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大和自動車交通JP:9082
沿革
1939年9月 |
戦時企業統合令による企業合同により、同業12社を以って中野相互自動車株式会社を設立、普通旅客自動車運送事業を開始。 |
1945年1月 |
第二次企業合同により同業16社を吸収合併、大和自動車交通株式会社に商号変更。 |
1949年5月 |
東京証券取引所に上場。 |
1949年6月 |
興産自動車株式会社(現・大和物産株式会社)を設立し、自動車用燃料・資材等の販売を開始。(現・連結子会社) |
1950年3月 |
戦後初の輸入新車50両の購入許可により、営業車両の全面的配置転換を実施し、ハイヤー営業の基盤を確立。 |
1953年3月 |
車両無線移動局の承認により無線による配車営業を開始。 |
1963年5月 |
日本橋大和ビル建設に伴い不動産賃貸及び管理事業に進出。 |
1963年10月 |
東京証券取引所市場第二部に移行。 |
1965年2月 |
大和自動車株式会社を設立。(現・連結子会社) |
1966年10月 |
自動車整備部門を独立し、大和自動車整備株式会社を設立。 |
1966年10月 |
山梨鈴木シャタァ工業株式会社(現・大和工機株式会社)を設立し、金属製品製造業を開始。(現・連結子会社) |
1967年6月 |
自動車教習部門を独立し、株式会社大和自動車教習所を設立。 |
1968年8月 |
株式会社スリーディ開発(現・株式会社スリーディ)を設立し、不動産部門を強化。(現・連結子会社) |
1972年9月 |
真和タクシー株式会社を買収し、大和交通株式会社に商号を変更(現・大和自動車王子株式会社)。 |
1973年9月 |
住宅販売事業に進出。 |
1991年12月 |
保谷交通有限会社(現・大和交通保谷株式会社)を買収。(現・連結子会社) |
1993年6月 |
運行管理に関する代理業を開始。 |
1996年2月 |
柏自動車株式会社(現・大和自動車王子株式会社)を買収。(現・連結子会社) |
1998年4月 |
警備業として「あんしんネットワーク」(緊急即時通報事業)サービスを開始。 |
2001年2月 |
大和交通保谷有限会社を株式会社へ組織変更する。(現・大和交通保谷株式会社) |
2004年11月 |
羽田第一営業所を東京都大田区に開設。 |
2008年2月 |
テラス浦安を千葉県浦安市に開設。 |
2008年5月 |
テラス銀座を東京都中央区に開設。 |
2010年3月 |
本社を東京都江東区に移転。 |
2011年5月 |
大和タクシー株式会社と大和交通株式会社が合併し、大和自動車王子株式会社(現・連結子会社)に商号変更。 |
2011年10月 |
中央無線タクシー協同組合加盟23社との業務提携契約を締結。(現・信和事業協同組合) |
2011年12月 |
テラス府中を東京都府中市に開設。 |
2012年11月 |
テラス弥生町を東京都板橋区に開設。 |
2014年4月 |
会社分割(簡易新設分割)により、大和自動車交通羽田株式会社、大和自動車交通江東株式会社、大和自動車交通立川株式会社を設立して持株会社体制に移行。(現・連結子会社) |
2015年4月 |
会社分割(簡易新設分割)により、大和自動車交通ハイヤー株式会社を設立。(現・連結子会社) |
2020年3月 |
連結子会社の株式会社大和自動車教習所を吸収合併。 |
2020年4月 |
株式会社丸井自動車を買収。(現・連結子会社) |
2020年4月 |
テラス銀座を売却。 |
2020年10月 |
株式会社トータルメンテナンスジャパンを買収。(現・連結子会社) |
2021年8月 |
大和自動車交通羽田株式会社を東京都北区へ移転。 |
2021年9月 |
東京都大田区昭和島土地を売却。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。 |
2022年7月 |
宮園砿油株式会社を買収。(現・非連結子会社) |
事業内容
大和自動車交通は、複数の事業セグメントを通じて幅広いサービスを提供しています。主要な事業セグメントには、旅客自動車運送事業、不動産事業、燃料・資材の販売事業、サービス・メンテナンス事業が含まれます。
旅客自動車運送事業では、ハイヤー業と運行管理業を手がける大和自動車交通ハイヤー株式会社や、タクシー業を展開する大和自動車交通羽田株式会社などが活動しています。これらの会社は、安全で快適な乗り物の提供を目指しています。
不動産事業では、賃貸、売買、仲介、管理事業を行っており、大和自動車交通や株式会社スリーディがこのセグメントに関わっています。これにより、住宅や商業施設の需要に応えるサービスを提供しています。
燃料・資材の販売事業では、大和物産株式会社が燃料や資材の販売を行っており、金属製品の製造販売は大和工機株式会社が担当しています。また、自動車メーターの販売・修理は日本自動車メーター株式会社が手掛けています。
サービス・メンテナンス事業では、清掃やサービス・メンテナンスを提供する株式会社スリーディや株式会社トータルメンテナンスジャパンが活動しており、顧客のニーズに応じた高品質なサービスを提供しています。
これらの事業を通じて、大和自動車交通は多岐にわたるサービスを展開し、顧客の様々な要望に応えています。
経営方針
大和自動車交通は、顧客満足を最優先に、営業の効率化と原価意識の徹底を通じて増収増益を目指す経営方針を掲げています。同社は、旅客運送事業を中心に社会発展への貢献を目指しており、収益力と財務体質の向上を経営目標としています。具体的には、経常収益基盤の強化と財務体質の改善に努めています。
中長期的な経営戦略として、ハイヤー・タクシー部門の事業所を大型化し、効率化を図ることで大口法人顧客の需要を確保し、安定した収支を目指しています。また、立地条件に恵まれた事業所の立体化利用により収益基盤の確保も進めています。
経営環境の変化に対応するため、2022年度を初年度とする中期3ヶ年経営計画「中期経営計画2024」を策定しました。この計画では、モビリティのサービス化や自動運転分野の発展、ドライバー不足といった課題に対応しつつ、経営基盤の強化や人材確保に努めることで、中長期的な成長基盤の確立を目指しています。さらに、グループ全体で「安心・安全・おもてなし」の向上に取り組み、企業価値のさらなる向上を目指しています。
これらの戦略は、大和自動車交通が提供する旅客自動車運送事業、不動産事業、燃料・資材の販売事業、サービス・メンテナンス事業といった幅広いサービスに裏打ちされています。同社はこれらの事業を通じて、顧客の多様なニーズに応えることで、持続可能な成長を目指しています。