スターツコーポレーションJP:8850

時価総額
¥1835.9億
PER
8.8倍
不動産の売買・賃貸仲介、建設、不動産管理、分譲不動産、出版、ホテル・レジャー、高齢者支援・保育、コンサルティング、物販・文化事業を展開。

沿革

1972年9月

賃貸仲介、売買仲介、不動産管理事業を主として千曲不動産株式会社を東京都江戸川区一之江4丁目37番地に設立(現在のスターツコーポレーション株式会社)

1973年7月

本店を東京都江戸川区一之江3丁目34番地に移転

1975年8月

建設事業として株式会社千曲建設設立(合併、分割を経て現スターツCAM株式会社)

1975年10月

飲食業を目的として、有限会社セブンを設立(1999年10月スターツ商事株式会社と合併)、「和風ぐるめ処」千曲川本店オープン

1977年9月

賃貸仲介、売買仲介、分譲事業の拠点として千葉県市川市に行徳店を開設し千葉地区に進出、その後習志野店他を開設

1979年12月

本店を東京都江戸川区西葛西6丁目21番6号に移転

1982年5月

賃貸仲介、売買仲介、分譲事業の拠点として埼玉県越谷市にせんげん台店を開設し、埼玉地区に進出、その後みずほ台店他を開設

1983年3月

地域コミュニティー紙、情報誌発行のため、千曲出版株式会社を設立(1989年10月スターツ出版株式会社へ商号変更)(現・連結子会社)

1985年4月

不動産管理事業確立のために賃貸アパート・マンション・駐車場の管理専門会社として、千曲管理サービス株式会社を設立(1997年1月スターツアメニティー株式会社へ商号変更)(現・連結子会社)

1987年3月

海外における賃貸・売買仲介事業の拠点として米国ハワイ州ホノルルにStarts International Inc.を設立(1995年3月Starts International Hawaii Inc.(現・連結子会社)へ一部事業承継し清算)

1987年7月

千曲不動産株式会社からスターツ株式会社に商号変更するとともに株式会社千曲建設等を吸収合併

1987年11月

海外の東南アジア地区における拠点として台湾台北市に星藝有限公司を設立(1995年11月台湾世達志不動産投資顧問(股)へ一部事業承継し清算)その後、タイ・バンコク、ベトナム・ハノイ、シンガポール、インドネシア・ジャカルタ、インド・ニューデリー、カンボジア・プノンペン(Starts (Cambodia) Corporation、Starts Estate Management(Cambodia) Corporation、Starts Hotel(Cambodia) Corporation、Starts CAM(Cambodia) Corporation 現・連結子会社)、フィリピン・マニラ(Starts Philippines Inc.、Starts Facility Philippines Inc. 現・連結子会社)、マレーシア・クアラルンプール、ミャンマー・ヤンゴン、ベトナム・ホーチミン、ラオス・ビエンチャン、インド・グルガオンに拠点を開設

1989年1月

海外のオセアニア地区における拠点としてオーストラリア・ゴールドコーストにStarts International Australia Pty.Ltdを設立。その後シドニーにも拠点を開設

1989年5月

スターツ株式会社(現スターツコーポレーション株式会社)が日本証券業協会の店頭売買銘柄として登録

1989年7月

海外の北米地区における拠点として米国カリフォルニア州にStarts International California Inc.を設立(1997年3月Starts Pacific Inc.(現・連結子会社)へ一部事業承継し清算)その後ニューヨーク(Starts New York Realty, LLC 現・連結子会社)、ダラス、サンノゼ、ビバリーヒルズ、カナダ・トロントにも拠点を開設

1989年11月

本店を東京都江戸川区中葛西3丁目37番4号に移転

建設事業において個人住宅部門の強化を図るためウッディホーム株式会社を設立(1996年8月スターツホーム株式会社へ商号変更)(現・連結子会社)

1995年5月

建設資材卸・物販など流通業を目的にスターツ商事株式会社を設立(現・連結子会社)

1996年3月

インターネットビジネスを目的に株式会社ウィーブを設立(現・連結子会社)

1996年9月

不動産事業のコンサルティング受託を目的に株式会社スターツ総合研究所を設立(現・連結子会社)

1997年7月

神奈川県初のピタットハウスとして横浜市都筑区に仲町台店を開設し、その後県内にセンター南店他を開設

1998年4月

スターツアメニティー株式会社にて時間貸し駐車場「ナビパーク」の運営事業を開始

1999年6月

スターツ株式会社の法人営業部(現スターツコーポレートサービス株式会社)にて法人向けに社宅管理代行事業を開始

1999年11月

不動産証券化商品の販売及び資産運用コンサルティングを目的にスターツ証券株式会社を設立(現・連結子会社)

