ヒガシトゥエンティワンJP:9029

時価総額
¥169.5億
PER
12.1倍
物流事業(新聞配送、ビール・飲料配送、非鉄金属輸配送、事務所移転、静脈物流)、倉庫事業(保管・管理、ドキュメントサービス)、商品販売(梱包・電力資材販売)、ウエルフェア事業(福祉用具提供)、その他(駐車場経営、ビジネスサポート、データイレース、人材派遣)を展開。

沿革

1944年12月

大阪陸運局運送事業免許第一号会社として、大阪貨物自動車運輸株式会社を始めとする大阪市東区内の運送会社13社が統合し、資本金2,450千円で大阪東運送株式会社を設立

1947年11月

経営基盤強化のため、日本生命保険相互会社が資本参加

1959年5月

中部地区事業拡大のため、日貨運送有限会社(1964年8月 中部東運送株式会社に社名変更)買収

1968年11月

倉庫業の許可を取得し、大阪府守口市で倉庫事業を開始

1977年8月

大阪市東区(現在の中央区)で駐車場事業を開始

1979年4月

東京営業所開設

1982年11月

貨物軽自動車運送事業開始

1984年3月

大阪市住之江区に住之江倉庫を新設。郵政省(現、総務省)指定業者として、郵便物の運送認可を取得し、郵便物の収集及び大口輸送業務を開始

1985年7月

滋賀倉庫開設

1985年8月

ヒガシ運送サービス株式会社に社名変更

1988年7月

埼玉県戸田市でヒガシトランクルームを開設し、ドキュメントサービス開始

1989年4月

産業廃棄物収集・運搬業許可を大阪府堺市で取得(提出日現在、46都府県政令市で取得)

1994年5月

現在地(大阪市中央区内久宝寺町三丁目1番9号)に本社ビル新築

1994年12月

滋賀営業所の大型倉庫が大阪税関より保税蔵置場許可を取得。通関業務を開始

1995年8月

埼玉県戸田市のヒガシトランクルームが運輸省(現、国土交通省)の認定を取得

2000年10月

大阪市西淀川区に阪神ロジネットセンターを新設(国土交通省認定のトランクルーム併設)

2000年11月

茨木営業所、守口倉庫、寝屋川配送センター、プラント工事センターでISO9002の認証を取得

2002年2月

株式会社ヒガシトゥエンティワンに社名変更

2002年5月

産業廃棄物の積替・保管(大阪市西淀川区の阪神ロジネットセンター倉庫)の許可を取得

2002年7月

本社、都島、阪神ロジネットセンターで古物商(道具類)の免許を取得

2003年4月

東京都港区六本木ヒルズに六本木営業所(館内物流デリバリーセンター及びビジネスサポート店舗)を開設

2003年4月

大阪市西淀川区に新事業カンパニー(PCイレースセンター)営業所を開設

2003年6月

滋賀営業所でフリートマーキング事業(車体広告)を開始

2003年7月

介護支援事業者(福祉用具貸与事業者)に福祉用具レンタル及び販売事業を開始

2003年10月

中部東運送株式会社(資本金2,000万円)を吸収合併

2003年11月

茨木営業所、守口倉庫、寝屋川配送センターでISO9001の認証を更新

2004年10月

東京都中央区に東京ITセンターを開設

2005年3月

株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場

2006年3月

大阪市港区にみなとPDセンター開設

2007年5月

愛知県小牧市に名古屋ロジスティックスセンター開設

2007年5月

東京都板橋区に板橋ロジネットセンター開設

2007年10月

堺市堺区に堺ロジスティックスセンター開設

2007年10月

佐賀県多久市に多久ロジネットセンター開設

2009年5月

愛知県弥富市に弥富倉庫開設

2009年11月

茨木営業所、守口倉庫、寝屋川配送センターでISO9001:2008の認証を更新

2010年3月

埼玉県戸田市に戸田第二物流センター開設

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場

2010年10月

大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場

2011年9月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2016年1月

ユートランスシステム株式会社を完全子会社化(現 連結子会社)

2016年4月

株式会社ワールドコーポレーションへ出資

2017年5月

会社分割(吸収分割)を行うための準備会社として株式会社FMサポート21を設立

2017年7月

株式会社イシカワコーポレーションを完全子会社化(現 連結子会社)

