成友興業JP:9170株価

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建設系産業廃棄物の収集運搬・中間処理と道路舗装等の建設事業の有力企業。廃棄物の収集運搬から中間処理・再資源化までのワンストップ体制「e Synergy System」を展開。連結子会社6社、車両117台保有(2025年9月30日現在)。東京都を中心に千葉・埼玉・神奈川ほか13都県で展開。

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事業内容

成友興業は、首都圏を中心に建設系の産業廃棄物や汚染土壌の収集・運搬・中間処理と再資源化、さらに道路舗装や上下水道などの一般土木工事を主力に展開している会社です。同社は廃棄物の処理から再利用までを一貫して手掛けることで、建設現場と環境事業をつなぐ循環型の事業モデルを構築しています。

主要な顧客は地方自治体や大手ゼネコン、建設業者などで、同社の収益は収集運搬や中間処理の受託収入と、再生砕石や改良土などリサイクル資材の販売が中心です。都内を核に複数の処理施設と約117台の車両を持ち、首都圏の排出源を広くカバーすることで安定した需要を確保しています。

事業は大きく環境事業、建設事業、環境エンジニアリング事業の三本柱に分かれます。環境事業では破砕・乾式・湿式などでがれきや汚泥を処理して再生資材にする一方、建設事業では公共工事の元請・下請で舗装や上下水道工事を行い、環境エンジニアリングでは土壌調査や汚染対策、分析業務を手掛けています。その他、子会社による現場の交通誘導やイベント警備などの業務もあります。

経営方針

同社は中期的に売上高の成長と売上総利益率の改善を経営目標とし、環境事業・建設事業・環境エンジニアリング事業の三本柱でこれを達成しようとしています。具体的には環境事業でリサイクル率99%以上を目指して処理能力を増強し、受入処理量の拡大や取扱品目の増加で売上高を押し上げる計画です。市場環境としては産業廃棄物処理市場の規模がおよそ5.2兆円と大きく、都市インフラの更新需要や2030年のカーボンハーフ、2050年のカーボンニュートラルの政策目標が追い風になっているため、同社は成長余地を見込んでいます。

重点投資分野は処理施設の設備投資と人材確保・育成です。具体的施策としては中間処理設備の稼働率向上や磁力選別(DME)などの生産量管理によるコスト低減、再生製品の出荷拡大による原価削減を進めます。これにより従来セメントメーカーへの二次処理委託を減らし、利益率を改善する方針です。また、同社は首都圏を核に約117台の車両と複数の処理拠点を活用し、自治体や大手ゼネコン向けの安定需要を差別化要因としています。

新市場開拓と事業拡大では、大型公共工事の受注拡大を明確に狙っており、一件あたり5億円以上の大型工事や共同企業体(JV)での参画を目標としています。東京都23区の大型発注に参加できるようグループ会社で施工実績と技術者数を積み上げ、本社を23区内へ移転する方針を掲げています。加えて千葉県・埼玉県に拠点を置く建設会社をターゲットに事業エリアを広げる検討を行い、受注先の多角化や工種の拡大で売上基盤を強化しようとしています。

技術革新では、国の助成を受けた「省エネルギー・省CO2・省資源型コンクリート」の開発など、再資源化技術の研究を進めています。特に砂利・砂の水平リサイクル技術によりコンクリート材料の循環利用を目指し、輸送エネルギーの削減と現場で使える高品質な再生資材の社会実装を図ります。さらに財務面では大型設備投資に備え財務体質を強化し、必要に応じて資本市場の活用も検討するなど、技術と資金の両面で事業の高度化を進めていきます。