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トーセイJP:8923
沿革
1950年2月 |
大分県大分市大字大分514番地に飲食業を事業目的としてユーカリ興業株式会社を設立(資本金:500千円) |
1952年4月 |
本社を東京都江東区亀戸に移転 |
1964年6月 |
事業目的に不動産の売買、仲介、賃貸、管理業を追加 |
1968年5月 |
本社を東京都千代田区外神田に移転 |
1969年7月 |
商号を株式会社ユーカリに変更 |
1973年3月 |
宅地建物取引業免許取得(東京都知事免許(1)第24043号) |
1983年3月 |
商号を東誠ビルディング株式会社に変更 |
1986年4月 |
本社を東京都千代田区岩本町に移転 |
1994年10月 |
「THEパームス」シリーズの分譲マンションの販売を開始 |
1995年9月 |
株式会社神田淡路町ビルを設立 |
1996年3月 |
商号を東誠不動産株式会社に変更 |
1996年4月 |
不動産流動化事業を開始 |
1996年12月 |
本社を東京都千代田区神田淡路町に移転 |
1997年12月 |
ビル管理業に付帯する改修、原状回復等の工事請負を開始 |
特定建設業許可(東京都知事許可(特-9)第107905号) |
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1999年7月 |
「パームスコート」シリーズの戸建分譲住宅の販売を開始 |
2001年2月 |
アセットマネジメント事業を開始 |
不動産投資顧問業登録(国土交通大臣登録一般第127号) |
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2001年3月 |
LBO(レバレッジド・バイアウト)方式により、株式会社紺政商店、日本興業住宅株式会社、日高鋼業株式会社の3社を吸収合併 |
2001年4月 |
一級建築士事務所登録(東京都知事登録第46219号) |
2001年11月 |
ビル管理を行うビル管理部を東誠コミュニティ株式会社(現 連結子会社トーセイ・コミュニティ株式会社)に分割譲渡 |
2001年12月 |
不動産証券化ビジネスへの本格参入を目指し、証券化事業部を新設 |
2002年8月 |
当社組成による不動産投資ファンドの第1号として、賃貸マンションを信託受益権化した私募ファンド「アルゴ・ファンド」を立ち上げ |
2002年12月 |
子会社の株式会社神田淡路町ビルを吸収合併 |
2004年2月 |
日本証券業協会に店頭売買有価証券として新規登録 |
2004年9月 |
不動産特定共同事業許可(東京都知事許可第58号) |
2004年12月 |
日本証券業協会へ店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場(2008年1月上場廃止) |
2005年3月 |
トーセイ・リバイバル・インベストメント株式会社(現 連結子会社トーセイ・ロジ・マネジメント株式会社)を設立 |
2005年4月 |
東誠コミュニティ株式会社(現 連結子会社トーセイ・コミュニティ株式会社)の株式を取得し連結子会社化 |
2005年9月 |
トーセイ・リート・アドバイザーズ株式会社(現 連結子会社トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社)を設立 |
2006年10月 |
商号をトーセイ株式会社に変更、本社を東京都港区虎ノ門に移転 |
2006年11月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2007年9月 |
第二種金融商品取引業及び投資助言・代理業登録(関東財務局長(金商)第898号) |
2009年9月 |
不動産流動化事業の新規ビジネスモデルとして「Restyling事業」を開始 |
2011年9月 |
東京証券取引所市場第一部に株式を上場 |
2012年1月 |
TOSEI SINGAPORE PTE.LTD.を設立 |
2012年12月 |
NAI・トーセイ・JAPAN株式会社を設立(2016年8月清算結了) |
2013年3月 |
シンガポール証券取引所メインボードに株式を上場 |
2014年11月 |
連結子会社トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社が運用するトーセイ・リート投資法人が東京証券取引所に上場 |
2015年12月 |
株式会社アーバンホーム(商号を2019年3月にトーセイ・アーバンホーム株式会社に変更)の株式を取得し連結子会社化(2022年5月清算結了) |
2016年2月 |
トーセイ・ホテル・マネジメント株式会社を設立 |
2017年6月 |
トーセイホテル神田株式会社(2020年4月 連結子会社トーセイ・ホテル・マネジメント株式会社との合併により消滅)を設立 |
2017年12月 |