2017年9月

株式会社トランスポート21を設立(現 連結子会社)

2018年4月

当社が営むビル館内デリバリー事業について、株式会社FMサポート21(現 連結子会社)に承継させる会社分割(簡易吸収分割)を実施

2018年6月

神戸市長田区に神戸レンタルセンターを開設

2019年2月

大阪府茨木市に関電物流グループの新センターを開設

2019年10月

大阪府東大阪市に東大阪物流グループの新センターを開設

2020年1月

株式会社ワールドコーポレーションを完全子会社化(現 連結子会社)

2020年4月

会社分割(吸収分割)を行うための準備会社としてヒガシオフィスサービス株式会社を設立

2020年7月

大阪府門真市に門真総合物流グループの新センターを開設

2020年10月

当社が営む事務所移転・引越事業について、ヒガシオフィスサービス株式会社(現 連結子会社)に承継させる会社分割(簡易吸収分割)を実施

2022年2月

山神運輸工業株式会社を完全子会社化(現 連結子会社)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しに伴いスタンダード市場に上場

2022年8月

株式会社旅人を完全子会社化(現 連結子会社)

2023年4月

千葉県流山市に流山ロジスティクスセンターを開設

兵庫県西宮市に鳴尾浜ロジスティクスセンターを開設

大阪府茨木市に北大阪ロジスティクスセンターを開設

事業内容

ヒガシトゥエンティワンは、物流事業を中心に幅広いサービスを提供している企業です。同社の事業は、運送事業、倉庫事業、商品販売事業、ウエルフェア事業、その他事業に大別されます。

運送事業では、新聞配送や飲料会社の配送、非鉄金属の輸配送業務などを行っています。また、企業の事務所移転業務や、機密書類・OA機器の回収リサイクル化など、静脈物流事業も手掛けています。大型ビル館内でのデリバリー事業やメールサービス事業、IT関連事業、精密機器輸送サービスも展開しており、顧客のニーズに幅広く応えています。

倉庫事業では、製鋼所や家電商品メーカー、e-コマース向けの大型物流センターでの保管・管理サービスを提供。ドキュメントサービス事業では、トランクルームの運営や企業の書類保管、デジタルソリューション事業を通じて文書のデータ化サービスも行っています。

商品販売事業では、物流インフラを活用した梱包資材や電力用資材の販売を行い、ウエルフェア事業では、介護支援事業者に福祉用具を提供しています。

その他事業として、駐車場経営やビジネスサポートセンターの運営、PCデータのイレースや人材派遣など、多岐にわたるサービスを提供しており、顧客企業の様々なニーズに対応しています。

経営方針

ヒガシトゥエンティワンは、物流事業を核として、多様なサービスを展開する企業です。同社は、「安全」と「安心」を重視し、社会に貢献することを経営の基本方針としています。顧客満足の向上、社会貢献、経済的繁栄の達成を目指し、経営基盤の強化に努めています。

2020年7月には、長期ビジョン「ヒガシ21グループVISION2030」と中期経営計画を策定しました。これにより、2030年までに売上高500億円、従業員数1,850名を目標としています。また、新たなコーポレートスローガン「Evolution for Customers-全進で未来へ"シンカ"-」を制定し、顧客への最高のサービス提供を目指しています。

中期経営計画2023では、目標売上高を大幅に上回る成果を達成しました。これを基に、2023年5月に策定された「中期経営計画2026」では、物流の安定供給への貢献と責任ある企業経営を目指し、サービス・効率性の向上、EC需要の取り込み、IT事業強化を通じた事業成長、そしてESG経営の更なる取組みを軸に施策を進めています。

さらに、社会的な存在意義と価値を再整理し、グループパーパス「安心をずっと、驚きをもっと。人と技術とITで、新たな価値を創造し、豊かな明日へつなぎます。」を制定。これに基づき、各領域での取り組みを進めています。

経済動向の不透明さや物流業界の課題に直面しながらも、ヒガシトゥエンティワンは、ESG経営の強化と事業成長を目指し、経営基盤の構築に取り組んでいます。