沿革

1991年8月

中古本の仕入、販売を目的として神奈川県相模原市に㈱ザ・アール(資本金10百万円)を設立

10月

「BOOKOFF」の全国フランチャイズチェーン展開を開始

1992年6月

商号をブックオフコーポレーション㈱に変更

1994年10月

中古CD(コンパクトディスク)・中古ビデオの仕入、販売を開始

ブックオフコーポレーション㈱ (1997年7月から2018年9月までの「当社」)

1997年7月

形式上の存続会社であるブックオフコーポレーション㈱(旧㈱橘屋)と合併

1999年4月

中古子供用品の取扱いを開始

10月

アメリカ合衆国での「BOOKOFF」店舗の運営を行うBOOKOFF U.S.A. INC.を設立

2000年1月

中古スポーツ用品の取扱いを開始

4月

中古衣料、中古アクセサリー等の取扱いを開始

12月

大型複合店「BOOKOFF中古劇場 多摩永山」(現「BOOKOFF SUPER BAZAAR 多摩永山」)オープン

2002年2月

商品、備品の供給及び保管管理を行うブックオフ物流㈱(2014年4月当社に吸収合併)を設立

2004年3月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2005年3月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場

2007年4月

プラモデル・フィギュア等の中古ホビー商材の取扱いを開始

8月

子会社ブックオフオンライン㈱が、インターネット上のリユースショップ「BOOKOFF Online」運営開始

2008年11月

洋販ブックサービス㈱より「青山ブックセンター」「流水書房」を運営する新刊事業を譲受け

2009年11月

「BOOKOFF SUPER BAZAAR」の屋号として初の大型複合店「BOOKOFF SUPER BAZAAR 鎌倉大船」オープン

2010年10月

グループの障がい者雇用の促進を目的としてビーアシスト㈱を設立(2010年12月厚生労働省より「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社として認定)

2011年12月

中古携帯電話の取扱いを開始

2013年1月

当社フランチャイズ加盟店である㈱ブックオフウィズの株式を一部譲り受けし、同社を子会社化

4月

店舗型のビジネスに限定しないリユース業を運営する㈱ハグオールを設立(2018年3月ブックオフオンライン㈱に吸収合併)

2014年4月

ヤフー㈱との資本業務提携契約締結

2015年5月

当社フランチャイズ加盟店㈱ブックレットの全株式を譲り受けし、同社を子会社化

国内での「BOOKOFF」店舗の運営を目的として㈱ブックオフ沖縄を設立

2016年1月

国内でのブックレビューコミュニティサイトの運営等を目的として㈱ブクログの全株式を譲り受けし、同社を子会社化

7月

マレーシアでのリユース店舗の運営を目的として、㈱コイケとKOIKE MALAYSIA SDN.BHD.との3社で締結された株主間契約に基づき、KOIKE MALAYSIA SDN.BHD.が設立したBOK MARKETING SDN.BHD.に出資し、同社を子会社化

11月

マレーシアで子会社BOK MARKETING SDN.BHD.がリユース店舗Jalan Jalan Japan OneCity店を運営開始

2017年4月

当社フランチャイズ加盟店㈱マナスの全株式を譲り受けし、同社を子会社化

ブックオフグループホールディングス㈱ (2018年10月以降の「当社」)

2018年10月

ブックオフグループホールディングス㈱が単独株式移転によりブックオフコーポレーション㈱の完全親会社として設立

11月

ヤフー㈱との資本業務提携契約解消

2019年1月

子会社ブックオフコーポレーション㈱が子会社ブックオフオンライン㈱を吸収合併

国内での「BOOKOFF」店舗の運営を目的としてブックオフ南九州㈱を設立

4月

子会社ブックオフコーポレーション㈱が子会社リユースコネクト㈱を吸収合併

9月

㈱ジュエリーアセットマネジャーズ(2022年6月ブックオフコーポレーション㈱に吸収合併)とAidect Hong Kong Limited(2023年4月清算完了)の全株式を取得し、同社を子会社化

2020年6月

決算期を毎年3月31日から毎年5月31日に変更(決算期変更の経過期間となる2021年5月期は14ヶ月決算となる)

2021年12月

国内でのトレーディングカード専門店「Japan TCG Center」店舗の運営を目的として㈱BOチャンスを設立

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2022年7月

グループ初となるアニメグッズ専門店「BOOKOFF ANIMELAB BROOKLYN店」をアメリカ合衆国ニューヨーク州に出店

2022年8月

グループ初となるトレーディングカードやゲームソフトなど遊べるアイテムを豊富に取り揃えた専門店「あそビバ イオンモール和歌山店」を出店

2022年10月

グループ初となるカザフスタン共和国での出店(FC加盟店 Jalan Jalan Japan Zhetysu Semirechye店)

2023年1月

EC サイト「ハグオールファッション」を機能拡充させ、ブランド商材やファッション・コレクティブ商材を取り揃えたEC サイト「rehello(リハロ)」をオープン

事業内容

ブックオフグループホールディングスは、リユースを核とした多様な事業を展開しています。同社グループは、中古書籍等の小売りを主軸に据えつつ、フランチャイズ事業や直営店舗の運営を行っており、持株会社としてグループ会社の経営管理も担っています。

同社グループの主要事業は、子会社ブックオフコーポレーションが運営する「BOOKOFF」チェーンです。これに加え、大型複合店「BOOKOFF SUPER BAZAAR」やアパレルを取り入れた「BOOKOFF PLUS」の運営も行っており、書籍やソフトウェアのほか、家電、アパレル、スポーツ用品、ベビー用品、腕時計、ブランドバッグ、貴金属、食器、雑貨など幅広い商品の買取と販売を手掛けています。

インターネット上では「BOOKOFF Online」を運営し、オンラインでのリユースショップを提供しています。また、大手百貨店内に設置した買取窓口「hugall」や、貴金属等のリユースショップ「aidect」、新刊書店「青山ブックセンター」「流水書房」の運営も行っています。

国内外での展開も積極的で、米国では「BOOKOFF」店舗の運営、マレーシアではアパレル等のリユース店舗「Jalan Jalan Japan」を運営しています。さらに、障がい者雇用を促進するための子会社ビーアシストや、インターネットレビューサイト「ブクログ」の運営も行っており、多角的な事業展開を進めています。

経営方針

ブックオフグループホールディングスは、リユース市場の拡大に伴い、そのリーディングカンパニーとしての地位を確立し、循環型社会の形成に貢献することを目指しています。同社は、「事業活動を通じての社会への貢献」と「全従業員の物心両面の幸福の追求」を経営理念に掲げ、「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」というミッションのもと、国内外で多様な事業を展開しています。

中核事業である国内ブックオフ事業では、安定した収益を獲得し、投資原資・ノウハウ・人財を「探索領域」と位置付けるプレミアムサービス事業や海外事業へ輩出する戦略を推進しています。これにより、事業環境の変化に強いポートフォリオを構築し、持続可能な成長を目指しています。

プレミアムサービス事業では、所得水準が高い顧客層をターゲットに、百貨店内買取窓口やジュエリーリペア・リメイクサービスを提供し、ブランド品や貴金属等の買取市場での差別化を図っています。海外事業では、アメリカ合衆国やマレーシア国での店舗展開を進め、現地採用社員の増強や育成にも力を入れています。

同社は、顧客戦略、買取戦略、デジタル戦略、人財戦略を軸に、顧客層の拡大やサービスの充実を図り、グループ全体の事業成長を加速させています。また、リユースを通じたSDGsへの取り組みや、企業倫理の徹底・浸透にも注力し、社会的責任を果たす企業としての姿勢を強化しています。