2000年6月

ウェブ上の不動産管理業務支援ソフトを提供する目的で株式会社リアルジョブ(2004年6月にピタットハウスネットワーク株式会社に商号変更)を設立(現・連結子会社)

2001年4月

住宅用のカード式の鍵「シャーロック」の販売・製造等を目的にシャーロック株式会社を設立(現・連結子会社)

2001年8月

スターツ出版株式会社が日本証券業協会に株式を店頭登録

2001年10月

不動産投資信託の組成、運営を目的にスターツアセットマネジメント投信株式会社を設立(2010年10月スターツアセットマネジメント株式会社へ商号変更)(現・連結子会社)

2003年3月

ホテルエミオン東京ベイ(千葉県浦安市)の運営を目的にスターツホテル開発株式会社を設立(現・連結子会社)

2003年7月

高齢者支援・保育事業を目的にスターツケアサービス株式会社を設立(現・連結子会社)

2003年8月

九州地区の営業基盤拡大を目的に九州スターツ株式会社を設立し、その後2009年5月に名古屋地区、仙台地区にそれぞれ中部スターツ株式会社、仙台スターツ株式会社を、同年6月に関西地区、北海道札幌地区にそれぞれ関西スターツ株式会社、札幌スターツ株式会社を設立し、主要都市における分社化を行う(5社とも現・連結子会社。2022年4月にスターツ九州株式会社、スターツ東海株式会社、スターツ東北株式会社、スターツ関西株式会社、スターツ北海道株式会社に商号変更)。また2022年11月にはスターツ沖縄株式会社、2023年5月にスターツ広島株式会社を設立(2社とも現・連結子会社)。

2003年10月

海外の中国における拠点として中国・上海に不動産仲介業を目的にStarts (Shanghai) Real Estate Service Co.,Ltd.を設立、その後香港、広州、武漢、北京、において拠点を開設

2004年4月

Alte Guam Golf Resort Inc.(米国グアム島)の株式を取得し、ゴルフ場の運営を開始(2004年9月にStarts Guam Golf Resort Inc.に商号変更)(現・連結子会社)

2004年12月

当社とスターツ出版株式会社が日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2005年7月

海外の欧州・中東地区における拠点としてドイツ・デュッセルドルフに不動産仲介事業等を目的にStarts Deutschland GmbH.を設立、その後、アラブ首長国連邦・ドバイ、ドイツ・フランクフルト、イギリス・ロンドンにも拠点を開設

2005年9月

本店を東京都中央区日本橋3丁目3番9号に移転

2005年10月

スターツ株式会社において10月1日付で会社分割を実施。建設事業をスターツCAM株式会社(現・連結子会社)へ、不動産仲介事業をスターツピタットハウス株式会社(現・連結子会社)へ、分譲事業をスターツデベロップメント株式会社(現・連結子会社)へ、法人事業をスターツコーポレートサービス株式会社(現・連結子会社)へ、それぞれの事業を承継し、スターツコーポレーション株式会社に商号変更しホールディングカンパニー制を導入

スターツCAM株式会社にて「高床免震」の名称で建物の免震構造について特許を取得

2005年11月

スターツアセットマネジメント投信株式会社(現スターツアセットマネジメント株式会社)が資産運用代理人である「スターツプロシード投資法人」がジャスダック証券取引所に投資口を上場

2006年8月

ブリッジポイント・ジャパン株式会社(2011年4月にスターツファシリティーサービス株式会社と合併)の株式取得に伴い、株式会社ビルコム(現・連結子会社)(2007年10月にスターツファシリティーサービス株式会社へ商号変更)、千代田管財株式会社(現・連結子会社)、アーバンコントロールズ株式会社(2010年4月にスターツファシリティーサービス株式会社と合併)を当社企業グループに加え、総合ビル管理事業に進出

2007年3月

温泉旅館清風園(長野県千曲市)を運営する株式会社千曲清風園の株式を取得(2007年5月にスターツリゾート株式会社へ商号変更)(現・連結子会社)

2008年2月

本店を東京都中央区日本橋3丁目4番10号に移転

2009年9月

資産承継ビジネス・顧客基盤の拡大を図るため不動産信託事業を目的にスターツ信託株式会社(現・連結子会社)を設立

2010年4月

スターツコーポレーション株式会社とスターツ出版株式会社がジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現・東京証券取引所JASDAQ市場)に上場

