バリュエンスホールディングスJP:9270

時価総額
¥93.8億
PER
10.4倍
ブランド品、貴金属、時計、宝石、骨董品、美術品の買取・販売、不動産仲介、アプリ開発、ベンチャー投資、自動車販売・整備、スポーツチーム運営。

沿革

2011年12月

ブランド品、時計、貴金属、骨董品等の買取及び販売を目的とした株式会社SOUを設立(資本金5,000千円)し、本社を大阪府大阪市浪速区におく

2012年4月

東京都港区青山に東京オフィス開設

2013年4月

東京オフィス内にオークション会場を設置し、業者向けオークション「東京STAR AUCTION(現 STAR BUYERS AUCTION)」を開始

2014年12月

株式会社ブランドコンシェルを完全子会社として設立(2016年5月に当社が吸収合併)し、予約可能な買取専門店「BRAND CONCIER銀座店」を1号店として東京都中央区にオープン

2015年3月

ブランドリユース業界初、LINEビジネスコネクトを使用した新サービス「LINEで査定」を開始

2015年5月

SFプロパティマネジメント合同会社(現 SFプロパティマネジメント株式会社)がMKSより

株式会社SOU(現 当社)株式を全株譲受

2015年6月

買取ブランド「NANBOYA」を「なんぼや」へ改名

2015年9月

香港への販路拡大を目的に、Star Buyers Limited(現 Valuence International Limited)を

完全子会社化

2016年10月

小売ブランド「ALLU」の店舗を東京都中央区にオープン、同ブランドにてECサイト開設

2017年2月

骨董品・美術品分野強化を目的に、株式会社古美術八光堂を完全子会社化

(2021年9月にバリュエンスジャパン株式会社が吸収合併)

2017年3月

「STAR BUYERS AUCTION」香港大会開始

2017年11月

東京都港区港南に本社移転

2018年3月

東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場

2018年8月

骨董品・美術品分野の業者向けオークション「THE EIGHT AUCTION」を開始

2019年9月

持株会社移行に伴い、会社分割により当社事業を継承する株式会社SOU分割準備会社を設立

(2019年12月にバリュエンスジャパン株式会社に商号変更)

2019年11月

監査等委員会設置会社に移行

2019年11月

システム開発事業のより一層の推進を目的に、完全子会社として株式会社SOU Technologies

(現 バリュエンステクノロジーズ株式会社)を設立

2020年3月

持株会社体制へと移行、社名を株式会社SOUからバリュエンスホールディングス株式会社に変更

2020年3月

仲介を中心とした不動産事業を行うことを目的に、完全子会社としてバリュエンスリアルエステート

株式会社を設立(2022年6月にバリュエンスジャパン株式会社が吸収合併)

2020年3月

「STAR BUYERS AUCTI0N」をオンライン化

2020年8月

取締役会の任意の諮問機関として指名・報酬委員会を設置

2020年9月

買取店舗網の拡大を目的に、株式会社NEO-STANDARDを完全子会社化

(2021年3月にバリュエンスジャパン株式会社が吸収合併)

2021年3月

ベンチャー企業等への投資・育成等を目的に、完全子会社としてバリュエンスベンチャーズ株式会社を設立

2021年8月

株式会社南葛SCの株式を取得し、持分法適用関連会社化

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、マザーズ市場からグロース市場に移行

2023年1月

自動車の取り扱い強化を目的に、株式会社米自動車を子会社化(2023年2月に完全子会社化)

2023年2月

東京都港区南青山に本社移転

事業内容

バリュエンスホールディングスとそのグループ企業は、ブランド品、貴金属、時計、地金、宝石、骨董品、美術品などのリユース事業を中心に展開しています。同社グループは、バリュエンスジャパン株式会社をはじめ、バリュエンステクノロジーズ株式会社、バリュエンスベンチャーズ株式会社、株式会社米自動車、および海外の複数子会社など、合計13社から構成されています。これらの企業は、それぞれが特定の分野に特化した事業を展開しており、例えばバリュエンスジャパン株式会社はブランド品や貴金属の買取・販売、不動産仲介を、バリュエンステクノロジーズ株式会社はアプリやシステムの開発を、バリュエンスベンチャーズ株式会社はベンチャー企業への投資や養成を、株式会社米自動車は新車・中古車の買取・販売や自動車整備を行っています。

同社グループは、商品買取において「店頭買取」「宅配買取」「出張買取」「オンライン買取」の4種類の方法を提供し、特に店頭買取が全体の約9割を占めています。また、買取商品は主に自社オークションを通じて国内外のパートナーに販売しており、オークション販売が売上の大きな割合を占めています。さらに、一部商品は卸販売も行っており、小売ブランド「ALLU」を通じて一般消費者への直接販売も行っています。

バリュエンスホールディングスは、リユース市場における多様なニーズに応えるため、幅広い事業展開を行っており、その事業は国内外で成長を続けています。

経営方針

バリュエンスホールディングスは、持続可能な社会の実現を目指し、「Circular Design for the Earth and Us」を企業理念として掲げています。同社は、顧客やパートナーとの関係を深め、物品の循環を促進することで新たな収益機会を創出し、中長期的な競争優位性を確立することを目指しています。リユース市場の活性化とサステナビリティへの関心の高まりを背景に、同社はリカーリング型のビジネスモデルへの転換とグローバル展開の加速を図っています。

中期経営計画「VG1000 ver2.0」では、2025年8月期を最終年度とし、一般消費者からの買取とその商品の国内外パートナーへの販売を基盤としつつ、BtoBおよびBtoCの新規領域への投資を計画しています。具体的には、店舗数の増加やWEBマーケティングの強化を通じた仕入拡大、フルフィルメントサービスやSaaS型新機能の提供による販売拡大、ジャンル拡大による収益機会の最大化などが挙げられます。

また、サステナビリティへの取り組みも強化しており、リユース事業を通じた環境フットプリントの削減や、カーボンニュートラル達成に向けた国際的イニシアチブの認証取得などを進めています。これらの戦略を通じて、同社は持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指しています。

重要経営目標としては、営業利益の年平均成長率40%、ROE20%、配当性向30%以上を設定。主要KPIには、国内外の買取店舗網の拡大や海外パートナー数の増加などが含まれています。これらの目標達成を通じて、バリュエンスホールディングスは更なる成長を実現し、企業価値の向上を図る方針です。