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グローム・ホールディングスJP:8938
事業内容
グローム・ホールディングスは、医療関連事業と不動産関連事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。医療関連事業では、アライアンス先の医療機関に対して経営指導や運営支援を行い、地域医療の持続可能性を支えています。また、ホスピス住宅の運営や医療機器の販売、海外在住患者へのサービス提供も行っています。
具体的には、グローム・マネジメント株式会社が医療機関に対して経営・管理の指導や医療機器購入支援、IT化支援などを提供しています。グローム・ワークサポート株式会社は、人事・労務の研修や人事制度の構築支援を行い、福山医療器株式会社は医療機器や介護用品の販売・修理を手がけています。
グローム・インターナショナル株式会社は、海外在住患者に対する国内医療機関の紹介やオンライン診療の紹介を行っています。これにより、グローム・ホールディングスは国内外の医療ニーズに応える体制を整えています。
不動産関連事業は縮小傾向にあり、2025年3月末現在では北海道釧路市と留萌市の商業施設の賃貸事業を行っています。今後はこの事業から完全に撤退する方針です。
経営方針
グローム・ホールディングスは、医療関連事業を中心に成長戦略を展開しています。同社は、医療機関への経営指導や運営支援を通じて、地域医療の持続可能性を高めることを目指しています。特に、アライアンス先の医療機関の施設数と病床数の拡大を重視し、スケールメリットを活かしたサービス提供を行っています。
同社は、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを経営方針に掲げ、電子化やペーパレス化を推進しています。また、ワークライフバランスを重視した働き方改革を進め、医療機関の働き方改革をサポートしています。これにより、持続可能な社会の実現に貢献しています。
経営戦略としては、医療関連事業の収益性向上と新規アライアンス先の獲得を両輪とし、事業基盤の強化を図っています。また、医療関連事業の周辺ビジネスの開拓や既存提携先との連携強化を通じて、さらなる事業拡大を目指しています。
一方で、不動産関連事業からは撤退を進めており、商業施設の売却を検討しています。これにより、医療関連事業に経営資源を集中させ、持続的な成長を追求しています。グローム・ホールディングスは、これらの戦略を通じて、地域医療の発展と企業の成長を両立させることを目指しています。