AZ-COM丸和ホールディングスJP:9090

時価総額
¥1589.6億
PER
27倍
物流事業を中心に、サードパーティ・ロジスティクス(3PL)、輸配送サービス、文書保管、不動産賃貸、情報システムの提供。

沿革

1973-08埼玉県北葛飾郡吉川町(現埼玉県吉川市)に一般区域貨物自動車運送事業を事業目的とした、「㈲丸和運輸機関」を設立
1978-10「㈱丸和運輸機関」に組織変更
1993-07「昭和通運㈱」(現㈱丸和通運、連結子会社)の株式取得
1993-12「㈱関西丸和サービス」(現㈱関西丸和ロジスティクス、連結子会社)の株式取得
1997-08岩手県紫波郡紫波町に「㈱東北丸和サービス」(現㈱東北丸和ロジスティクス、連結子会社)を設立
2002-04高知県高知市に「㈱四国丸和ロジスティクス」(現㈱中四国丸和ロジスティクス、連結子会社)を設立
2004-10埼玉県吉川市に「㈱アズコムデータセキュリティ」(現連結子会社)を設立
2005-10福岡県福岡市東区に「㈱九州丸和ロジスティクス」(現連結子会社)を設立
2006-04埼玉県吉川市旭7番地1へ「㈱丸和運輸機関」本社を移転
2008-03「㈱北海道丸和ロジスティクス」(現連結子会社)の全株式を取得し完全子会社化
2010-08「㈱丸和通運」の全株式を取得し完全子会社化
2014-04東京証券取引所市場第二部へ上場
2015-04東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
2018-03「㈱国際トランスサービス」及び「関東運送㈱」より「商品個配事業」を事業譲受けにより取得
2018-05東京都荒川区に「㈱NS丸和ロジスティクス」(現連結子会社)を設立
2018-10宮城県仙台市太白区へ「㈱東北丸和ロジスティクス」本社を移転
2020-09「日本物流開発㈱」の株式を株式交換にて取得し完全子会社化
2022-03「ファイズホールディングス㈱」の株式を公開買付にて取得し連結子会社化
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
2022-07「㈱M・Kロジ」の発行済株式の全てを取得し完全子会社化
2022-09㈱上組と資本業務提携を締結
2022-10純粋持株会社体制に移行し、㈱丸和運輸機関からAZ-COM丸和ホールディングス㈱に商号変更するとともに丸和運輸機関分割準備㈱(現㈱丸和運輸機関)へ事業を承継

事業内容

AZ-COM丸和ホールディングスは、純粋持株会社として、連結子会社20社および非連結子会社5社(内1社は休眠会社)を含むグループ企業で構成されています。同社グループは、物流事業を中心に事業展開しており、サードパーティ・ロジスティクス(3PL)と輸配送サービスが主要な事業セグメントです。

3PL事業では、顧客の物流ニーズを把握し、物流戦略の企画立案から物流システムの構築までを包括的に受託しています。具体的には、EC物流、低温食品物流、医薬・医療物流を主軸に、物流センターの設計、商品の調達・入荷から保管、流通加工、ピッキング、梱包、仕分け、出荷検品までの一連の作業管理手法やリバースロジスティクス(返品物流)などを提案しています。

輸配送サービス事業では、一般貨物運送、軽貨物運送(当日お届けサービス、ネットスーパー等)、特別積合せ貨物運送、鉄道利用運送、産業廃棄物の収集運搬など、多様な輸配送サービスを提供しています。

その他の事業としては、文書保管、不動産賃貸、情報システムの提供があります。文書保管では、重要書類の原本保管や輸配送、リアルタイムな書類検索や電子データ閲覧、ドキュメントの電子データ化などを総合的にサポートしています。不動産賃貸事業では、首都圏を中心にビルや駐車場等の賃貸管理業務を行っています。情報システム事業では、IT技術者の派遣、各種情報システムの開発、ウェブサイト制作などのシステムコンサルティングサービスを提供しています。

AZ-COM丸和ホールディングスは、これらの事業を通じて、顧客の多様なニーズに応えるサービスを展開しています。

経営方針

AZ-COM丸和ホールディングスは、サードパーティ・ロジスティクス(3PL)業界のリーダーを目指し、EC物流、低温食品物流、医薬・医療物流に特化した事業展開を推進しています。同社は、お客様の経営を全面的にサポートするロジスティクスのプロ集団として、地域社会の発展と豊かな社会づくりに貢献することを経営理念として掲げています。

中期経営戦略として、同社は成長市場の物流需要増大に適合したコア事業の拡大と開拓に注力しています。具体的には、EC物流事業では高品質・高効率なサプライチェーンの一貫物流プロセスを構築し、低温食品物流事業ではスーパーマーケット向けの物流ノウハウを活用したサービスメニューの発展と調達ネットワークの構築、医薬・医療物流事業では全国の物流ネットワークの最適化と最先端技術を駆使した物流センターの再構築に取り組んでいます。

また、事業規模の拡大に伴う人材の確保と育成、DXの積極導入による業務生産性の革新、成長性と資本効率を両立する事業への経営資源の集中と事業の再生・再編、事業活動を通じた社会との共有価値の創造とコーポレートガバナンス改革にも力を入れています。

これらの戦略を通じて、AZ-COM丸和ホールディングスは持続的な成長を目指し、経済的価値の最大化と社会的価値の創出の両立を追求しています。同社は、純粋持株会社体制への移行を機に、経営資源の全体最適化と業務改革、社員の意識・行動変革に取り組み、持続可能な成長を可能にする経営体制の構築に努めています。