アルプス物流JP:9055

時価総額
¥1103.7億
PER
25.8倍
総合物流サービス、成形材料・包装資材・電子デバイスの販売、生協関連の物流サービスを展開。

沿革

1964年7月

神奈川県横浜市港北区に資本金200万円をもって、当社の前身である株式会社渡駒を設立、同時に横浜営業所を開設し、梱包資材取扱業務(現・包装資材販売事業)及び貨物取扱業務を開始

1966年1月

宮城県古川市(現・大崎市)に古川営業所を開設

1967年4月

社名を渡駒運輸株式会社に変更

6月

アルプス電気株式会社から資本参加を受け、同時に本社を横浜市港北区内に移転

12月

一般小型貨物運送事業免許(現・一般貨物自動車運送事業許可)を渡部駒喜氏より譲受

1969年4月

埼玉県熊谷市に熊谷営業所を開設

5月

福島県相馬市に福島営業所を開設(1980年10月 相馬営業所に改称)

11月

福島県いわき市にいわき営業所を開設(1985年6月 小名浜営業所に改称)

1970年3月

社名をアルプス運輸株式会社に変更

1976年3月

自動車運送取扱事業の登録(現・貨物運送取扱事業の許可及び登録)を受け業務開始

1980年12月

岩手県玉山村(現・盛岡市)に盛岡営業所を開設

1982年2月

埼玉県羽生市に羽生配送センターを建設し、熊谷営業所を移転拡充し羽生営業所と改称

4月

大阪府吹田市に大阪営業所を開設、静岡県浜松市に浜松営業所を開設

1984年3月

横浜市港北区に本社社屋と横浜営業所自動倉庫を建設

1985年3月

新潟県小出町(現・魚沼市)に新潟営業所を開設

6月

9月

大阪府茨木市に大阪配送センターを建設し、大阪営業所を移転拡充

宮城県古川市(現・大崎市)に古川配送センターを建設し、古川営業所を移転拡充

1986年8月

長野県南箕輪村に長野営業所を開設

9月

大阪営業所において倉庫業の許可を受け業務開始

11月

愛知県名古屋市に名古屋営業所を開設

1987年4月

社名を株式会社アルプス物流に変更。また、アルプス・トラベル・サービス株式会社から輸出入業務部門を譲受し、輸出入貨物取扱事業を開始

1988年4月

アルプス電気株式会社より商品管理部を譲受

8月

福島県安達郡本宮町(現・本宮市)に郡山営業所を開設

9月

盛岡配送センターを建設し、盛岡営業所を拡充

10月

東京都大田区に東京港センターを開設

福島県新地町に相馬配送センターを建設し、相馬営業所を移転拡充

1990年11月

愛知県春日井市に名古屋配送センターを建設

1992年12月

長野県南箕輪村に長野配送センターを建設し、長野営業所を移転拡充

1994年4月

香港に子会社ALPS LOGISTICS HONG KONG LTD.を設立。また、成形材料販売事業を開始

7月

福島県安達郡本宮町(現・本宮市)に郡山配送センターを建設し、郡山営業所を移転拡充

1995年3月

マレーシアに内外日東株式会社と合弁にてALPS NAIGAI LOGISTICS (MALAYSIA) SDN. BHD.を設立(現・連結子会社)

7月

中国天津市に現地資本と合弁にてTIANJIN TEDA INTERNATIONAL WAREHOUSING & TRANSPORTATION CO., LTD.(現・TIANJIN ALPS TEDA LOGISTICS CO., LTD.)を設立(現・連結子会社)

9月

東京証券取引所市場第二部に上場

1996年6月

ISO9002:1994認証取得

9月

株式会社流通サービスの株式を取得、当社の関係会社とする(現・連結子会社)

1997年6月

群馬県藤岡市に高崎営業所を開設

9月

シンガポールに子会社ALPS LOGISTICS (S) PTE. LTD.を設立(現・連結子会社)

