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遠州トラックJP:9057
事業内容
遠州トラック株式会社は、総合物流事業を展開しており、一般貨物自動車運送事業、貨物運送取扱事業、倉庫事業、不動産事業などを手がけています。これらの事業は、同社とその子会社である株式会社藤友物流サービス、遠州トラック関西株式会社、小笠運送株式会社、そして親会社の株式会社住友倉庫によって構成されています。
物流事業の中核をなすのは、一般貨物自動車運送事業です。この事業では、貨物の運送を行い、効率的な物流サービスを提供しています。また、貨物運送取扱事業では、貨物運送の取次を行い、顧客のニーズに応じた柔軟なサービスを提供しています。
倉庫事業では、荷物の保管・管理を行い、物流加工も手がけています。これにより、顧客の物流ニーズに応じた多様なサービスを提供し、効率的な物流ソリューションを実現しています。
その他の事業として、不動産事業を展開しています。土地建物の賃貸・売買を行うほか、太陽光発電による売電事業も手がけています。これにより、物流事業以外の分野でも収益を上げ、事業の多角化を図っています。
経営方針
遠州トラック株式会社は、物流業界における成長を目指し、革新的な戦略を推進しています。同社は、従業員の幸福を重視し、物流インフラの提供を通じて社会的課題の解決に貢献することを使命としています。特に、CO2削減を通じた環境への配慮を重要視しています。
同社のビジョンは、従業員のエンゲージメント向上を図り、安全で安心な労働環境を提供することです。また、関東・関西間の物流サービスを拡充し、事業領域を拡大することを目指しています。さらに、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、物流サービスのイノベーションに挑戦しています。
遠州トラックは、物流サービスの拡大を図るため、中継輸送プラットフォームを活用し、関東・関西間の物流ネットワークを強化しています。また、EC物流の拡大や共同配送網の拡充を通じて、顧客の業務効率化とCO2削減に貢献しています。協力会社とのネットワーク強化も進め、多様なニーズに応えています。
同社は、2023年度から2026年度にかけての中期経営計画で、90億円の事業投資を行い、営業収益522億円、営業利益36億50百万円を目指しています。物流の合理化や外注化を進める企業に向けて、高品質の物流サービスを提供し、事業の拡大を図っています。
さらに、DXの進展に対応するため、基幹システムの再構築や自動搬送ロボットの導入を進めています。地球にやさしい物流を実現するため、中継輸送や共同配送の推進、大型車両の電動化にも取り組んでいます。これにより、持続可能な社会の実現に貢献しています。