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タカセJP:9087
沿革
1922-02 | 海陸運送取扱業、倉庫業を目的とし、東京市芝区新橋において株式会社髙瀬組を設立 |
1943-03 | 海運貨物仲立業(乙種)免許取得 |
1947-04 | 貿易再開に伴い鉱工品貿易公団の指定店となり港湾運送事業を再開 |
1956-10 | 東京税関貨物取扱人免許取得 |
1963-06 | 髙瀬運輸株式会社に社名変更 |
1965-07 | 一般港湾運送事業免許(京浜港限定1種)取得 |
1968-07 | 国内物流事業展開のため子会社株式会社タカセディストリビューションシステムを設立 |
1970-08 | 東京都大田区平和島に「タカセコンテナフレートステーション」を建設、大井営業所を開設 |
1971-02 | 貨物自動車運送事業を目的として子会社タカセ陸送株式会社(現株式会社タカセ運輸集配システム)を設立 |
1971-07 | 一般港湾運送事業免許(海貨無限定)取得 |
1971-09 | 東京都品川区東品川に「タカセP.D.センター」1号倉庫を設立、東京営業所を開設 |
1971-11 | コンテナの補修を事業目的として、株式会社タカセコンテナメンテナンスサービスを設立 |
1977-02 | 「タカセP.D.センター」2号倉庫を建設 |
1977-11 | 横浜税関より通関業許可取得 |
1981-11 | 子会社株式会社タカセディストリビューションシステムを合併し、タカセ株式会社に社名を変更 |
1984-10 | 東京都港区に本社ビルを建設 |
1985-02 | 株式会社タカセコンテナメンテナンスサービスの事業目的を荷役作業および人材派遣業務に変更し、商号を株式会社マルワに変更 |
1985-04 | 川崎市東扇島に「タカセ物流生産センター“まごころ”」を建設、川崎営業所を開設 |
1989-12 | 店頭売買登録銘柄として株式を公開 |
1990-09 | 東京都大田区東海に「タカセA.T.センター」を建設、東京港営業所を開設 |
1992-01 | 大阪府門真市に「タカセ大阪物流生産センター」を開設、大阪営業所を移転 |
1992-06 | 北海道石狩市に「タカセ札幌物流生産センター」を建設、札幌営業所を移転 |
1994-03 | 香港に子会社ADD SYSTEM COMPANY LIMITEDを設立 |
1994-11 | スイス・フラン建転換社債30,000千スイス・フランを発行 |
1996-03 | 川崎市東扇島に所在の川崎営業所に物流施設を増築 |
1996-04 | 警備保障事業等を営業目的として、子会社萬警備保障株式会社(子会社株式会社マルワが100%出資)を設立 |
1997-01 | システム開発部門を分社し、株式会社システム創研を設立 |
1997-02 | 川崎市東扇島に「タカセV.C.センター」を新たに建設、川崎港営業所を開設 |
1998-01 | ロサンゼルス駐在員事務所を改組し、米国法人としてTAKASE ADD SYSTEM,INC.を設立 |
2000-11 | 国内物流事業等を営業目的として、子会社有限会社アイティーワーク(子会社株式会社マルワが100%出資)を設立 |
2002-05 | 国際航空運送協会(IATA)における航空貨物代理店資格を取得 |
2003-05 | 上海駐在員事務所を改組し、中国法人として高瀬物流(上海)有限公司を設立 |
2004-12 | 日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 中国広東省に3者合弁による雅達貨運(中山)有限公司(当社55%出資)を設立 |
2005-05 | 株式会社マルワの商号をタカセ物流株式会社に変更 |
2006-04 | 川崎市東扇島に3PL型事業の展開のため大型倉庫を賃借し、川崎第二営業所を開設 |
2006-08 | 中国国内の総合物流事業展開を目的に、あらたに高瀬国際貨運代理(上海)有限公司を設立 |
2010-04 | ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場 |
2010-10 | 大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場および同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2011-03 | 東京税関より特定保税承認者(AEO倉庫業者)として承認 |
2012-02 | 中国広東省深セン市に雅達貨運(中山)有限公司の分公司を開設 |
2013-07 | タイ・バンコク市に駐在員を派遣 大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2017-05 | 東京都大田区に平和島倉庫を建設 |
2017-12 | エイワパレット株式会社の商号をエーディーディー・エクスプレス株式会社に変更 |
2018-12 | 川崎市宮前区の倉庫物件を取得し、東名川崎倉庫を開設 |
2019-02 | 東京税関より認定通関業者(AEO通関業者)として認定 |
2019-07 | 医療機器製造業免許取得 |
2019-08 | 高度管理医療機器等販売業・貸与業免許取得 |
2020-03 | 大阪営業所を大阪府門真市から大阪府茨木市へ移転 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分見直しにより同取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行 |
事業内容
タカセは、国内外で幅広い物流サービスを提供する企業グループです。このグループは、タカセおよびその子会社11社から成り立ち、運送、保管、作業といった物流サービスを組み合わせた総合的なソリューションを顧客に提供しています。具体的には、貨物運送の取次ぎを行う利用運送サービス、貨物の保管、倉庫内オペレーションなどの作業サービスを提供しており、さらに倉庫設備の賃貸事業も手掛けています。
タカセ運輸集配システム、タカセ物流株式会社といった子会社は、それぞれ貨物自動車による実運送事業、倉庫内オペレーションを行う流通加工事業を展開しています。これらの事業を通じて、タカセグループは顧客の多様なニーズに応える物流サービスを提供しています。
事業セグメントは大きく分けて、「総合物流事業」、「運送事業」、「流通加工事業」、「その他の事業」として区分されています。総合物流事業では、運送、保管、作業といったサービスを組み合わせた提供が行われ、運送事業では貨物自動車による実運送が、流通加工事業では人材派遣や業務受託による倉庫内オペレーションが主な業務です。その他の事業としては、倉庫や事務所等の警備保障事業や物流システムの設計開発及び運用保守などが含まれます。
これらの事業を通じて、タカセは物流業界における顧客の要望に応える多角的なサービスを展開しており、総合的な物流ソリューションプロバイダーとしての地位を確立しています。
経営方針
タカセは、物流サービスの提供を通じて、国内外で事業を展開する企業グループです。同社は、革新的なサービス開発と高い信頼性を目指し、顧客や社会に貢献することを経営方針としています。中期経営計画では、品質向上や営業強化を重点領域として掲げ、特に社会貢献度の高い商品分野への新しい物流サービスの提供に挑戦しています。具体的には、女性の社会進出をサポートするため、育児関連用品の取扱い拡大や医療機器の物流業務の拡大、フェムテック企業への協力を進めています。
また、新規営業拠点の展開やサービスの拡充を計画しており、社会情勢を見据えた新たな視点や発想を取り入れた事業戦略を構築しています。これらの取り組みを通じて、タカセは顧客目線でスピード感のある高品質なサービスを提供し、多品種商品管理の物流スペシャリストとしての地位を確立しようとしています。さらに、デジタル化や機械化の導入による労働分野での生産性向上にも注力しています。
これらの成長戦略は、顧客からの信頼性や優位性を基盤としながら、変化し続ける社会環境への対応と品質第一のサービス提供を目指すタカセの姿勢を反映しています。同社は、これらの施策を支えるために必要な設備投資等にも機動的に対応していく方針です。