1998年2月

株式会社流通サービスの子会社3社が合併し、株式会社流通運輸となる

1999年5月

中国上海市にTIANJIN ALPS TEDA LOGISTICS CO., LTD.の支店(SHANGHAI BRANCH)を開設

9月

中国上海市にALPS LOGISTICS(SHANGHAI) CO., LTD.を設立(現・連結子会社)

2000年1月

中国広東省に現地資本と合弁にてALPS LOGISTICS (GUANGDONG) CO., LTD.を設立(現・連結子会社)

11月

2001年4月

静岡県袋井市に静岡配送センターを建設し、浜松営業所を移転拡充し静岡営業所と改称

千葉県佐倉市に成田営業所を開設

11月

宮城県仙台市に仙台営業所を古川営業所から分離独立

東京税関より通関業の免許取得

2002年1月

新潟県見附市に新潟営業所を移転拡充

3月

IATA(国際航空運送協会)より、「航空貨物代理店ライセンス」を取得

4月

中国大連市にTIANJIN ALPS TEDA LOGISTICS CO., LTD.の支店(DALIAN BRANCH)を開設

9月

千葉県山武郡芝山町に成田営業所を移転拡充

12月

アメリカにALPS LOGISTICS (USA), INC.を設立(現・連結子会社)

2003年5月

中国大連市にDALIAN ALPS TEDA LOGISTICS CO., LTD.を設立(現・連結子会社)

2004年10月

当社がTDK物流株式会社と合併

2005年3月

千葉県山武郡芝山町に成田営業所の新倉庫が完成

4月

成田営業所の新倉庫稼働とともに営業を開始

5月

静岡県榛原郡相良町(現・牧之原市)に相良営業所を開設、大井川営業所を移転改称

8月

愛知県瀬戸市穴田町に瀬戸営業所を開設、尾張旭営業所を移転改称

メキシコにALPS LOGISTICS MEXICO, S. A. DE C. V.を設立(現・連結子会社)

中国上海市にSHANGHAI ALPS LOGISTICS CO., LTD.を設立(現・連結子会社)

2006年8月

中国寧波市にSHANGHAI ALPS LOGISTICS CO., LTD.の支店(NINGBO BRANCH)を開設

12月

中国厦門市にSHANGHAI ALPS LOGISTICS CO., LTD.の支店(XIAMEN BRANCH)を開設

2007年1月

福岡県福岡市に福岡営業所を開設

特定労働者派遣事業を開始

10月

アメリカにALPS LOGISTICS (USA), INC.の支店(MCALLEN BRANCH)を開設

2008年8月

10月

11月

2009年4月

2010年3月

タイにALPS LOGISTICS (THAILAND) CO., LTD.を設立(現・連結子会社)

デバイス販売事業を開始

新潟県長岡市に新潟営業所を移転拡充

中国広州市にSHANGHAI ALPS LOGISTICS CO., LTD.の支店(GUANGZHOU BRANCH)を開設

東京税関より、「特定保税承認者」、「認定通関業者」の認定同時取得

4月

中国煙台市にTIANJIN ALPS TEDA LOGISTICS CO., LTD.の支店(YANTAI BRANCH)を開設

9月

台湾桃園市にALPS LOGISTICS TAIWAN CO., LTD.を設立(現・連結子会社)

10月

TDKラムダ・ファシリティーズ株式会社の株式を100%取得(同時に社名をアルプス物流ファシリティーズ株式会社に変更)(現・連結子会社)

2011年3月

韓国ソウル特別市にALPS LOGISTICS KOREA CO., LTD.を設立(現・連結子会社)

4月

岩手県北上市に北上営業所を開設

7月

中国重慶市にALPS LOGISTICS (CHONGQING) CO., LTD.を設立(現・連結子会社)

2013年5月

8月

2014年4月

7月

12月

2017年5月

6月

10月

2018年1月

中国大倉市にSHANGHAI ALPS LOGISTICS CO., LTD.の支店(TAICANG BRANCH)を開設

中国深圳市にSHANGHAI ALPS LOGISTICS CO., LTD.の支店(SHANZHEN BRANCH)を開設

東京港センターの海上貨物業務と航空事業センターを輸出入センターに統合

ドイツにALPS LOGISTICS EUROPE GmbHを設立(現・連結子会社)