2010年7月

スターツプロシード投資法人(スターツアセットマネジメント株式会社が資産運用代理人)が東京証券取引所に投資口を上場

2011年12月

海外事業における南米地区の拠点としてブラジル・サンパウロに不動産仲介業を目的にStarts Brasil Real Estate Ltd.を設立。

2012年5月

スターツ笠間ゴルフ倶楽部(旧笠間東洋ゴルフ倶楽部)の運営を目的にスターツ笠間ゴルフ倶楽部株式会社(現・連結子会社)を設立

2013年2月

沖縄県那覇市でホテルを運営するスターツ・ナハ・オペレーションズ株式会社(現・連結子会社)の株式を取得

2013年7月

大阪証券取引所と東京証券取引所が合併し、当社の上場する市場運営会社が大阪証券取引所から東京証券取引所に変更(東京証券取引所JASDAQ市場)(スターツコーポレーション株式会社、スターツ出版株式会社)

2014年9月

スターツコーポレーション株式会社が東京証券取引所市場第一部に指定替え

2015年3月

スターツグループ各社のメディア戦略、営業支援を目的にスターツエージェンシー株式会社(現・連結子会社)を設立

2015年7月

賃貸物件専用の少額短期保険業を目的にスターツ少額短期準備株式会社を設立(2016年3月に住まいぷらす少額短期保険株式会社へ商号変更。その後2023年4月にスターツ少額短期保険株式会社へ商号変更)(現・連結子会社)

2016年2月

東京都内における子育て支援、高齢者支援向け施設を含む福祉貢献型建物の整備を目的とした官民連携福祉貢献インフラファンド事業を目的にスターツ福祉貢献インフラファンド投資事業有限責任組合(現・連結子会社)を設立

2016年3月

愛知県安城市において中心市街地拠点整備事業における民間収益施設の開発・管理を行う安城民間収益サービス株式会社(現・連結子会社)を設立

2016年12月

フィリピン・ラグナ州サンタ・ローサ地区のPEZA(フィリピン経済特区庁)工業団地内に自社企画・賃貸・管理によるレンタル工場「スターツレンタルファクトリー」が完成し、Starts Facility Philippines Inc.(現・連結子会社)による運営を開始

2017年2月

千葉県習志野市において大久保地区公共施設再生事業における既存施設の改修・管理を行う習志野大久保未来プロジェクト株式会社(現・連結子会社)を設立

2017年5月

青森県弘前市において弘前市吉野町緑地周辺整備等PFI事業における既存施設の改修・運営を目的に弘前芸術創造株式会社(現・連結子会社)を設立

2017年6月

愛知県岡崎市において東岡崎駅周辺地区整備北東街区有効活用事業における施設の整備を目的に東岡崎駅北東街区複合施設株式会社(現・連結子会社)を設立

2018年1月

東京都墨田区において官民連携福祉貢献インフラファンド事業による認可保育所、共同住宅及びシェアハウスを含む複合施設の開発を目的に両国福祉貢献プロジェクト合同会社(現・連結子会社)を設立

不動産流通市場において、IT及び不動産テックを活用した不動産の情報提供サービスを目的に株式会社フィルライフ(現・持分法適用会社)を設立

2018年5月

東京都大田区において官民連携福祉貢献インフラファンド事業による認可保育所、共同住宅で構成された複合施設の開発を目的に千鳥福祉貢献プロジェクト合同会社(現・連結子会社)を設立

2018年10月

カンボジア・プノンペンにおいてスターツグループ初の海外自社施工・運営によるホテル「ホテル エミオン プノンペン」が完成し、Starts Hotel(Cambodia) Corporation(現・連結子会社)による運営を開始

2019年2月

青森県弘前市において弘前市吉野町緑地周辺整備等PFI事業における関連施設の運営及び管理を目的に弘前賑わい創造株式会社(現・連結子会社)を設立

ショッピングセンター「NEW COAST SHIN-URAYASU」(ニューコースト新浦安:千葉県浦安市)の経営、運営及び管理を目的にスターツニューコースト株式会社(現・連結子会社)を設立

2021年1月

2021年2月

2021年4月

東京都千代田区において美術館を運営する相田みつを美術館株式会社(現・連結子会社)の株式を取得

昇降機全般に関する安全管理及び運用業務を目的にリフトマネジメント株式会社を設立(現・連結子会社)

