広島電鉄JP:9033

時価総額
¥181.8億
PER
13.4倍
運輸、流通、不動産、建設、レジャー・サービスの各部門で鉄軌道、自動車、索道、海上運送、物品販売、不動産賃貸・販売、土木・建築、飲食、ボウリング、ゴルフ、旅行業を展開。

事業内容

広島電鉄は、多様な事業セグメントを持つ企業です。まず、運輸部門では、鉄軌道事業を中心に展開しています。自動車事業では、備北交通、エイチ・ディー西広島、芸陽バスと協力し、地域の交通インフラを支えています。また、広島観光開発が索道業を担当し、宮島松大汽船が海上運送業を行っています。

流通部門では、広電宮島ガーデンが物品販売業を手がけています。不動産部門では、広島電鉄自身が不動産賃貸業と不動産販売業を行い、交通会館や広島バスセンターと連携しています。これにより、地域の不動産市場に貢献しています。

建設部門では、広電建設が土木・建築業を担当し、大亜工業が電気通信工事業を行っています。これにより、地域のインフラ整備に寄与しています。レジャー・サービス部門では、広電宮島ガーデンが飲食業を、ヒロデンプラザがボウリング業を、グリーンバーズ・ヒロデンがゴルフ業を展開しています。

さらに、たびまちゲート広島が旅行業を担当し、観光業界にも貢献しています。これらの多様な事業を通じて、広島電鉄は地域社会に幅広いサービスを提供し、地域経済の発展に寄与しています。

経営方針

広島電鉄は、地域社会の持続可能な発展を目指し、多面的な成長戦略を推進しています。同社は「広島のワクワクを創造する」という旗印のもと、運輸、流通、不動産、建設、レジャー・サービス業を展開し、地域の公共交通の利便性向上や業務効率化に取り組んでいます。

中期経営計画「広電グループ経営総合3ヵ年計画2025」では、ESG(環境・社会・ガバナンス)を重視し、SDGs(持続可能な開発目標)を意識した経営戦略を実行しています。これにより、経営基盤の強化と企業価値の向上を図り、社会的課題の解決に貢献することを目指しています。

同社のビジョンは、安全で快適な移動の提供、新たな価値の創造、社会的責任の遂行、地域で選ばれる存在であることです。これを実現するために、交通サービスの価値向上や新たな収益機会の獲得、人材育成と働く環境の整備、安定した財務基盤の確保を重点的に進めています。

また、広島電鉄は、地域社会との協力関係を強化し、地域経済への貢献を通じて、地域の持続可能な発展に向けた社会的責任を果たしています。社員一人ひとりの力を最大限発揮できる環境整備にも積極的に取り組んでいます。

運輸業では、新しい乗車券サービス「MOBIRY DAYS」を導入し、利便性の高い公共交通サービスを提供しています。広島駅前大橋ルートの整備により、地域の回遊性を高め、利用者の増加を図っています。鉄軌道事業では、運行の効率化と業務の省力化を進めています。

流通業では、宮島サービスエリア店舗の運営を通じて、効率的な人員配置や販路拡大に取り組んでいます。不動産業では、分譲マンション事業を戦略的に展開し、安定した収益確保を目指しています。建設業では、インフラ整備を進め、地域の発展に寄与しています。

レジャー・サービス業では、安全で快適な施設環境の提供に努め、顧客満足度の向上を図っています。これらの取り組みを通じて、広島電鉄は地域社会に幅広いサービスを提供し、地域経済の発展に貢献しています。