メキシコにAlps Logistics Mexico, S. A. DE C. V.の支店(IRAPUATO BRANCH)を開設

メキシコにAlps Logistics Mexico, S. A. DE C. V.の支店(QUERETARO BRANCH)を開設

ベトナムにALPS LOGISTICS VIETNAM CO., LTD.を設立(現・連結子会社)

メキシコにALPS LOGISTICS MEXICO EXPRESS, S. A. DE C. V.を設立(現・連結子会社)

インドにALPS LOGISTICS INDIA PRIVATE LIMITEDを設立(現・連結子会社)

5月

10月

2019年4月

7月

10月

埼玉県加須市に新倉庫を竣工するとともに羽生営業所を統合し、加須営業所として営業を開始

中国上海市にTEDA ALPS LOGISTICS SHANGHAI CO., LTD.を設立(現・連結子会社)

神奈川県横浜市に株式会社アルプスロジコムを設立(現・連結子会社)

中国上海市にてZHAOPU ELECTRONICS(SHANGHAI) INC.の持分を100%取得(現・連結子会社)

インドにALPS LOGICOM INDIA PRIVATE LIMITEDを設立(現・連結子会社)

2020年8月

中国天津市にTEDA ALPS LOGISTICS TIANJIN CUSTOMS CO., LTD. を設立(現・連結子会社)

2021年1月

東京証券取引所市場第一部に指定

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

アルプス物流は、総合物流サービス事業と商品販売事業の二つの主要な事業セグメントを持つ企業です。同社とその25の子会社は、国内外の顧客に対して運送、保管、フォワーディングなどの一貫したサービスを提供しています。また、成形材料、包装資材、電子デバイスの販売も手がけています。

アルプス物流はアルプスアルパイン株式会社の企業グループに属しており、同グループの電子部品や音響製品の販売・製造に伴う物流業務も受託しています。ただし、アルプスアルパイン株式会社は2022年6月30日付で実質支配力基準に基づく子会社から外れ、その他の関係会社となりました。

具体的な事業内容としては、電子部品物流事業では、国内外の顧客に対する電子部品貨物の運送、保管、フォワーディング等のサービスをグローバルに提供しています。商品販売事業では、成形材料、包装資材、電子デバイスの販売を行っており、消費物流事業では、主に生協関連の一般消費者向け個配やその他国内消費物流に関わる物流サービスを提供しています。

これらの事業を通じて、アルプス物流は幅広い顧客ニーズに応える総合的な物流ソリューションを提供しており、物流業界における同社の位置付けとセグメントの関連性を強調しています。

経営方針

アルプス物流は、電子部品物流と消費物流を主軸に、総合物流サービス事業を展開しています。同社は、電子部品産業の成長と消費物流の需要拡大を背景に、中期経営計画を策定し、事業の拡大と企業価値の最大化を目指しています。

電子部品物流では、5G関連機器の普及や自動車の電子化進展などによるエレクトロニクス製品の需要増を受け、第5次中期経営計画をスタート。この計画では、「地球と社会にやさしく・最適物流の追求と進化」を基本方針に掲げ、ビジネス領域の拡大、グローバルネットワークの充実、協創・提携体制の拡充(GTB)、省人化・自働化の推進、DXへのチャレンジ(GTP)、ESG対応の強化など(GTC)を推進しています。

一方、消費物流では、新型コロナウイルスの影響やライフスタイルの変化による個人宅配や通販の需要増に対応。2022年度からの中期経営計画において、運営体制や営業体制の強化、生協向けビジネスの拡大、EC通販物流の拡販、医薬品市場への進出などを図っています。また、人手不足への対策として自働化の推進や働き方改革を進めています。

アルプス物流は、これらの戦略を通じて、グローバルなビジネス拡大を目指し、サステナビリティに配慮した社会課題の解決に貢献し、企業価値の向上に努めています。経営指標としては、外販比率や海外売上比率をKPIに設定し、資本効率の向上にも注力しています。