オフィスビルやホテル・商業施設等の清掃業務を目的にスターツクリーンパートナーズ株式会社(現・連結子会社)を設立

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

長崎県長崎市で賃貸仲介、売買仲介、不動産管理事業を営む株式会社よしひろ企画(現・連結子会社)の株式を取得

2022年11月

埼玉県熊谷市において熊谷市子育て支援・保健拠点施設整備事業における施設の維持管理、運営を目的に熊谷子育て支援・保健拠点施設株式会社(現・連結子会社)を設立

2023年2月

耐震・環境性能を有する良質な賃貸住宅の普及促進を目的に、スターツ環境不動産開発ファンド投資事業有限責任組合(現・連結子会社)を設立

2023年3月

ピタットハウスがスターツグループ店114店舗、ネットワーク店534店舗となる

事業内容

スターツコーポレーションとそのグループ企業は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業内容には、建設事業、賃貸仲介事業及び売買仲介事業、不動産管理事業、分譲不動産事業、出版事業、ホテル・レジャー事業、高齢者支援・保育事業、コンサルティング事業、物販・文化事業が含まれます。

建設事業では、スターツCAM株式会社やスターツホーム株式会社をはじめとする連結子会社が、首都圏や主要都市で土地有効活用の企画提案や建設受注業務、戸建住宅建築工事・リフォーム工事等を手掛けています。

賃貸仲介事業及び売買仲介事業では、ピタットハウスを運営するスターツピタットハウス株式会社を含む複数の子会社が、賃貸アパート・マンションの募集や住宅等の販売代理、不動産の売買仲介業務を展開しています。

不動産管理事業では、スターツ九州株式会社やスターツコーポレートサービス株式会社などが、賃貸アパート・マンション等の管理業務や社宅管理代行業務を行っており、スターツアメニティー株式会社は賃貸事業や時間貸駐車場「ナビパーク」の運営も手掛けています。

分譲不動産事業では、スターツデベロップメント株式会社が首都圏において戸建住宅及び中高層住宅の分譲を行っています。

出版事業では、スターツ出版株式会社が女性向けウェブサイト「オズモール」や情報誌「OZマガジン」、フリーマガジン「メトロミニッツ」などのメディア事業や出版事業を展開しています。

ホテル・レジャー事業では、スターツホテル開発株式会社やスターツリゾート株式会社が、国内外でホテルや温泉旅館、ゴルフ場の運営を行っています。

高齢者支援・保育事業では、スターツケアサービス株式会社が首都圏を中心に高齢者支援施設や保育施設の運営を手掛けています。

コンサルティング事業では、ピタットハウスネットワーク株式会社がピタットハウスFC事業を推進し、スターツ証券株式会社やスターツ信託株式会社が資産運用コンサルティング業務や信託業を行っています。

物販・文化事業では、シャーロック株式会社が住宅のセキュリティシステムの企画・製造・販売を、相田みつを美術館株式会社が美術館の運営を行っています。

これらの事業を通じて、スターツコーポレーショングループは幅広い分野で事業を展開し、多様なニーズに応えています。

経営方針

スターツコーポレーションは、資産活用のトータル・ソリューション・カンパニーとして、不動産・金融を中心に資産運用コンサルティング業を展開しています。同社は、不動産仲介・不動産管理事業等のフィービジネスの拡充を図りつつ、インターネットやメディア事業、ホテル・レジャー事業、高齢者支援・保育事業など、地域社会に密着した関連事業を総合的に展開しています。これにより、顧客の多様なニーズに応え、生涯顧客の創造を目指しています。

経営戦略として、同社は基幹事業の強化に注力しています。具体的には、「ピタットハウス」におけるサービスの質の向上や賃貸管理受託営業の推進、営業エリアの深耕・拡大、不動産管理物件の拡充などに取り組んでいます。また、グループ内の各事業との連携を深め、新たな商品やサービスの提供、人財育成にも力を入れています。

不動産信託事業では、資産有効活用のノウハウを活かし、資産管理から資産継承までワンストップのサービスを提供しています。これにより、顧客基盤の拡大を図っています。さらに、ユーザーニーズの多様化や安全・環境への意識の高まりを踏まえ、免震構造の住宅や都市型賃貸住宅の開発を推進しています。

スターツコーポレーションは、総合生活文化企業として、地域に密着した事業展開を継続し、社会・経済情勢の変化に応じたスピーディーな意思決定でビジネスチャンスを捉え、グループの総合力を活かした事業の収益基盤の強化と人財の育成に努めています。