- 日本企業
- TREホールディングス
TREホールディングスJP:9247
事業内容
TREホールディングスは、2021年10月1日に株式会社タケエイとリバーホールディングス株式会社の経営統合により設立された共同持株会社です。同社は、グループ戦略の立案や経営のモニタリングを行い、グループ会社に対する経営管理サービスを提供しています。
同社グループは、廃棄物処理・再資源化事業、資源リサイクル事業、再生可能エネルギー事業、環境エンジニアリング事業、環境コンサルティング事業の5つの事業セグメントで構成されています。各事業は密接に連携し、シナジーを発揮しています。
廃棄物処理・再資源化事業では、廃棄物の収集運搬、中間処理、再資源化、最終処分場の運営を行っています。また、災害廃棄物処理支援事業も手がけ、復旧・復興支援を行っています。
資源リサイクル事業は、金属リサイクル、自動車リサイクル、産業廃棄物処理、家電リサイクルを行っています。金属リサイクルでは、鉄スクラップや非鉄スクラップを再資源化し、自動車リサイクルでは使用済自動車の処理をワンストップで提供しています。
再生可能エネルギー事業では、木質バイオマス発電所の運営を行い、発電用燃料の製造や電力の販売、森林経営を手がけています。これにより、持続可能なエネルギー供給を目指しています。
環境エンジニアリング事業では、環境装置やプラント、特殊車輌の開発・製造・販売を行っています。環境コンサルティング事業では、計量証明業務や環境対策工事、有害廃棄物の調査・分析を提供しています。
TREホールディングスは、これらの事業を通じて、環境保護と持続可能な社会の実現に貢献しています。
経営方針
TREホールディングスは、地球環境の保全を目指し、リサイクル事業の深化とエネルギー事業の拡充を成長戦略として掲げています。同社は、CO2排出削減や廃プラスチックのリサイクルに向けた大規模投資と技術開発を積極的に推進しています。
同社は、2024年5月に「WX環境企業」への挑戦をテーマにした第2次中期経営計画を策定しました。この計画では、既存事業の強化と新分野への挑戦を両軸とし、環境事業分野での革新を目指しています。
具体的な戦略としては、高度循環型社会に貢献するリサイクル事業の深化、脱炭素社会に貢献する再生可能エネルギー事業の推進、サーキュラーエコノミー社会への新分野挑戦が挙げられます。
また、同社はサステナビリティ経営を実践し、コンプライアンス意識の徹底とガバナンス体制の強化を図っています。これにより、中長期的な企業価値の最大化を目指しています。
さらに、千葉県市原市や福島県相馬市を中心とした環境複合事業構想の推進や、大手企業との提携による新規事業展開など、7つの重点事項を掲げています。これにより、持続可能な社会の実現に貢献しています。
同社は、ROE10%以上、総還元性向35%~40%を目標に掲げ、収益性向上と成長戦略の推進を図っています。これにより、株主還元と新規投資、財務基盤の安定性をバランスよく実現し、中長期的な企業価値の最大化を目指しています。