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玉井商船JP:9127
事業内容
玉井商船は、外航海運業、内航海運業、不動産賃貸業の3つの事業セグメントを持っています。これらの事業は、玉井商船とその連結子会社であるT.S. Central Shipping Co., Ltd.、大四マリン株式会社、本山パインクレスト株式会社によって運営されています。
外航海運業では、T.S. Central Shipping Co., Ltd.が中心となり、長期定期用船船舶を利用して、日本軽金属株式会社向けの水酸化アルミ輸送や全農向けの穀物輸送、国外向けのスラグ輸送を行っています。これにより、安定した収益を確保しています。
内航海運業では、玉井商船が内航貨物船を長期定期用船し、水酸化アルミの輸送を行っています。また、大四マリン株式会社は、内航タンカーや液化ガスばら積船を利用し、船員派遣業も行っています。これにより、内航海運業の効率的な運営を実現しています。
不動産賃貸業では、玉井商船が賃貸用集合住宅を所有し、賃貸収益を得ています。また、本山パインクレスト株式会社も賃貸用不動産を所有し、不動産賃貸業を展開しています。これにより、安定した不動産収益を確保しています。
経営方針
玉井商船は、国内外の海上輸送を通じて社会に貢献することを経営理念としています。同社は、所有船舶の安全運航を最優先課題とし、効率的な運行管理を徹底しています。株主や取引先、従業員、地域社会との調和を重視し、社会的に尊敬される企業を目指しています。
同社の中期経営計画では、外航海運業と内航海運業の両方で新規取引先の開拓や長期契約の獲得を通じて収益の安定化を図っています。特に、既存顧客との関係強化や契約の中長期化により、業績のボラティリティを抑制する戦略を推進しています。
投資戦略としては、外航海運業と内航海運業への再投資を進め、船舶と貨物のバランスを保つことを重視しています。また、新規取引先の開拓に向けたマーケティング活動を強化し、持続的な船員確保体制の構築を目指しています。
玉井商船は、2025年から2027年にかけての中期経営計画を策定し、企業価値の向上を目指しています。環境保全に対する取り組みも強化し、規制に対応した船舶の運航を徹底しています。これにより、持続可能な成長を実現し、社会的責任を果たすことを目指しています。