フィンテック グローバルJP:8789

時価総額
¥175.1億
PER
9.7倍
投資銀行業務(ファイナンス・アレンジメント、フィナンシャル・アドバイザリー、アセットマネジメント)、公共コンサルティング(財務書類作成支援、総合管理計画策定支援)、エンタテインメント・サービス(テーマパーク開発・運営)。

沿革

1994年12月

ストラクチャードファイナンスを専門とする金融サービスの提供を目的として、当社設立

2002年12月

開発型証券化アレンジメント業務開始

2004年4月

貸金業者として関東財務局に登録

2004年8月

プリンシパルファイナンス業務開始

2005年6月

東京証券取引所マザーズ市場に上場(証券コード8789)

2007年3月

外国為替証拠金取引事業を行うエフエックス・オンライン・ジャパン㈱の株式の45.0%を取得し、連結子会社とする

2008年6月

公会計コンサルティングを行う㈱パブリック・マネジメント・コンサルティングの第三者割当増資を引受け連結子会社とする

2008年9月

子会社エフエックス・オンライン・ジャパン㈱の株式を譲渡し、連結の範囲から除外する

2009年6月

アセット・アドバンス㈱の全株式を取得し子会社化、フィンテック アセットマネジメント㈱と商号変更し、投資運用業に参入する

2011年4月

㈱OGIキャピタル・パートナーズの全株式を取得して連結子会社化し、同社の商号をFGIキャピタル・パートナーズ㈱に変更する

2012年12月

子会社㈱パブリック・マネジメント・コンサルティングが公会計事業の一部を㈱システム ディに譲渡し、同社と業務提携する

2013年3月

子会社FGIキャピタル・パートナーズ㈱の株式の一部を譲渡し、持分法適用関連会社とする

2013年11月

㈱ムーミン物語を設立。同社はムーミン著作権を保有するMoomin Characters Oy Ltdの専属的代理人との間で、ムーミンを主題としたテーマパークに関する日本国内の独占的ライセンス契約を締結する

2014年11月

子会社㈱パブリック・マネジメント・コンサルティングの株式の一部を譲渡し、持分法非適用関連会社とする

2015年3月

子会社フィンテックアセットマネジメント㈱が不動産特定共同事業法に基づく金融庁長官及び国土交通大臣許可を取得

2015年5月

㈱ムーミン物語を連結子会社とすることを決定する

2016年11月

関連会社㈱パブリック・マネジメント・コンサルティングの第三者割当増資を引受け、連結子会社とする

2017年10月

関連会社FGIキャピタル・パートナーズ㈱の株式を追加取得し、連結子会社とする

2017年12月

子会社を通じて航空機アセットマネジメント業務を行うSGI-Aviation Services B.V.の持株会社であるSGI-Group B.V.の議決権持分51%を取得し、連結子会社とする

2018年1月

東京都品川区上大崎に本社移転

2018年11月

埼玉県飯能市において北欧のライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」を開業

2019年2月

子会社フィンテックアセットマネジメント㈱が第二種金融商品取引業登録

2019年3月

子会社㈱ムーミン物語が運営する「ムーミンバレーパーク」が開業

2021年2月

東京証券取引所マザーズ市場から東京証券取引所市場第二部へ市場変更

2022年4月

東京証券取引所の市場区分再編により、東京証券取引所スタンダード市場へ移行

2023年3月

少額短期保険、認可特定保険、制度共済、その他の共済・補償サービスのリスクヘッジの手配支援業務などを行う㈱トリニティジャパンの株式50.1%を取得し、連結子会社とする

事業内容

フィンテック グローバルとそのグループ企業は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業セグメントには、投資銀行事業、公共コンサルティング事業、そしてエンタテインメント・サービス事業が含まれます。

投資銀行事業では、ファイナンス・アレンジメント業務、フィナンシャル・アドバイザリー業務、アセットマネジメント業務(不動産投資運用や投資ファンド運用など)、航空機アセットマネジメント、航空機技術アドバイザリー、航空機登録サービス、プライベートエクイティ投資、そしてアセット投資などを手がけています。これらのサービスは、フィンテックアセットマネジメント株式会社、FGIキャピタル・パートナーズ株式会社、SGI-Group B.V.、SGI-Aviation Services B.V.などの関連会社を通じて提供されています。

公共コンサルティング事業では、地方公共団体の財務書類作成支援や公共施設等総合管理計画策定支援などを行っており、これらのサービスは株式会社パブリック・マネジメント・コンサルティングが担当しています。この事業を通じて、地方財政の健全化に貢献しています。

エンタテインメント・サービス事業では、テーマパークの開発、保有、管理、運営を行っており、特に北欧のライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」とムーミンの物語を主題とした「ムーミンバレーパーク」の運営が注目されています。これらの施設は、株式会社ムーミン物語と飯能地域資源利活用合同会社が中心となって運営しており、フィンテック グローバルは「メッツァビレッジ」を保有し、賃貸しています。

これらの事業を通じて、フィンテック グローバルグループは多方面にわたるサービスを提供し、様々なニーズに応える企業グループとしての地位を確立しています。

経営方針

フィンテック グローバルは、革新的なストラクチャードファイナンスの効用を産業界全体に浸透させることをコーポレートアイデンティティとして掲げています。同社は、金融環境の変化に応じた先端的な金融商品やサービスを提供し、顧客の企業価値や資産価値の最大化を目指しています。これにより、ステークホルダーの満足と地域社会の発展に貢献することを目標としています。

経営戦略として、フィンテック グローバルは、事業承継ソリューション業務受託やプライベートエクイティ投資の強化、顧客ニーズに即した商品組成と販売強化、投資資金の確保などに注力しています。また、預り資産残高の増加によるストック型収益基盤の拡大や、地域課題ソリューション業務の強化も重要な取り組みとしています。

さらに、フィンテック グローバルは、自己資本利益率(ROE)を重要な経営指標と位置づけ、ROEが安定的に20%超となることを目指しています。この目標達成のため、収益力の強化を中心に、事業承継ソリューション業務受託などの高収益事業の強化、優れた人材の採用・育成・維持、コストコントロールなどの施策を推進しています。

これらの戦略を通じて、フィンテック グローバルは、投資銀行業務、投資運用業務、地域課題ソリューションなどの事業分野で高い付加価値を生み出し、収益力の向上と地域社会への貢献を目指しています。