ホテル事業を開始(第1号として、トーセイホテル ココネ神田を開業) |
2018年5月 |
トーセイホテル上野株式会社(2020年4月 連結子会社トーセイ・ホテル・マネジメント株式会社との合併により消滅)を設立 |
2018年7月 |
トーセイ・ホテル・サービス株式会社を設立 |
2020年4月 |
不動産開発事業における新規アセットタイプとして物流施設の開発を開始(第1号として、T’s Logi橋本を竣工) |
2020年7月 |
クラウドファンディングを活用した不動産証券化ビジネスを開始(第1号案件として、TREC1号世田谷区用賀マンション投資ファンドを立ち上げ) |
2021年4月 |
本社を東京都港区芝浦に移転 |
2021年9月 |
株式会社アイ・カンパニー並びにその子会社4社の株式を取得し連結子会社化(連結子会社株式会社プリンセススクゥエアーを存続会社とする吸収合併により株式会社アイ・カンパニー、株式会社プリンセスホールディングス、株式会社ジー・ピー・アセットおよび株式会社レッツクリエイションの4社は2022年11月期中に消滅) |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行 |
2023年6月 |
トーセイ・アール株式会社を設立 |
2023年7月 |
トーセイ・プロップテック株式会社を設立 |
2023年9月 |
トーセイ・アール株式会社が株式会社LIXILリアルティから事業の一部を吸収分割により承継 |
事業内容
トーセイ株式会社及びその関連会社で構成されるトーセイグループは、多岐にわたる不動産関連事業を展開しています。主な事業セグメントには、「不動産再生事業」、「不動産開発事業」、「不動産賃貸事業」、「不動産ファンド・コンサルティング事業」、「不動産管理事業」、「ホテル事業」があります。
不動産再生事業では、資産価値が低下したオフィスビルや商業施設、賃貸マンションなどを取得し、エリアやテナントのニーズに合わせたバリューアップを施して再生し、投資家や不動産ファンド、事業法人等に販売しています。また、収益マンションを一棟取得し、共用部や専有部をバリューアップした後、エンドユーザーに分譲する「Restyling事業」も手掛けています。
不動産開発事業では、東京都区部を中心に、オフィスビルや商業施設、ホテル、物流施設、マンション、戸建住宅の開発を行い、完成後に販売しています。これらの開発プロジェクトは、土地の価値最大化を目指しています。
不動産賃貸事業では、東京都区部を中心にオフィスビル、マンション、店舗、駐車場を所有し、賃貸しています。テナントのニーズを迅速に把握し、バリューアッププランの充実につなげています。
不動産ファンド・コンサルティング事業では、トーセイ・リート投資法人のアセットマネジメント業務や、不動産ファンドのアセットマネジメント業務、不動産仲介などを行っています。
不動産管理事業では、オフィスビルやマンション、ホテル、商業施設などの建物・設備管理、保安警備、オーナー代行、テナント管理などを提供しています。ビルメンテナンスやプロパティマネジメント、分譲マンションの管理業務も手掛けています。
ホテル事業では、首都圏を中心に自社ブランド「TOSEI HOTEL COCONE」の企画・運営を行い、ホテル開発や中古オフィスビルのホテルコンバージョンも実施しています。これまでの不動産事業で培ったノウハウとネットワークを活かしたサービスを提供しています。
経営方針
トーセイ株式会社は、不動産と金融の融合を意識した多様な不動産関連事業を通じて、社会に貢献し企業価値の向上を目指しています。同社は、「トーセイグループ長期ビジョン2032」を策定し、多様なソリューション力を持つユニークな不動産ポートフォリオマネージャーとして、サステナブルな社会の実現に貢献することを目標に掲げています。
新中期経営計画「Further Evolution 2026」では、サステナビリティ、事業ポートフォリオの進化と成長、人材・組織の強化、DXの推進、財務戦略・資本政策の5つの基本方針に基づく施策を実行し、競争力の強化とサステナブルな社会の実現に貢献していく方針です。具体的には、環境・社会課題へのソリューション提供の拡大、事業領域の拡大やグループ間シナジーの最大化、多様な社員が力を発揮できる環境の整備、IT・デジタル活用による業務効率化、持続的な成長に向けた資金調達力の強化などが挙げられます。
また、定量計画では、2026年11月期に向けて連結売上高1,232億円、連結税引前利益190億円、ROE12.5%、安定事業比率45%以上、自己資本比率35%程度、ネットD/Eレシオ1.4倍程度を目標としています。配当性向については、30%から35%への段階的な引き上げを目指し、自己株式の取得も経営環境や株価動向を踏まえて検討していく方針です。
トーセイ株式会社は、これらの成長戦略を推進することで、不動産ソリューション力、ポートフォリオ・マネジメント力、グローバル・リーチ力を強化し、既存6事業のポートフォリオの進化と成長を目指しています。