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NIPPON EXPRESSホールディングスJP:9147
沿革
1937-10 | 東京市麹町区において資本金3,500万円をもって創立 |
1950-02 | 「日本通運株式会社法を廃止する法律」の施行により一般商事会社となる 東京証券取引所に株式を上場 |
1958-10 | 株式会社日通保険総代理社を設立(現・NⅩ商事株式会社)(現・連結子会社) |
1962-07 | 米国日本通運(現・NⅩアメリカ)株式会社(現・連結子会社)設立 |
1977-06 | オランダ日本通運(現・NXオランダ)株式会社(現・連結子会社)設立 |
1979-06 | 香港日本通運(現・NX香港)株式会社(現・連結子会社)設立 |
1995-01 | 天宇客貨運輸服務有限公司(現・NX国際物流(中国)有限公司)(現・連結子会社)設立 |
2003-07 | 本社を東京都港区に移転 |
2006-10 | 日通キャピタル(現・NXキャピタル)株式会社(現・連結子会社)設立 |
2009-04 | 宅配便事業を分割(承継会社:JPエクスプレス株式会社) |
2011-09 | 欧州日本通運(現・NX欧州)有限会社(現・連結子会社)設立 |
2012-02 | 南アジア・オセアニア日本通運(現・NX南アジア・オセアニア)株式会社(現・連結子会社) 設立 |
2013-12 | 日通NECロジスティクス株式会社(現・連結子会社)株式取得 |
2014-01 | 日通・パナソニック ロジスティクス(現・NX・NPロジスティクス)株式会社(現・連結子会社)株式取得 |
2015-12 | 株式会社ワンビシアーカイブズ(現・NXワンビシアーカイブズ)(現・連結子会社)株式取得 |
2021-03 | 日通商事(現・NX商事)株式会社のリース事業を分割(承継会社:日通リース&ファイナンス株式会社(現・NX・TCリース&ファイナンス株式会社))(現・持分法適用関連会社) |
2021-12 | 本社を東京都千代田区(現住所)に移転 |
2022-01 | 持株会社体制への移行に伴い、完全親会社のNIPPON EXPRESSホールディングス株式会社を設立 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
事業内容
NIPPON EXPRESSホールディングスは、幅広い事業セグメントを展開しているグローバル物流企業です。同社の主軸となるのは「ロジスティクス事業」で、これには国内外での貨物自動車運送業、鉄道利用運送業、航空利用運送業、海上運送業、港湾運送業、倉庫業などが含まれます。また、専門事業として「警備輸送事業」と「重量品建設事業」を展開し、さらにこれらの事業をサポートする「物流サポート事業」も手掛けています。
ロジスティクス事業では、日本国内では日本通運株式会社を中心に、鉄道、貨物自動車、航空、海上、港湾運送など多岐にわたるサービスを提供しています。また、情報資産管理業務も行っており、例えば株式会社NXワンビシアーカイブズがこれに該当します。海外では、アメリカ、ヨーロッパ、東アジア、南アジア・オセアニア地域で、NXアメリカ株式会社やNX UK株式会社などの子会社を通じて、航空運送、海運、倉庫業などを展開しています。
警備輸送事業は、日本通運株式会社が中心となり、警備業務及びそれに付随するサービスを提供しています。重量品建設事業では、重量物の運搬や設置などを行っており、これも日本通運株式会社が担っています。
物流サポート事業においては、NX商事株式会社をはじめとする41社が、物流機器や包装資材の販売、車両の整備、保険代理店業務などを行っています。また、不動産業務、調査・研究業務、ロジスティクスファイナンス事業、労働者派遣業などもこのセグメントに含まれます。
これらの事業を通じて、NIPPON EXPRESSホールディングスは、国内外で包括的な物流サービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えています。
経営方針
NIPPON EXPRESSホールディングスは、2037年の創立100周年に向けて、新たな長期ビジョンを掲げています。同社は、安全・コンプライアンス・品質へのこだわりと「お客様第一の姿勢」を基本とし、グローバル市場での存在感を持つロジスティクスカンパニーを目指しています。このビジョン実現に向け、同社は「イノベーションによる新たな価値創造」を重視し、物流を通じて社会に新たな価値を提供することを目標としています。
中期経営計画「NXグループ経営計画2023~非連続な成長“Dynamic Growth”~」では、売上高の拡大だけでなく、収益性の向上にも注力しています。具体的には、ROE10%の達成と営業利益率5%の達成を目指しており、これには未進出エリアや非日系顧客への戦略的な取り組みが含まれます。また、グローバル市場での存在感を示すため、海外売上高比率を現在の20%から50%に伸長させることを目標としています。
同社は、イノベーションを企業のあり方・考え方を根本から革新することと位置付け、事業の成長戦略として顧客軸、事業軸、エリア軸の3軸アプローチを強力に推進しています。日本国内では、成長戦略に取り組むとともに収益性を改善し、強靭な経営基盤を構築することを目指しています。
さらに、M&Aを活用した非連続な成長戦略や、IT、DX、人財、ブランド戦略、外部企業との共創やグループガバナンス改革など、経営基盤のイノベーションにも取り組んでいます。これらの施策を通じて、NIPPON EXPRESSホールディングスはグローバル市場での競争力を高め、持続可能な成長を目指しています。