和田興産JP:8931

時価総額
¥152.8億
PER
5.8倍
兵庫県神戸市を中心に、分譲マンション「ワコーレ」の開発・販売、賃貸マンションの提供を行う。

沿革

1899-01神戸市兵庫区にて不動産賃貸業を創業
1966-12神戸市長田区に和田興産有限会社を設立
1968-03宅地建物取引業免許登録、宅地開発及び分譲、木造戸建て住宅の販売並びに仲介業務を開始
1979-09和田興産株式会社に改組
1985-12自社ブランド「ワコーレ」にて賃貸マンション事業を開始
1991-03自社ブランド「ワコーレ」にて分譲マンション事業を本格的に開始
1996-06震災復興のための優良再開発建築物整備促進事業に従事
1996-08神戸市特定優良賃貸住宅供給促進制度・民間管理法人として登録
1999-04「エキサイド」(駅徒歩数分圏の利便性の高い賃貸マンション)シリーズの営業を開始
2000-05本社を神戸市長田区から神戸市中央区へ移転
「VITA」(主に女性をターゲットにした感性豊かな賃貸マンション)シリーズの営業開始
2002-02「アイデアル・キューブ」(都心型賃貸マンション)シリーズの営業開始
2004-09日本証券業協会に株式を店頭登録
2004-12株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場(2004年12月13日付日本証券業協会より移行)
2005-03首都圏での分譲マンション販売開始
2005-06東京都千代田区に東京営業所 開設
2006-03関東圏にて分譲マンションの新ブランド「ワコーベ」を発表
2006-04賃貸マンションの新ブランド「ラ・ウェゾン」を発表
2009-04東京営業所を東京都中央区に移転
2010-04株式会社ジャスダック証券取引所と株式会社大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場
2010-10株式会社大阪証券取引所の各市場(JASDAQ市場、ヘラクレス市場、NEO市場)の統合により、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行
2011-11大阪市西区に大阪営業所 開設
2012-08大阪府下で分譲マンション販売を開始
2013-07株式会社東京証券取引所と株式会社大阪証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2016-02東京営業所を閉鎖
2018-08大阪営業所を大阪市北区に移転
2020-04東京証券取引所第二部へ市場変更
2022-04東京証券取引所スタンダード市場へ移行

事業内容

和田興産は、兵庫県神戸市を中心に、明石市、芦屋市、西宮市、尼崎市、伊丹市、宝塚市、姫路市、および大阪府(大阪市、北摂エリア)で事業を展開しています。同社は「ワコーレ」ブランドで知られ、分譲マンションの開発、企画、販売を主軸に置いた不動産販売事業を行っています。また、賃貸マンションを中心とした賃貸その他事業も手掛けており、安全・安心を基本としたデザイナーズマンションの開発に力を入れています。これらのマンションは、機能性、利便性、快適性を追求した先進的な住まいづくりを目指しており、顧客の命と財産を守ることをモットーに品質重視の開発を行っています。

不動産販売事業では、主に50戸前後の中規模マンションの開発に注力し、2023年2月末日までに539棟、20,802戸を供給しています。また、戸建て住宅販売や小型収益物件、宅地等の販売も行っており、保有不動産の有効活用を推進しています。

賃貸その他事業では、駅から半径1km以内の交通利便性を重視した賃貸マンションの開発を行い、ペット対応型マンションやデザイナーズマンションなど、独自性のある賃貸マンションを提供しています。また、新築賃貸マンションに比べ建築コストの抑制と工期短縮のメリットが見込めるバリューアップ方式による賃貸マンションの開発も行っており、不動産の再生と地域の環境改善に努めています。2023年2月末日現在で、98棟2,003戸を保有し、入居率は97.90%です。

和田興産は、これらの事業を通じて、地域に密着したマンション開発を行い、収益の拡大を目指しています。

経営方針

和田興産は、兵庫県神戸市を中心に、明石市、芦屋市、西宮市、尼崎市、伊丹市、宝塚市、姫路市、および大阪府(大阪市、北摂エリア)で事業を展開している総合不動産企業です。同社は「共生」を企業理念とし、ステークホルダーとの共生を目指しています。基本方針として、事業環境の変化に迅速かつ的確に対応する態勢の構築と、企業の安定性を確保するための経営戦略の推進、事業ポートフォリオの構築を掲げています。

中期経営計画(2024年2月期~2026年2月期)では、将来を展望し、「地域に根差した総合不動産業」への道筋を創ることをVISIONとしています。主力の分譲マンション販売事業では、神戸・明石・阪神間を中心とした地域密着の有利性を活かし、利便性に富んだ好立地による展開を基本としながら、周辺地域への事業エリア拡大に努めています。また、品質の強化とサービスの向上に努め、多様化する顧客のライフスタイルに沿った多彩なプランの提供を進めています。

賃貸事業では、収益の安定性確保の観点から、ワンルームマンション等を中心に入居率の向上に努めるとともに、機動的な物件の入れ替えを進め、賃貸資産全般のパフォーマンス向上に努めています。さらに、マンション管理会社との連携強化など、ノンアセットビジネス等の事業領域の拡大も進めています。

財務面では、金融機関との良好な関係構築を基本とし、資金調達の安定化と調達コストの低減を目指しています。これらの戦略を推進することにより、和田興産は持続的な成長と利益の増大を図り、地域に根ざした不動産業としての地位を確立し、すべてのステークホルダーの期待に応えることを目指しています。