カンダホールディングスJP:9059

時価総額
¥208.6億
PER
16.3倍
物流業者として、貨物自動車運送、国際物流、物流管理・作業、不動産賃貸、ソフトウェア開発保守、リース・ファイナンス事業を展開。

沿革

1943年11月

自動車交通事業法の第三次改正により、東京都神田区内の全運送会社16社が一括統合し発足。

1944年5月

商号を神田運送株式会社として、東京都神田区佐久間町に本社をおき資本金230万円をもって設立。

1977年9月

本社を東京都千代田区三崎町に移転。

1991年10月

商号をカンダコーポレーション株式会社に変更。

1994年10月

日本証券業協会に株式を店頭登録。

1995年3月

埼玉県岩槻市に物流センター開設。

1999年3月

埼玉県岩槻市に岩槻物流センター2号棟開設。

2002年12月

埼玉県蓮田市に蓮田物流センター開設。

2004年3月

東京証券取引所市場第二部へ上場。

2006年12月

株式会社モリコーを株式取得により子会社化。(現・連結子会社)

2007年3月

株式会社ロジメディカル(現・連結子会社)を設立。

2008年5月

持株会社体制移行に伴い、カンダコーポレーション分割準備株式会社を設立。

2008年5月

持株会社体制移行に伴い、株式会社カンダコアテクノを設立。

2009年4月

持株会社体制へ移行、商号をカンダホールディングス株式会社に変更し、貨物自動車運送部門を、カンダコーポレーション分割準備株式会社および株式会社カンダコアテクノ(現・連結子会社)に承継する会社分割を実施。

2009年4月

カンダコーポレーション分割準備株式会社は、カンダコーポレーション株式会社(現・連結子会社)に商号変更。

2010年9月

株式会社ペガサスグローバルエクスプレスを設立。

2010年10月

群馬県邑楽町に北関東物流センター開設。

2011年2月

株式会社ペガサスパーセルサービスより国際宅配部門を株式会社ペガサスグローバルエクスプレスが譲り受け、国際物流事業に本格的に進出。

2011年9月

関西配送株式会社(現・連結子会社)を設立。

2012年4月

カンダ物流株式会社(現・連結子会社)を設立。

2012年9月

株式会社ペガサスグローバルエクスプレスが、タイ王国にPegasus Global Express(Thailand)Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立。

2012年10月

株式会社ジェイピーエルを株式取得により子会社化。(現・連結子会社)

2012年11月

株式会社ハーバー・マネジメントを株式取得により子会社化し、商号を株式会社ペガサスカーゴサービスに変更。

2012年12月

大阪府堺市に堺物流センター開設。

2012年12月

宮城県名取市に南東北物流センター開設。

2013年8月

埼玉県久喜市に久喜物流センター開設。

2014年4月

株式会社ペガサスグローバルエクスプレスと株式会社ペガサスカーゴサービスを合併し、新社名を株式会社ペガサスグローバルエクスプレスとする。(現・連結子会社)

2014年4月

ニュースターライン株式会社とその子会社ベルトランス株式会社を株式取得により、それぞれ子会社化。(現・連結子会社)

2014年6月

株式会社プライムキャストと業務提携。

2014年8月

カンダハーティーサービス株式会社(現・連結子会社)を設立。

2015年2月

髙末株式会社、東部ネットワーク株式会社、株式会社ヒガシトゥエンティワンと包括的業務提携を締結し、日本物流ネットワーク協力会(JLNA)を立ち上げる。

2017年3月

株式会社中村エンタープライズを株式取得により子会社化。(現・連結子会社)

2018年3月

埼玉県加須市に加須豊野台物流センター開設。

2018年4月

株式会社ロジメック(現・連結子会社)を設立。

2019年4月

東京都千代田区神田三崎町に新本社ビルを竣工。

2019年11月

カンダビズパートナー株式会社(現・連結子会社)を設立。

2019年11月

カンダリテールサポート株式会社(現・連結子会社)を設立。

2021年8月

株式会社ソフトエイジを株式取得により子会社化。(現・連結子会社)

2022年2月

堀切運輸株式会社を株式取得により子会社化。(現・連結子会社)

2022年4月

東京証券取引所スタンダード市場へ移行。

事業内容

カンダホールディングスとそのグループ企業は、物流業界において多岐にわたる事業を展開しています。主要な事業セグメントには、貨物自動車運送事業、国際物流事業、不動産賃貸事業、そしてその他の事業が含まれます。

貨物自動車運送事業では、カンダコーポレーション㈱や㈱カンダコアテクノなど複数の子会社が、自動車運送や流通加工商品の仕分け、梱包などを手掛けています。これらのサービスは、物流の効率化と顧客満足度の向上を目指しています。

国際物流事業では、㈱ペガサスグローバルエクスプレスやその海外子会社を含む複数の企業が、国際輸送サービスを提供しています。これにより、同社はグローバルな物流ニーズに対応しています。

不動産賃貸事業は、カンダホールディングス自体が担っており、企業や個人に対する賃貸スペースの提供を通じて、安定した収益基盤を築いています。

その他の事業としては、保険代理店業務や太陽光発電、ソフトウェア開発保守、車両・コンピュータ等のリースおよびファイナンス、清掃業、事務代行業などがあります。これらは、カンダホールディングスが多角的なビジネスモデルを構築し、さまざまな顧客ニーズに応えるためのものです。

以上のように、カンダホールディングスは、物流を核としながらも、不動産やIT、エネルギーなど、幅広い分野で事業を展開しており、多様なサービスを提供することで、顧客のあらゆるニーズに応えています。

経営方針

カンダホールディングスは、物流を通じて豊かで快適な社会の実現を目指し、総合物流企業としての地位を確固たるものにするため、中期経営計画に基づく成長戦略を推進しています。同社は、社会的責任の遂行、グループ体制の強化、収益力の向上、そして持続的成長と企業価値の向上を四つの柱として掲げています。これらの目標達成に向けて、新規業務の獲得に注力し、業容の拡大を図るとともに、グループ会社間の連携を強化し、積極的な営業展開を通じて新たな顧客獲得を目指しています。また、M&Aの推進や先端技術の導入による収益性の向上、適正運賃の確保や効率化による利益向上にも取り組んでいます。

国際部門では、国際宅配便とフォワーディングを二本柱に、EC事業への注力を通じて国際事業の拡大を目指しています。品質管理体制の強化、環境問題への取り組み、安全問題への対策も同社の重点領域です。特に、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた活動や、交通事故や労働災害の防止に向けた取り組みが挙げられます。

これらの戦略的取り組みは、不透明な経済環境の中でも、カンダホールディングスがステークホルダーにとって魅力ある企業となるため、そして柔軟で強固な営業基盤の確立とグループ総合力の進化を目指すためのものです。同社は、これらの成長戦略を通じて、中期経営計画の目標達成に向けて着実に進歩しています。